ご紹介する「ホテル暖香園」は、伊東駅から徒歩約10分の場所。温泉宿が点在する温泉地の中心部に位置しています。客室数120室ある大きなホテルで、隣接する建物には、ボウリング場「ダンコーエンボウル」や、レストラン「ル・オール」などの娯楽施設があり、近代的な印象を受ける温泉ホテルです。しかし、ホテルの創業は明治22年で、明治時代に制作された古地図に名を残しているほど古くからある温泉宿。現在ある温泉宿の名前を探しても記載されている名前は「暖香園」くらいしかありません。
大正から昭和にかけて活躍した詩人「室生犀星」が伊東を訪れた時、ここに泊まったと云われており、著名人達をも、もてなしてきた温泉です。ホテルの大浴場では、昔から旅人などを癒してきた温泉が湧き続けており、早速、温泉がある大浴場を覗いてみましょう!
こちらはホテル1階にある大浴場「さがみ」です。
ホテルと言うと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、ここは意外にも日帰り入浴を行っていて、いつでも利用することができます。480人収容できる巨大なホテルのため、大浴場はもちろん、脱衣所やパウダールーム、洗い場などのパブリックスペースは、広く設けられています。
日帰り入浴を行っていることがあまり知られていないためか、お風呂は比較的空いていることが多く、運が良ければ一人でのんびりと利用することができるかもしれません。このお風呂は、大人が数十人以上入っても大丈夫な位の広さ。ここまで大きなお風呂を、独り占めできてしまうなんて贅沢ですよね!
いきなりですが、こちらは一体何だか分かりますか?
これは、先程紹介した大浴場「さがみ」の湯の注ぎ口です。「ゴ〜」と言う轟音にも近いような音を激しくたてながら流れる湯。まるで滝のように威勢よく流れ出ています。他の温泉宿と比べ物にならないくらい、豪快に流れ出ており、こんなに温泉を出し続けていられるなんて自家源泉を所有しているからこそ! 惜しげもなく温泉が出ているので、浴槽の縁に目をやれば、絶えず温泉が溢れ出ていて、浴槽内は常に新鮮な湯が保たれ清潔感もたっぷりです。
こちらは、大浴場「さがみ」の隣にある、露天風呂「うらら」です。一変して違った表情のお風呂で、大人が5、6人は入れるくらいの小さなお風呂ですが、木が植えられていた庭園、温泉に「ちょろちょろ」と注がれる湯の音など、日本的な温泉風情を感じながら入れます。往来の人々も感じたであろう湯の情緒を味わいながら、しんみり浸かってみて下さいね。
ここの温泉の泉質は、単純温泉。無色透明の癖や嫌味が無い優しい感触の湯で、湯上がりの肌は、なめらかで美肌効果も抜群。大浴場はこの他に、露天風呂「やんも」が付いた「するが」があります。こちらも負けないくらい広々としたお風呂で、備長炭のすき間からあふれる良質な温泉で、快適な入浴がきっと楽しめますよ。
『温泉データ』
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
源泉温度:50.2度
外来入浴:あり
※日帰り入浴時間は、下記のMEMO【暖香園】よりお問い合わせ下さい。
ホテルなので、乳液などのアメニティーが充実していて使い放題! ホテル暖香園の敷地内には、離れの宿「別邸 たき岡」があるので、泊まってゆったりのんびりと過ごしたい方はお勧めです。
「ホテル暖香園」のお風呂は、とにかく広く、気分をスッキリさせてくれること間違いなし! 良いものだけが残される時代、ここを訪れて歴史ある温泉を肌で感じ取ってみては如何でしょうか?
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