北海道・霧多布は自然の宝庫!圧巻の夕焼けや「ハナミズキ」の灯台も

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北海道・霧多布は自然の宝庫!圧巻の夕焼けや「ハナミズキ」の灯台も

北海道・霧多布は自然の宝庫!圧巻の夕焼けや「ハナミズキ」の灯台も

更新日:2016/02/28 16:52

KONDO EIJIのプロフィール写真 KONDO EIJI 車中泊旅ブロガー、滋賀県郷土史研究家

霧多布岬(きりたっぷみさき)は、北海道根室半島の付け根の少し西、そこから太平洋に小さく突き出す霧多布半島の東端にある岬です。

自然豊かな北海道の中でも、この岬周辺は特に自然が豊富。動植物が大切に保護され、貴重な自然が残されています。宗谷岬や襟裳岬ほど知られてはいませんが、出合える自然の風景の美しさは間違いなく超一級品です。

自然が一番美しい!そう感じさせてくれる霧多布をぜひ感じてみてください。

霧多布岬と湯沸灯台

霧多布岬と湯沸灯台

写真:KONDO EIJI

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霧多布岬(北海道厚岸郡浜中町)の正式名は、湯沸(とうふつ)岬といいます。そして岬の先端にある灯台が、湯沸灯台。赤と白に塗り分けられたこの灯台までは遊歩道が整備されており、そこからの夕景は見事な絶景。特に琵琶瀬湾(びわせわん)側の海岸線は、沈みゆく夕日とそのシルエットがとても美しく見えます。

この灯台、映画「ハナミズキ」で、生田斗真さんと新垣結衣さんの夕陽のキスシーンでも使われていました。この映画を見て訪れるファンの方も、少なくないようですよ。

岬のある霧多布半島は、陸繋島(りくけいとう)といって、島が砂州によって繋がったもので、ちょっと珍しいもの。地図をご覧いただいてもわかるように、今は霧多布大橋により繋がっています。
この辺りでは、お盆をひっくり返したような平らな島がよく見られますが、ちょうどそういった島と陸とが繋がっている、そんな感じです。

もう一つの岬、アゼチ岬

もう一つの岬、アゼチ岬

写真:KONDO EIJI

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霧多布半島には、もう一つ‘アゼチ岬’という岬があります。これは半島の南側、琵琶瀬湾に突き出した岬で、ここからも不思議な形をした、島が見えます。向こうに見える大きな島が嶮暮帰(けんぼっき)島で、手前の小さな島が小島です。

嶮暮帰島は、かつては昆布漁に従事する人が住んでいましたが、今は無人島となっています。ここには、ムツゴロウさんこと作家の畑正憲さんが、一時期定住されたこともあったそうです。

一方、小島には、エトピリカという口ばしが赤くて美しい鳥が営巣しています。これは日本では生息数の少ない大変珍しい鳥で、北海道のこの辺りの一部の小さな島でしか生息していません。小島自体は、名前のとおりとても小さな島なのですが、大変貴重な島でもあるのですね。

なおこのアゼチ岬も、映画「ハナミズキ」で2人乗りの自転車のシーンで使われていました。湯沸灯台とともに、ファンの方は必見です。

広大な霧多布湿原

広大な霧多布湿原

写真:KONDO EIJI

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霧多布半島が突き出している陸側の部分、ここには広大な湿原「霧多布湿原」が広がっています。南北長が約3〜4km、東西長が約9kmもの広さで、ラムサール条約登録湿地に指定されており、貴重な動植物が数多く生息し保護されています。

霧多布湿原について詳しく知りたいという方は、「霧多布湿原センター」に立ち寄るといいでしょう。資料などはもちろん、2階には広大な湿原を見おろす展望ホールがあり、カフェでは本格的な食事もできます。また、マウンテンバイクなどのアウトドアアイテムの貸し出しもされているので、周辺を自転車でまわってみるのもいいですね。

この霧多布湿原には、湿原を突っ切る道路が通っており、そこでは間近に湿原を見ることができます。しかし、この湿原をより広く、そして美しく見るというのであれば、道道123号線の琵琶瀬展望台が一番です。ここからの湿原ならびに琵琶瀬の町、うねる川の風景は、もう圧巻。一見の価値、大ありです!

霧多布キャンプ場と霧多布温泉「ゆうゆ」

霧多布キャンプ場と霧多布温泉「ゆうゆ」

写真:KONDO EIJI

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霧多布岬のすぐ近くにある「霧多布キャンプ場」も、ご紹介しておきます。

海が一望できる草原に立ち並ぶバンガロー、場内は大変きれいに整備され、その眺望は言うことなし。思い切り自然を満喫できるキャンプ場です。

持参テントや車泊であれば、無料で利用することができるのも驚きです(バンガロー使用は有料)。キャンプに必要な用品などは全て持参が基本となりますが、これだけの美しい大自然の中でキャンプができるだけでも感激ものです。使用する側も、自然を傷めないようマナーを守りたいですね。

受付の際には、管理人さんに地元の情報をぜひたずねてみてください。オススメの観光地はもちろんのこと、旬な食べ物やお店など、地元の方ならではのとっておきの情報を、きっと教えていただけるでしょう。
なお、キャンプ場は冬季は閉鎖されています。2015年の場合、6月初旬〜10月中旬の営業でしたので、ご利用の際にはご注意を。

そして、キャンプ場から車で5分の所には、日帰り温泉施設の霧多布温泉「ゆうゆ」があります。こういった所で温泉に入れるだけでも嬉しいのですが、施設も清潔で、入浴料も500円と大変お手頃。霧多布の絶景を見ながらの入浴、いいですね!

まるでオーロラ?ふり注ぐような夕焼け!

まるでオーロラ?ふり注ぐような夕焼け!

写真:KONDO EIJI

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もう、この世のものとは思えないような美しさの夕焼け!霧多布では、こういう絶景が見られるかもしれません。

強い風により次から次へと形を変えてゆく雲が、夕陽の光りに彩られ、オーロラのように見る者にふり注ぎ、覆う・・時には大地が炎で燃えているかのように、そして時にはオレンジ色の火が発する光りのように・・。

これまで多くの夕焼けを見てきましたが、これほどダイナミックで幻想的な夕焼けは後にも先にもここだけ。どんどん姿を変えていくのは、何か一つの壮大なショーを見ている、そんな感じがしました。
こんな夕焼け見たことない!別世界のような霧多布の夕焼けは、文句なくナンバーワンです。

地元の方にうかがってみると、こういった夕焼けは時折見られるとのこと。霧多布への旅の際には、「夕景の霧多布」にもチャレンジしてみてください。

おわりに

圧倒的な自然の美しさ、そのことばがピッタリの霧多布周辺。
自然を満喫した後は、温泉につかり、そして霧多布の町に出て食堂で食事。自然に癒され、人に癒される。そんな感じで何度でも行きたくなる、霧多布です。

厚岸町方面から来られる場合には、海岸沿いの道を通ってくるのが絶対にオススメです。荒々しい波や、それに削られてできあがった自然の景勝地を存分に味わうことができます。

派手に目立つ観光地ではありませんが、自然派の道東旅では何よりのオススメ場所です。ぜひ一度、訪ねてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/10 訪問

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