更新日:2013/08/14 16:27
東京都内でただひとつの金魚の市場がある江戸川区。入り口では、興味深い金魚のセリ場面のDVDが常時、映し出されています。
中に入ると金魚の王様と呼ばれている壁に描かれた江戸川琉金(りゅうきん)が出迎えてくれます。江戸川琉金は、金魚の中でも一番金魚らしい金魚と言われており、丸い体型に小ぶりの顔が何とも愛らしい、金魚の王道とも言えるルックス。そして、その先には江戸川区と金魚の関わりがわかりやすく紹介されています。
会場内にはいくつかの水槽があり、昔ながらの鉢からLEDの水槽など金魚の歴史と共に、水槽の移り変わりを実際に見ることができます。LED水槽は他の水槽と違ってキラキラとより一層、金魚の泳ぐ姿が強調されて美しく金魚を見せるのに効果的です。
他に金魚をモチーフにした手ぬぐいからガラス工芸など、実物の金魚の他にもありとあらゆる作品が展示されているのも魅力です。その中でもとくに、浮世絵や現代アートや金魚を唯一のテーマとして活動する美術作家・深堀隆介氏の作品に注目です。
この深堀氏の作品で「金ぴと」という、繰り返し貼って剥がせるウォールステッカーというのがあります。実際に自由に貼れるコーナーがありますので、自分の部屋を思い浮かべながら楽しむのも金魚好きさんならではの醍醐味が味わえます。
そもそも金魚は、フナの突然変異であるヒブナを観賞用に飼育・交配を重ねていった結果生まれた観賞魚だってことをご存知でしたか?
孵化してからしばらくの間はフナと同じく黒色をしており、ここから徐々に赤い色などに変化するので、産まれてからしばらくはどんな金魚になるのか見た目ではわからないのだそうです。
そして昔は水槽・金魚鉢さえもなかったので、タライとか鉢で飼うしかなかったため背中からの見た目、華やかさを追求したと言われていて、金魚を一番美しく見るのは上からなんだそうです。
展示されている平成金魚大全「ランチュウ班名図」という、上から見た金魚の模様を描かれたものがあります。ハート・鹿の子・日の丸・口紅・かんざしなどとてもユニークなものが並び、また違った視点で金魚が鑑賞できます。ここでは上から眺められる鉢の中の金魚も展示されていますので、図と見比べながら泳いでいる金魚を見ていると楽しみながらいつの間にか金魚通に!
美しい泳ぎにカメラを向けると、出目金ちゃんと目があっちゃいました。上から鑑賞する金魚は、とても優雅で美しいと言うことが実感できました。
「金魚のアートガーデン」では、金魚を見たり説明を読んだりするだけではなく、折り紙や塗り絵をその場で楽しむことができるコーナーもあります。金魚の折り方が丁寧に説明されているので、実際に手にとって折り紙で金魚を作る体験が出来たり、金魚すくい選手権やタイルで可愛い金魚を作るという「タイルアート」のワークショップが開催される日もあります。
和めるゆるキャラの「えど金ちゃん」もいて小さいお子さんから大人まで楽しめます。
金魚すくい開催日 8月2・10・17・21日
金魚選手権開催日 8月31日
タイルアートのワークショップ 9月21日
折り紙・塗り絵は常時利用できますが、詳しくは公式サイトでご確認くださいね。
金魚で楽しんだ後にオススメな伝統工芸カフェ・アルティザン。同じくしのざき文化プラザの3Fにあります。なぜオススメかと言うと、江戸川区名産の小松菜を使ったさっぱりとしてとても飲みやすいと評判の、小松菜スムージーが飲めるからです。
他にも小松菜を扱ったバームクーヘンや麺類、採りたてのサラダ小松菜などこの土地ならでのお土産も販売されています。
8月26日には、金魚アートガーデンの催し物で金魚に関連した楽しい曲のライブが18時から行われますのでお見逃しなく!
尚、金魚のアートガーデンは10月14日まで行われており入場無料です。
この夏、家族皆さんで楽しめる金魚アートガーデンに涼を求めて出かけてみませんか?
お子さんの夏休みの自由研究にもいちおしです!
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