石川県民はみんな大好き!まつや「とり野菜みそ」

石川県民はみんな大好き!まつや「とり野菜みそ」

更新日:2016/03/05 10:56

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
全国各地には様々なご当地グルメがあります。石川県内にもご当地グルメと呼ばれているものがいくつかありますが、今回ご紹介するのは金沢近郊の「かほく市」に位置する「まつや」という会社で製造されている「とり野菜みそ」。簡単にいうと「調味みそ」ですが、これを使って作られた鍋料理は石川県民にとっては欠かすことのできない鍋料理なのです。この「とり野菜みそ」は石川を代表するお土産としても人気です!

金沢近郊にはレストランも!

金沢近郊にはレストランも!

写真:Mayumi T

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この「まつや」という会社が製造している「とり野菜みそ」は、大豆と米麹からつくられている石川県の家庭味噌を基本に、香辛料などを混ぜ合わせた調味みそですが、現代人にも親しまれるようにアレンジされています。鍋料理はもちろんですが、調味料の一つとして様々な料理に使うことができます。

「調味みそ」として石川県内外のスーパーや小売店などで購入することができます(下記MEMO「まつや」HPからネットでも購入可)が、このみそを使った鍋料理などを提供している「まつや」直営のレストランもあります。

このレストランというのは「レストラン まつや」。金沢近郊の「かほく市」という街に位置し、金沢市内からでも車で大体15〜20分ほどで行くことができます。調味みその「とり野菜みそ」とともに数々のメディア等でも取り上げられており、金沢近郊の街からは勿論、能登や加賀方面など県内全域、また全国からもたくさんの方々が訪れる人気のレストランとなっています。

レストランでは様々な鍋を味わえる!

レストランでは様々な鍋を味わえる!

写真:Mayumi T

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現在、この「とり野菜みそ」は全国的にも知られるようになっていますのでご存知の方も多いかもしれませんが、この調味みその商品名である「とり野菜みそ」の「とり」というのは鶏肉の「とり」ではなく、野菜や栄養を「摂る」ということからきています。野菜や栄養をたっぷりとることができるようにと考えられているんですよ。

石川県内では鍋料理というと、この「まつや」の「とり野菜みそ」を使った鍋料理がまず思い浮かぶところなのですが、本当に小さなお子さまからご高齢の方々までとっても愛されていて、各家庭ではこの「とり野菜みそ」をいくつも常備しているほど親しまれている調味みそなのです。

このレストランでも様々な鍋料理を提供。どの鍋も野菜がたっぷりととれ、味もスタンダードのみそ味からピリ辛なものまであって、どれもとても人気です!

また店内は、テーブル席の他にお座敷の広いスペースがあります。靴を脱いでゆったりと、ご家族やグループ、皆さんでくつろげますよ。

野菜がたっぷり!

野菜がたっぷり!

写真:Mayumi T

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鍋が運ばれた途端、この鍋を囲んで座っている人たちはいっそうニコニコ笑顔になってしまいます。(写真は「とり野菜」鍋2人前)そして鍋の中で野菜やお肉などの具材が煮込まれるのを眺めながら待つのも、楽しいもの。家族で自宅の鍋を囲んで会話をしながら、みんなで団らんのひと時を過ごすのと同じような時間を、このレストランでも過ごすことができます。

このレストランではご家族やご友人同士のグループなど、常に本当に多くの方々で賑わっています。地元の人同士以外でもご旅行中の方々の姿も多く、とても親しみのあるレストランです。

様々なメニューがありますが、どのメニューも野菜がたっぷりと鍋に盛りこまれていることが特長です。また鍋料理というと「冬」に食べるイメージがありますが、この「とり野菜みそ」鍋、石川では冬の時期は勿論、暑い真夏の時期などにも食べられている定番の料理となっています。このレストランでも、一年中たくさんの方で賑わいをみせていて、真夏の暑い8月でも食事時には行列ができるほど!常にこの鍋料理を求めて、たくさんの方々が訪れています。

独特のみその風味とコク!

独特のみその風味とコク!

写真:Mayumi T

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このみそのルーツはとても古く、江戸時代にまでさかのぼるのだそう。「まつや」の初代当主であった松屋和平氏が当時、北前船の廻船問屋を営んでいましたが、この航海が非常に長くて過酷なものだったようです。

それでこの航海を乗り切るために、栄養の高い食事をとらせようと当主自らが考案し、つくったのが「とり野菜みそ」のみその基となるものでした。そしてこのみそを魚や野菜とともに鍋で煮込んだところ、野菜はたっぷり摂れ、船乗りたちに喜ばれたのだとか。

そして昭和39年に「まつや」を創業した際、この鍋料理を「とり野菜みそ」と名づけてメニューに加えたところ、とても好評を得たそうです。そして各家庭でもこの味を楽しみたいという声があがり、調味みそである「とり野菜みそ」をスーパーなどでも購入できるようにし、それが広まって、多くの石川県民に知られるようになったそうです。

写真は「とり野菜」鍋の野菜や鶏肉がグツグツと煮込まれ、ちょうど食べ頃になったところ。煮込まれるほどに、独特の調味されたみその風味が辺りにたちこめてきて、実に食欲をそそります!一口、口に入れるとみその独特の風味と味わい深いコクが感じられてきて、たっぷりの野菜もあっという間にペロッと食べることができてしまいます。

お土産にも最適!

お土産にも最適!

写真:Mayumi T

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写真は、今回ご紹介した石川県内の多くの家庭で常備されているという調味みその「とり野菜みそ」です(※鍋は盛り付け例、調理例。)。野菜は白菜がとても合いますし、お肉も鶏肉が定番ではありますが、鶏肉以外のお肉でもいけます。また海鮮類などで作ってもとても美味しくいただけますよ。

「とり野菜みそ」は、先ほどご紹介のレストラン内でも販売されていますが、レストラン以外でも石川県内ではスーパーなどでも販売されています。ご家庭でもぜひ「とり野菜みそ」を使った料理をお楽しみください!

この「とり野菜みそ」の他に関連した様々な商品もあります。また各企業とのコラボ商品も販売されていて、「味噌まんじゅう」などの和菓子や、ラーメンやうどん類、また簡単に食べられるカップ麺などの商品も販売されています。

石川のお土産としてぜひいかがでしょうか(詳しいコラボ商品などについては下記「まつや」HP内にも掲載されています)。

アレンジメニューが多彩!

この「とり野菜みそ」は、最近ではプロの料理人の方々もご自宅で鍋料理をされる際に使っているのだとか。

そして「とり野菜みそ」を使った料理は、鍋料理だけではありません!鍋料理の他に、様々な料理の隠し味などにも使えます。下記「MEMO」のHP内には様々なアレンジ料理が紹介されていますので、ぜひご参考になさってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/14 訪問

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