写真:かのえ かな
地図を見る平塚八幡宮は第16代天皇・仁徳天皇が、平塚を襲った大地震に苦しむ人を見かねて国土安穏のために創ったのが始まりです。当時は鶴峯山八幡宮と呼ばれ、第15代天皇である應神天皇の御神霊が祀られました。
その後、推古天皇の御代にも大地震に見舞われたため、国家安泰を祈願して社殿を造営。さらに天武天皇はこの地域で集めた税の3分の2を寄進し、文武天皇は宝剣・天晴彦(あめのはるひこ)を奉納、聖武天皇は相州一国一社の八幡宮(霊場)に定め、「法華経」を奉納しています。
このように平塚八幡宮は、歴代の天皇による国土安穏への願いが込められた、歴史的にも価値の高い神社なのです。
写真:かのえ かな
地図を見る平塚八幡宮が今も昔も多くの人に愛されているのは、こうした歴史的背景だけが理由ではありません。平塚八幡宮で忘れてはならないのが、アヒルや鴨たちの存在です。その可愛らしい姿がネットで拡散され、話題になっています。
アヒルや鴨たちは、大鳥居(一の鳥居)の右手にある東御池を中心に、いたる所でノビノビとしています。手水舎で手や口を清めていたら、こぼれる水を目当てにアヒル達が近づいてくることも。エサが100円で販売されているので、あげてみるのも楽しいですよ。
写真:かのえ かな
地図を見る一国一社の霊場として鎮座してきた平塚八幡宮には、武運や勝負運、安産や厄災の守り神としてのご利益があるとされています。あの源頼朝や徳川家康が篤く崇敬していたことでも有名です。
また平塚八幡宮は、御祈祷やお祓いで多くの人の信仰を集めている神社でもあります。厄除や八方除、方位除、車のお祓いのほか、妊娠5か月目の戌(いぬ)の日に岩田帯を巻く「安産祈願」、生後約30日前後に初めて神社を参拝して、子供の健やかな成育と幸せを願う「初宮詣」、そして「七五三詣」も行われているので、祈祷・お祓いを目的とした参拝もオススメです。
写真:かのえ かな
地図を見る御殿を参拝したら、右手にある末社三社も必ず参拝しましょう。実は、平塚八幡宮の中で最も強いパワーが出ているとされるのが、この3つの境内外社なのです。それぞれ、このようなご利益があるとされています。
■諏訪社→開運・交通安全
■若宮社→子守・子どもの守り神
■神明社→出世・商売繁盛
写真:かのえ かな
地図を見る平塚八幡宮の見どころは、古くから存在する御殿だけはありません。東御池の反対側に位置する池の中の「弁財天社」も忘れずに参拝しましょう。
弁財天社は、平成23年3月に平塚市岡崎鎮座駒形神社末社の弁天社より、新たに迎え入れた神様です。金運や芸能運のご利益のほか、女性には嬉しい美容の神様ともされています。
平塚八幡宮はアクセスが便利なので、初めての神奈川観光でも行きやすい場所です。電車なら、JR東海道線の平塚駅・北口から徒歩約8分。国道1号線沿いにあるので車でもドライブがてら立ち寄ることができます。
アヒルや鴨が出迎えてくれる神社・平塚八幡宮にぜひ、足を運んでみてくださいね。
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この記事を書いたナビゲーター
かのえ かな
鉄道で気ままに旅をして、全国のいろんな駅を訪ねるのが好きな、ひとり旅愛好家です。学生時代に駅弁屋でアルバイトをしており、お客さんの旅話を聞いているうちに、鉄道旅に興味を持つようになりました。旅先での主…
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