青森県三沢市は、昭和6年(1931年)に世界で最初に2人のアメリカ人が太平洋をプロペラ機で無着陸横断した出発点となっており、今では三沢市と到着地点のウェナッチ市は姉妹都市で結ばれています。戦後は在日米軍基地が置かれ、多くのアメリカ人が住んでいますが、実は戦前からアメリカと縁があったのです。
また、例年9月には航空祭が行われ、日米合同の空のショーに全国から人が集まります。
その三沢市に、本格的な味でアメリカ人にも人気のある店が「ピッツェリア マッシモ」です。
石窯で薪を使ってナポリピッツァを焼きあげる「ピッツェリア マッシモ」は、アメリカの雑貨を多く扱うSkyPlazaMISAWAの正面入り口から入り、広場を通った突き当たりにあります。ガラス張りの店は店外から、手でピッツァを作り、焼く工程の全てを見学することが出来ます。
風光明媚な景観のイタリア・ナポリはピッツァの本場です。その味を再現するため、本場と同じく小麦粉、水、酵母のみで生地を作っています。更には食材へのこだわりで、主なものはイタリアから輸入し、美味しいピッツァを提供しているのです。
店内はナポリのピッツァ店を思わせるような、様々な工夫がされています。ナポリの日常や街の写真の他に、ワインのコルクや様々なドリンク類のキャップ。そのキャップで作られたイタリアの地図もあり、あちらこちらを見ていて飽きることはありません。
店内には薪が積み重ねられています。これは石窯で使われる薪で燃料でありながら、店内のインテリアとなっています。ランチタイム、ディナータイムでは多くのアメリカ人が来店し、国際色豊かな「三沢市」を印象付けています。
市には他にも、フィリピン料理店、タイ料理店、インド料理店、メキシコ料理店、フランス料理店やスペイン料理店もあり、人口がわずか4万3千人でありながら、米軍関係者は1万人もいる国際都市三沢の名にふさわしい多様性があるのです。
ナポリの窯工房から船便で直輸入した石窯は、オーナー自ら現地で確認し発注したこだわりの品で、正面上に店名が入っています。石窯の温度は450℃で、焼く時間は1分30秒。この温度と時間は重要で、温度が高過ぎれば表面だけが焼けてしまい、時間配分を間違えると本来のピッツァの風味を出せなくなるのです。さらに単に温度と時間だけではなく、丁寧に人の手で焼き加減を調整するのです。
ピッツァ専属職人をピッツァイオーロと言いますが、ピッツァイオーロが絶妙のタイミングで焼き上げるピッツァに、大満足出来ることでしょう。
昼にはランチセットがあり、サラダ、デザート、ドリンク付き等がコースで選択出来ます。
今回ご紹介しているのはモッツアレラチーズ、イタリア産ツナ、きのこ、そしてバジルで焼かれたものです。実に多くのピザの種類があり、その違いを聞きながら、食べたい味にトライしてみてはいかがでしょうか。
調味料も種類が多く、また辛さの種類も激辛までありますので、お好みで調整して下さい。
ナポリから輸入した石窯に、主食材もイタリア産、そしてピッツァイオーロが丁寧に焼きあげるナポリピッツァに、世界第三位の誇りと自信を感じることが出来るでしょう。こちらはわざわざ、足を運ぶ価値がある店ですので、どうぞその味を試してみて下さい。
なお、ピッツェリアマッシモは「スカイプラザミサワ」の中にありますが、ここはアメリカ雑貨満載の場所で、歩くだけでアメリカにいる気分となるのでは。
そして三沢市といえば、9月の「航空祭」が有名です。これらの情報は下記の関連MEMOをご覧ください。
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