写真:森 のこ
地図を見る小諸ツリーハウスプロジェクトは、「子どもにもっと自然と触れ合ってほしい」という理念のもと、日清食品の創業者・安藤百福氏が創設した公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団が行っている活動のうちの一つ。活動拠点である長野県小諸市の「安藤百福センター」の敷地内にある森の中に、ツリーハウスが建てられています。
全部で7つあるツリーハウスのデザインは、佐藤可士和氏をはじめとする有名クリエイターが担当。それぞれ個性的なコンセプトを持ったアートなツリーハウスで、まるで木々に紛れるように、小諸の豊かな自然と調和する形でツリーハウスが設置されています。
写真:森 のこ
地図を見るいくつかツリーハウスをご紹介していきましょう。写真は、姉川たく氏率いる
KANIKAPILA DESIGN Inc.がデザインした「オオムラサキのツリーハウス」。”オオムラサキ”という蝶をモチーフにしたもので、蝶に乗って空を飛ぶというイメージを体感できるよう創られたツリーハウスです。
実際に登ってみると、ふわふわと揺れる仕掛けになっており、まさに蝶に乗って飛んでいるような浮遊感を感じられる作り。ただ形を模しただけではなく、飛ぶ疑似体験ができるよう工夫が施されています。
写真:森 のこ
地図を見る次に紹介するのは、樹の上で”木漏れ日の茶事”を開いて客人をもてなす、そんな構想で造られた「又庵」。建築家の古谷誠章氏によるデザインで、吉野杉の木目を生かした、木のぬくもりがダイレクトに感じられるツリーハウスです。
ツリーハウスの床面積は1畳半ほど。客を招いてお茶をふるまうのに、必要最低限な広さまで切り詰められ、”木漏れ日の茶事”にはまさにぴったりな空間。木々の間からこぼれるやわらかな陽の光を浴びながら、のんびりとお茶を飲んで語らう、そんな穏やかな情景が目に浮かんでくるようなツリーハウスです。
写真:森 のこ
地図を見る続いて紹介するのは、「チーズハウス」と名付けられたツリーハウス。有名キャラクターのリデザイン等で有名なplay set products(プレイセットプロダクツ)によるデザインです。
子供の頃放送されていたアニメの中で、小動物がチーズを見つけて持ち帰る、そんなシーンを見た記憶がある方も多いのでは?このチーズハウスはまさにそのイメージを形にしたもの。見つけたチーズを取られないよう、木の上に置いて、食べながらチーズの中に入って暮らしている、そんな様子を小動物気分で体感できるツリーハウスです。
写真:森 のこ
地図を見る最後に紹介するのは、樹脂製のネットをクモの巣のように張りめぐらして創られたツリーハウス「NEST」。エネルギーと人をデザインによってつなぐというコンセプトの元、活動を続けているデザインチーム・ENERGY MEETによるデザインです。
ネットでできているので、光も風も、そのままダイレクトに感じられます。それはまさに、森の中に家というよりも巣を作ったような気分。より森と一体化するような心地よさを味わえるでしょう。
通常、どのツリーハウスも安全上の理由から、普段は中に入れないようになっています。年に数回行われているイベント時ならば、すべてのツリーハウスにはしごがかけられ、登れるようになりますので、ぜひイベント開催に合わせてお出かけください。
なおイベントの情報については、この記事の関連MEMO欄に記載の公式サイトや公式Facebookページにて確認することができます。
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(2024/9/18更新)
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