明治・大正を思わせる店先。
道後の商店街の中にあって、そこだけポッカリ異空間になっているようです。しかし違和感はなく、うまく溶け込んでいるように感じます。
この店舗は、大正末期に建てられてた道後郵便局舎と奥の局長宅であった空家を、有効活用したものだそうです。
しっかりと目を引くその外観は、まさにフォトジェニック!
見れば思わずシャッターを切りたくなるでしょう。
店内に入ると、そこには京の町屋を思わせる「ウナギの寝床」が現れます。
間口2間半(約4.5m)奥行27間(約49m)という、典型的な京の町屋構造です。間口を基礎に固定資産税を決められた頃の名残で、こういった町屋構造になっています。
このカフェをオープンする際、もっともこだわったのが、町屋の風情を残すことだったといいます。しかし、風情だけがこのカフェの魅力ではありません。そこにはオーナーの多くの想いがあります。
暖簾をくぐってすぐに、オープンパン工房(麭焼処)。「大切な人に味わってほしい。安心・安全のパン。」ということで、保存料を使わない自家製パンを作っています。このパンも、このカフェの特徴の一つです。パンを求めるためだけに、ここを訪れる人も多いのです。
そしてカフェ(珈琲庵)。ハンドドリップで一杯一杯ていねいに淹れた数種類のコーヒーを味わえます。それぞれに味わいのある、香り豊かなコーヒーが味わえます。写真の右手にあたるコーナーです。
そして写真左手から奥へ。
蔵もある石畳の通り庭を歩き、ギャラリーと奥座敷へ。この通り庭も、隠れたフォトジェニックスポットです。
靴を脱いで上がります。ここから先は禁煙コーナー。
ギャラリー(草木草)は、地元作家たちの手仕事作品が並んでいます。
そして奥座敷は、和のカフェ。ここからは奥庭を眺めることができます。畳敷きで、座布団と低いテーブルが配されています。座敷に座って眺める奥庭の風情は、味わい深いものがあります。特に梅雨時は、おすすめの季節です。庭の紫陽花がとても美しいのです。
写真はギャラリーの入口から写したもの。最も特徴的な空間は、ぜひ現地を訪れて味わってください。
コーヒーを中心に豊富なドリンクメニューがありますが、ここのおすすめは「ハンバーガー」です。メニューも豊富です。それぞれのメニューもまた、フォトジェニックです。
一番人気は「ジャコ天バーガー」ですが、この日は日替わりの、月見バーガーとブレンドコーヒーのセットを注文しました。最後にはデザートのシフォンケーキが付きます。
ハンバーガーやサンドイッチにも、もちろんここで焼かれたこだわりのパンが使われています。
美味しいコーヒーやハンバーガーも、ぜひ現地で味わってみてください。
店の入口にあるショーケースには、デザートが並んでいます。
店内で食べることもできるし、テイクアウトもできます。
人気はシフォンケーキですが、写真のロールケーキもおすすめです。
このロールケーキは、「道後スイーツ物語”道後ロール”」に参加していて、ガイドブックにも掲載されています。道後の色々な店で色々なロールケーキが味わえる企画です。食べ歩いてみるのも、楽しいですよ。
この店の魅力は、現地へ行ってこそ味わえるところが多々あります。パンやハンバーガー、そしてコーヒーなどの味わいもその一つです。そして四季折々の表情を見せる、通り庭や奥庭。
それらを味わうため、ぜひ現地へ足を運んでみてください。
きっと、このカフェに来るためだけに、道後を訪れたくなりますよ。
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(2023/12/5更新)
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