写真:那須 マッキー
地図を見る春3月下旬から白河小峰城の周辺一帯は桜の一大名所になります。例年4月中旬になると約100本以上のソメイヨシノが咲き誇ります。満開の時期には城と桜のライトアップも行われ、昼間と夜間の両方の花見を楽しめます。夜は公園からは町並みや那須連山も一望できます。
白河というと、白河ラーメンや白河だるま市が有名ですが、名所史跡が数多く残っています。奥州三古関の一つ、国指跡「白河の関」があり、戊辰戦争の際の幕府軍と新政府軍の激戦地となった場所です。家族揃って楽しめる「白河の関森公園」も隣接して整備されています。
日本最古の公園と言われる「南湖(名勝国指定)」も外せない桜の名所です。四季を通じて名松・桜・楓が湖面に映る様子が風情を誘います。
写真:那須 マッキー
地図を見る白河小峰城は名匠山田洋次監督作品、SMAPの木村拓哉さん主演の映画「武士の一文」の撮影が行われた場所。この白河小峰城の城主、松平家と縁のある、川越藩の伝統を今に伝える「川越火縄銃鉄砲隊」が毎年、白河桜まつりの時期にこの地を訪れ鉄砲隊の演武を披露しています。見応えのある時代絵巻に、桜見物の一般市民や観光客は大興奮。
白河小峰城と満開の桜をバックに鎧甲冑に身を固めた、武将の放つ火縄銃の轟音は想像以上の迫力です。一見の価値がありますよ!
写真:那須 マッキー
地図を見る本丸の石垣を積む際に、人柱とされた娘の霊を慰めるために、一本の桜の樹を植えたと云われ「おとめ桜」と呼ばれています。三重櫓のすぐ隣にはそのことを伝える小さな石碑が建っています。もとの「おとめ桜」は戊辰戦争の際に、戦火に巻き込まれて消失してしまいましたが、春になると新たに芽吹いた「おとめ桜」が見事な艶やかさで城内を彩り、訪れた方を愉しませてくれます。
写真:那須 マッキー
地図を見る白河が戦場となった「戊辰戦争白河口の戦い」は慶応4年明治時代を迎える直前に行われました。会津藩、仙台藩を中心とした(幕軍・東軍)と新政府軍(西軍)が激闘を繰り広げ、3か月以上にわたる戦いで千名を超える死傷者を出しました、戊辰戦争の中でも類をみない激戦地でもあったのです。戦いのあと白河の人々は敵味方を問わず戦士達を葬り、現在でも市内の各地には(東西)両軍あわせて30か所の慰霊碑が建っています。
市内には名のある桜の古木も沢山ありますので、歴史に興味のある方、お時間のある方は桜巡り旅も良いかもしれません。
如何でしたか?単なるお花見だけでなく、戊辰戦争の歴史の一端も垣間見る事の出来るお奨めの名勝地です。4月中旬になると、お城の内外が満開の桜に包まれます。川越鉄砲隊の演武は桜まつりの限定日に開催されますので、下記の関連メモのHPなどで確認してください。またお腹が空いたら名物白河ラーメンなどのB級グルメを味わってみるのも良いかもしれませんね。
交通アクセスも便利でJR白河駅からは徒歩約5分、東北自動車道白河ICからは車で約10分です。駐車場完備で城内拝観は無料で見学可能です。
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(2024/9/9更新)
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