写真:ろぼたん
地図を見る北海道大学のキャンパスは東京ドーム38個分とも言われる広大な敷地があります。季節ごとに北国特有の美しい花々が咲き、有名なポプラ並木をはじめとする緑豊かなキャンパスに点在する校舎の中には、100年以上も前の歴史的建造物なども現役で利用されていることから、構内を散策するだけで、フォトジェニックな景色が楽しめます。
写真はモデルバーンと呼ばれる「札幌農学校第二農場」。これぞ北海道という景色の見られるモデルバーンは、国の重要文化財となっており、夏季シーズンのみ開放されています。正門からクラーク像などの有名なそれぞれの名所スポットへはそれなりの距離がありますので、時間に余裕をもって散策しましょう。
写真:ろぼたん
地図を見る北大学食名物として学生にも観光客にも人気がある「牛とろ丼」。これは、生ハムと同じ「非加熱食肉製品」を利用した「牛とろフレーク」を使った丼のこと。十勝平野の中で自由気ままに育ったボーンフリーファームを使ったコダワリの牛丼。生の牛肉を食べることができなくなった現在、ユッケが好物という人には天国モノの丼です。
特製のタレがかかった牛トロとあったかご飯を、大きなスプーンで全体をしっかりと混ぜて、ご飯の温度で絶妙にとろけた牛肉をわっしわっしと頬張るようにいただきましょう。
写真:ろぼたん
地図を見る北大の学食で学生に人気のあるメニューは写真の「カレーライス」に「ピリカラーメン」、そしてボリューム満点の「チキンおろしだれ」が定番のBIG3です。どれもボリュームがあって安くて美味しいのが特徴。ササミチーズカツや鶏の唐揚げをカレーにトッピングしたり、ほうれん草の胡麻和えやサラダ、お味噌汁を組合わせて定食として食べても500〜600円程度で男性でもお腹がいっぱいになれます。
「ピリカラーメン」という名前が気になる人もいるかもしれません。ネギ、モヤシ、ニラ、チャーシューを刻んだものと、ピリ辛のソースがかかったラーメンで、食べると身体がポカポカに。一度食べたらヤミツキになるというこのラーメンの「ピリカ」とはアイヌ語で、「美しい」とか「可愛い」という意味。ピリッと辛いラーメンとアイヌ語からの意味をかけた、奥深いネーミングのラーメンなんですよ。「牛とろ丼」をはじめ、これら人気の定番メニューはどの学生食堂でも食べられます。
写真:ろぼたん
地図を見る地元の奥様たちや大学教授が会合などで利用しているのが、中央食堂の隣にある「エンレイソウ」というゲストルーム1階にある「レストラン エルム」。こちらは、学生食堂ではなく、北海道の老舗ホテル、札幌グランドホテルのシェフによる本格的なランチがいただけるレストランなんです。
お値段は学食に比べるとお高め。ですが、提供されるのはホテルクオリティのサービスとお料理。名物メニューは、道産の牛肉と野菜をたっぷり使った「クラークカレー」です。平日のみの営業となりますが、お土産としても見かけるグランドホテルのカレーが大学でいただけますよ。
■レストランエルム
住所:札幌市北区北11条西8丁目
営業時間:11時30分〜17時00分/定休日:土・日・祝日
写真:ろぼたん
地図を見る北海道大学の構内には全部で6つの学生食堂があります。観光客が利用しやすい学食は次の4つ。
■北部食堂(座席数:約1000)/住所:札幌市北区北17条西8丁目
■工学部食堂(座席数:約350)/住所:札幌市北区北13条西8丁目
■中央食堂(座席数:約400)/住所:札幌市北区北11条西8丁目
■クラーク食堂(座席数:約180)/住所:札幌市北区北8条西8丁目
このほか、農学部食堂、医学部食堂がありますが、座席数が少なく、すぐに学生さんでいっぱいに。座席数の多い食堂の方が用意される量も多く、品数豊富となりますので、上記4つが利用しやすいですよ。(農学部食堂は地下にあり、観光客は入りにくいかも)
観光客が一番多く利用しているのは、土日も営業している中央食堂ですが、さっぽろ駅から近い位置にあるのは、クラーク食堂です。平日の昼食タイムは、北海道らしい中央食堂限定メニュー、スープカレーも食べられる中央食堂の2階もオススメ。定休日や営業時間がそれぞれの食堂で違うので、平日の昼食時以外の訪問は注意が必要です。
また、先ほど紹介した「レストラン エルム」は写真のように、景色も抜群!学生たちが利用することはあまりありませんので、ゆったりした空間で贅沢なランチをいただくことができますよ。一方、学生食堂は昼休みの時間帯に多くの学生が利用します。学生たちが快適に勉学に励めるよう、観光で訪れた場合は少し時間をずらして利用しましょう。
学生食堂では一部、イスラムの教えに則った食品を扱うハラルフードもあり、ムスリム旅行者も安心して食べることができます。学生が健康で美味しいモノを食べられるように工夫された大学生協の学食メニューはバラエティ豊かで旅人も楽しめるはず。
春になり新学期が始まると、学生食堂の営業時間も長くなり、例年北部食堂では、朝食メニューを提供。栄養満点の朝食が200円と格安で食べられると、学生の間でも人気を集めています。北海道大学の構内には、ご紹介した学生食堂、「レストランエルム」のほか、カフェやレストラン、パン屋さんもありますよ。
下記MEMO欄の北海道大学生活協同組合のHP「北大ショップの営業時間」で学生食堂の営業時間をチェックすることができます。特に学生の試験期間や長期休暇期間は、営業時間の短縮などがありますので、昼食時間以外で利用したい場合は事前に確認されることをオススメします。
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(2025/1/22更新)
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