万博記念公園は都心の近くにありながら、その広さは甲子園球場の約65個分、約260haの広大な公園です。その中には万博時に日本政府より出展されたという、当時の造園技術の粋を集めて造られた日本庭園や、国立民族学博物館(通称:みんぱく、設計:黒川紀章氏)などの文化施設が建てられており、『ひまわりフェスタ』もそんな施設の1つ、自然文化園で開催されています。
自然文化園は、公園のランドマーク的存在の太陽の塔を中心とする西側の森、一帯を指します。夏場のひまわり以外にも、春には桜やチューリップ、ポピー、芝桜、ツツジ、秋にはコスモスなど1年を通してさまざまな花たちを楽しむことが出来る場所。今回の『ひまわりフェスタ』も多くの人々が、写真のような景色に心安らいでいました。
ここが大阪の都心とは思えない自然溢れる風景です。青空の下、太陽に向って凛と咲くひまわりの総数は約1万本。種類も約22品種もあり、写真のような画家マティスのタッチをイメージさせるような「マティスのひまわり」も咲いていました。ひまわりは画家の名前がそのまま品種名になることが多いようで、『ひまわり』で有名なゴッホの他にもゴーギャンやモネも名前になっており、その花を見ると時代も場所も違うけど、まるで彼らの作品を眺めているような錯覚に陥ることが出来るのです。
「向日葵色」とはひまわりの花のような鮮やかな濃い黄色のことをあらわしています。しかし実際のひまわりは決して黄色ばかりではなく、写真のような茶褐色色のひまわりもあり、その名も「ココア」。公園内では他にも、ぬいぐるみを連想させるような花弁がいっぱいでまるっこくてころんとした「テディベア」、芯に向かって赤茶色な花弁がいかにもパワーを集めているかのような「ソーラーパワー」など、巷ではなかなか見ることができない、ユニークなひまわりをみることができます。
写真はEXPO’70のテーマ館のシンボルだった太陽の塔。40年以上経た現在でも、どこからみても存在感抜群。
ひまわりの花期は7月下旬〜8月下旬ですが、ひまわりの季節にあわせて8月初旬から中旬にかけては、太陽の塔がある広場を中心に「イルミナイト万博」が開催されます。期間中は夜9時まで開園、キッズコーナーやフードコートがたくさんあって、夕涼みがてら家族で楽しめますよ。
万博公園への入場料金は大人250円、小中学生70円(※割引制度もあります)と格安な上、大阪の都心にあって交通のアクセスもかなり便利、マイカーでいらっしゃる方には広い駐車場も完備しています。
たっぷりまる1日、大人も子どもも一緒になって楽しめるスポット、万博記念公園へこの夏は是非おいでください。ちなみにひまわりは8月末まで楽しめますが、「ひまわりフェスタ」「イルミナイト万博」は8月中旬まで【2013年は8月18日(日)まで】となりますのでご注意ください。
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(2024/9/9更新)
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