写真:ろぼたん
地図を見る徒歩でも一日過ごせば、街並みをゆっくり鑑賞することのできるブルージュ。この中には3つの世界遺産があります。その1つが旧市街地域といわれる「ブルージュ歴史地区」です。救世主大聖堂、聖血礼拝堂、市庁舎、聖母教会、聖ヨハネ施療院といった歴史的建造物が点在する様子は、「屋根のない美術館」と讃えられるのにふさわしい佇まいです。残る2つは、同じ歴史地区にある「ベギン会修道院」と街の中心にある「鐘楼」で、それぞれ、「フランドル地方のベギン会修道院群」「ベルギーとフランスの鐘楼群」として選出されています。
写真は「ベギン会修道院」。ここを通るときは決して話してはいけないとの注意書きが。ヒッソリとした静寂の時間が流れています。ここで女性に出会っても話しかけてはいけませんよ。
写真:ろぼたん
地図を見るブルージュの街にはチョコレート店がいっぱい!小さな街の中にオシャレでカワイイチョコレート店が軒を連ねています。ですが、ここで注意が1つ。観光地にありがちな話ですが、多くがお土産専門店で実際に店舗でベルギーショコラを作っているお店は数件しかありません。
店舗内でバラ売りしていて、実際に作っている工房が見えるお店を探してみてくださいね。写真の店は街の中心にあるマルクト広場からほど近い場所にある「Van Oost」という小さなショコラ専門店。ブルージュ周辺に住むベルギーの地元の人が買いにくる本物のベルギーチョコのお店の1つです。
写真:ろぼたん
地図を見るブルージュはレースの街としても有名。中世の頃より貴族の衣服を華やかに飾ってきたレースの繊細さ、技術の高さは今もなお引継がれています。この地域の伝統的なレースはボビンレースといい、写真のように一度に100本の糸を使うようなデリケートな作業を行っています。
数センチを作るのに何時間もかかる細かい作業が続くレースは大きなものだとお値段も張ります。中国製や台湾製のレースを扱うお店もありますが、昔ながらの製法で作っているレースとはお値段の違いで判別できますよ。ただし、若い職人が練習を兼ねて作っているハンカチに施した刺繍や小物などは、良心的なお値段で購入可能。上質なアンティークレースは見学するだけでも価値があります。写真の老舗店「Rococo」や「レースセンター」などに足を運んでみてください。実演が見られることもありますよ。
写真:ろぼたん
地図を見る旧市街地内にはチョコレート店とレースを扱うお店がそれぞれ50店舗以上あるといわれています。小さな街ですので“店舗の密度”でいえば世界一ともいえるほど。そんなお土産探しや散策の合間に、スイーツやベルギーグルメで一休みはいかがでしょう?
運河や街並みの見えるお店で、バケツ山盛りのムール貝や特産のビールをいただいたり、軽食派ならフリッツ(フライドポテト)やベルギーワッフルがオススメ。もちろんデザートにはチョコレートを♪ベルギーは日本人の口にあう美味しい食事が楽しめる国ですよ。
写真:ろぼたん
地図を見るブルージュは多くの橋が架けられた運河と橋の街。観光の目玉の1つといわれているのが運河クルーズで、運河にかかる低く古い橋や中世の歴史が残る建物などは必見。屋根に階段のような段がある建物が多く、それらは昔、実際に屋根の修理を行うための階段として利用していたものなのだそう。
ホテルやレストランなどの建物が運河ギリギリに建っているため、食事をしながら写真の景色のような街並みを楽しむこともできます。
中世の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができるブルージュは、夜にはライトアップされて幻想的な街へと変わります。小さな細い路地に魅力的なお店が隠れていたり、馬車が石畳の路を走っていく旧市街は、観光客の心を奪う魅力で溢れています。
「屋根のない美術館」と評されるブルージュは、一度の訪問では味わいつくせません。季節をかえて二度、三度と足を運んでみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたナビゲーター
ろぼたん
身近な美味しいグルメから異国の絶景まで魅力がつきない旅の目的やスタイルは様々。平日のOLは、週末や連休、前後に有給休暇をプラスした週末の旅人に。限られた時間をやりくりしてココロと身体をハッピーにする夫…
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