健田須賀神社(たけだすがじんじゃ)[写真]はJR結城駅北口から約10分歩くと到着する神社です。御祭神は武渟川別命(たけぬなかわわけのみこと)・須佐之男命(すさのおのみこと)であり、家内安全・健康・病気平癒・厄除方位除・交通安全・合格必勝・縁結びの御利益があります。
健田須賀神社は健田神社と須賀神社という別々の神社を、明治3年(1870)に現在地に合祀した神社です。
健田神社の歴史は大変古く、なんと日本最古の公式記録集である『延喜式』(927)にも下総国11社の1つである延喜式内社として登場します。
一方須賀神社は結城家初代朝光公が仁治3年(1242)に尾張国津島神社から御神霊を勧請し、結城城の鬼門除け・結城家第一の氏神として祀りました。結城家だけでなく民衆の信仰も深く、結城の産土神として厚く崇拝されていたといいます。18代秀康公(徳川家康次男)は福井へ転封した後も神社へ家臣を遣わしたといいますから、どれほど信仰されていたのかが分かります。
健田須賀神社はパワースポットで癒されたい方、寺社巡りが好きな方、結城氏に興味がある方にオススメの神社です。
境内には拝殿の他にもいくつか神社がありますが、ぜひ参拝していただきたいのは十二社にある結城七社[写真]です!十二社では香取神社や羽黒神社等の六社以外に結城七社(健田須賀神社を除く)を祀っています。
肝心の結城七社とは須賀神社(現健田須賀神社)をはじめとした、住吉大明神・大桑大明神・高椅大明神・八幡宮・大神宮・鷲宮大明神のことで、結城地方を守護する代表的な神社です。
結城家7代目直朝公が関宿城主を討つために北斗七星に願掛けをし、七社に祈願したところ、見事討ち果たしました。そこで康永2年(1343)結城の七社制を定めて社地の寄進・社殿の造営を行いました。これと同時に須賀神社に他の六社を合祀ともいいます。
昔からこの七社にお参りすると願い事が叶うと伝えられているそうです!また結城七社だけでなく十二社に祀られている他の神社もあわせて月ごとに12ヶ月参詣すると、必ず霊験があるとのこと!どうしても叶えたい願いがある方は、結城七社や十二社にお参りしてみてはいかかでしょうか。
境内には結城七社以外にも願いを叶えてくれる「願いかなう栄える木」[写真]が拝殿の前にあります。この木は縁結びにご利益のある夫婦榊(めおとさかき)であり、写真では分かり辛いですが、一本の根本から綺麗に二本に分かれて生えています。夫婦榊にはたくさんのおみくじがぶら下がっており、多くの人が願掛けをしていることが分かります。
あなたも願い事を念じつつおみくじを結びつけると、願いが叶うかもしれません。素敵な縁を結べるよう、夫婦榊に願いを託してみてはいかかでしょうか。
結城市の特産品は結城紬が有名であり、この結城紬はユネスコ無形文化遺産に登録されています。そんな結城紬を使用したお守りが健田須賀神社にはあるんです!それが「結城白紬守」[写真]で、厄除・身体健全・病気平癒・手術成功・子宝成就に御利益があります。「結城白紬守」は1000円でいただけますが、他にも赤・黄色等の「本場結城紬守」もあります。「結城白紬守」よりも少し値段は高いですが、大変美しい色合いのお守りとなっています。
なんと紬を使ったお守りは健田須賀神社にしかないとのこと!お守り集めをしている方は注目すべきでしょう。
他にも健田須賀神社では北斗七星が描かれた勝守や、結城家の家宝・象徴であり天下三名槍の一つでもある「御手杵」の槍を題材とした「御手杵の槍守」等のお守りもあります。また御朱印も300円でいただけるので、御朱印集めをしている方は御朱印帳を持っていくことをオススメします。
結城紬に興味のある方、お守り集めをしている方はお見逃しなく。
以上、健田須賀神社についての紹介でした。
健田須賀神社はJR結城駅から徒歩圏内であり大変行きやすいですが、結城駅は電車の本数があまり多くありません。きちんと時刻表を確認し、計画を立てて参拝してください。神社には駐車場もありますので自動車での参詣も可能です。
また、健田須賀神社から徒歩10分以内のところに「結城紬ミュージアム つむぎの館」があり、結城紬の着物の着付けとお出かけのセットプランや機織り・草木染めを体験することが出来ます。実際に結城紬の着物を着てみたい方、見るだけでなく何か体験もしたいという方にはぴったりの場所でしょう。
健田須賀神社はパワースポットや寺社巡りが好きな方、お守りを集めている方にぜひお勧めしたい神社です。神社から少し足をのばせば、実際に結城紬の着物を着たり機織り体験をしたりすることも出来ます。健田須賀神社でパワーをもらった後もぜひ結城での旅行を楽しんでください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索