「金シャチ」の天守閣は閉鎖!でも名古屋城の人気スポットは目白押し

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「金シャチ」の天守閣は閉鎖!でも名古屋城の人気スポットは目白押し

「金シャチ」の天守閣は閉鎖!でも名古屋城の人気スポットは目白押し

更新日:2018/07/24 12:16

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

名古屋めしやユニークな文化を発信し続ける名古屋の代名詞「金シャチ」が鎮座する名古屋城天守閣は老朽化もあり、2018年5月6日限りで閉鎖。木造天守閣復元工事完成は2022年12月頃です。工事開始までは「金シャチ」が光り輝く天守閣を眺めることが可能です。又、名古屋城には天守閣の魅力に負けない場所が目白押し。歴史をたどりながら名古屋城を歩いてみませんか?名古屋城の人気スポットやトリビアをご紹介します。

日本全国からウィーンまで出かけた金シャチ!強力パワースポットもあります

日本全国からウィーンまで出かけた金シャチ!強力パワースポットもあります

写真:Mizuki Yoshi

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徳川家康の命により築城された名古屋城天守閣に一対の金シャチが乗ったのが1612年(慶長17年)。約260年後の1870年(明治4年)、名古屋城は新政府により取り壊される事となり、オスメスの金シャチは地上へ。その後名古屋城は運よく解体を免れ宮内省へ献納され、名古屋離宮となりました。

清正公像の手前に愛知の離島、篠島から切り出した「篠島の矢穴石」があるのでこちらも見どころです。巨石を割った様子がよくわかりますよ。

日本全国からウィーンまで出かけた金シャチ!強力パワースポットもあります

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名古屋市民の強い要望により戦災で焼失した名古屋城天守閣は1959年に復興天守が完成、その後半世紀以上経過し、老朽化により見学者の安全面から建替えが必要となりました。同時に浮上したのが本丸御殿同様、木造天守閣復元建替え案です。2018年5月7日から木造天守閣復元工事の為、名古屋城天守閣は閉鎖。新天守閣は2022年12月の完成予定です。

木造天守閣竣工時は再び2匹の金シャチが屋上で輝きを取り戻す日となることでしょう。それまではこれまでの輝き(写真)を思い出してみて下さい。

名古屋の「金シャチ」が名古屋の代名詞となるほど有名かつ人気になったのは、1870年代に陸上に降りた2匹の金シャチが日本全国の展示会や、はるばるウィーン万国博覧会まで出展され、それぞれの場所で人気を沸騰させたことが背景にあります。当時のウィーンはオーストリア・ハンガリー帝国にあり、皇帝はフランツ・ヨーゼフ、お妃はミュージカルにもなったエリザベートでした。

日本全国からウィーンまで出かけた金シャチ!強力パワースポットもあります

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金シャチの写真スポットおススメは正門から入場してすぐ左手の光り輝くレプリカ。服部半蔵忍者隊やおもてなし武将隊が居たら、気軽に記念写真に応じてくれます。

金シャチ右手後方に見えている巨木が「必勝カヤの木」と呼ばれる尾張徳川家の強力パワースポットです。樹齢600年以上で、初代藩主義直が大阪夏の陣へ出陣の際にこの実を食べ勝利した事で縁起が良く尾張徳川家では正月にカヤの実を食べたのです。

本丸御殿の見どころ

本丸御殿の見どころ

写真:Mizuki Yoshi

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残された詳細な資料や幕末期や戦災前の写真に基づき本丸御殿を忠実に再現しているのが、第三期工事がを2018年6月に竣工した本丸御殿。将軍が上洛時に宿泊した「上洛殿」、「湯殿書院」、「黒木書院」が加わりました。一部の天井画などを除き本丸御殿が完成しました。

本丸御殿の玄関破風部の三つ葉葵の飾り、中央の懸魚(げぎょ:防火の魔除け)や、左手破風部(表書院)の懸魚の細工も見事です。是非ご覧ください。こけら葺きの屋根もみどころ。現存天守の木造復元の前に評価などもあり、しばらくは天守閣を背景にした景色を堪能できますよ!

本丸御殿の見どころ

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表書院の「桜花雉子図」の鮮やかさをご覧下さい。玄関に近いところでは虎などの動物の絵が、藩主が公式な謁見する表書院では「花鳥風月」画へ変わっていきます。まるで雉子が今にも飛んできそうな躍動感を感じてみて下さい。

本丸御殿は、1945年に焼失しましたが、襖絵や天井画など1,000枚ほどオリジナル画が蔵に保管され焼失から免れました。襖絵は幕末の藩主でカメラ好きの徳川慶勝が豊富に残した写真などを基に、狩野派の絵を材料や顔料にまでこだわって現代の匠が再現したもの。

本丸御殿の見どころ

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「対面所」は尾張藩主のプライベートなスペース。次之間には初代尾張藩主義直の正室春姫の出身地和歌山の風景(風俗画)が描かれています。

名古屋城入場料500円で本丸御殿も併せて入場できます。

トリビア3連発!

トリビア3連発!

写真:Mizuki Yoshi

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「門から攻め込んだ敵方が最初に目にするのが正面石垣に埋め込まれた「鏡石」。この鏡石が大きいほど城主の強大さや威厳を示し、敵を威嚇しました。

写真の石は、本丸御殿横をまっすぐ進むと旧二之丸東二之門の正面にあります。天守閣の石垣を作った清正に因み「清正石」と呼ばれます。左手看板の高さが140cmほど。畳八畳の広さを誇る名古屋城で最大。ところが清正石は日本の城の石として、大きさは以外なことに14番目です。1番〜13番は全て大阪城にあるのです。名古屋城築城後、大阪の陣勝利で体制が盤石となり、さらに巨大な大阪城を再建築城させた徳川家威光を物語ります。

現在、名古屋城の「鏡石」を見られる場所は「清正石」を含め、3ヶ所。他は、本丸区域に入場する際に通過する「表二之門正面」と、「金シャチ横丁」義直ゾーン後方にある「二之丸大手二之門」正面。こちらも併せてご覧になって下さい。

トリビア3連発!

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清正石の向いにあるのが旧二之丸東二之門。興味深いトリビアをご紹介します。名古屋城の別名を「亀の尾城」といい、「名古屋城は亀の尾の上に建っている」という言い伝えがあります。

さて、熱田神宮には「蓬莱伝説」があって、蓬莱島と想像された熱田の杜は巨大な「金の亀」の甲羅の上にのっているというのです。つまり亀の肩か首のあたりに熱田神宮、尻尾の先にあるのが名古屋城!

「亀の尾城」の痕跡が旧二之丸東二之門の左右の突き出した屋根の角に亀の甲羅の瓦が載っている(写真やや左)のをお見逃しなく!

トリビア3連発!

写真:Mizuki Yoshi

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正門から入場し、お堀に近づくと天守閣手前に建つ「西南隅櫓(写真)」、戦災から免れ、重要文化財に指定されているオリジナルです。南側の破風部上の瓦に刻まれた印に注目してみて下さい。名古屋城は明治維新後、宮内省の名古屋離宮になった時期があり、破風上部の3枚の瓦に、尾張徳川家の三つ葉葵の紋ではなく、菊の紋を見ることができます。

名古屋城が発祥「おもてなし武将隊」に加え、「忍者」も出没

名古屋城が発祥「おもてなし武将隊」に加え、「忍者」も出没

写真:Mizuki Yoshi

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今や全国津々浦々の名城には必ずといっていいほどある、おもてなし武将隊。発祥は「名古屋おもてなし武将隊」です。信長、秀吉、家康出身地の強みです。毎日、二之丸庭園周辺に出没しますが、週末は演武や撮影会(写真)などを行って大人気。撮影会では長い行列になります。

信長、秀吉、家康、利家などが足軽などと登場します。コスプレの聖地名古屋ならではです。インターネットで出演者などを確認していくと楽しいですよ。

名古屋城が発祥「おもてなし武将隊」に加え、「忍者」も出没

写真:Mizuki Yoshi

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おもてなし武将隊が撮影する広場を過ぎて東門近くには、服部半蔵忍者隊が出没し、気軽に記念写真に応じてくれます。シャッターを向けると人差し指を天に向けた「忍者ポーズ」や即興の「決めポーズ」を取ってくれるので外国人観光客にも特に人気です。

正面入り口から入場した方も二之丸庭園を散策してみて下さい。

「金シャチ横丁」も出来た!

「金シャチ横丁」も出来た!

写真:Mizuki Yoshi

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2018年3月29日に名古屋城の新たな魅力として加わったのが、正門前の「金シャチ横丁 義直ゾーン」(写真)と東門前の「金シャチ横丁 宗春ゾーン」です。

「金シャチ横丁」も出来た!

写真:Mizuki Yoshi

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尾張徳川家初代藩主の名を付けた「義直ゾーン」には、矢場とん、山本屋総本家、えびせんべいの里など、名古屋めしの和食系名店がそろい、城下町の風情を堪能できます。

「金シャチ横丁」も出来た!

写真:Mizuki Yoshi

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東門前の「宗春ゾーン」には新しもの好きだった7代藩主宗春らしく、あんかけ太郎や肉料理のPOP*OVERなど、名古屋めしの洋食系名店が斬新なデザインで並びました。正に、名古屋めしの戦国時代が出現!義直ゾーンと宗春ゾーンのオープンにより、名古屋城観光にグルメ堪能の楽しみが加わりました。

正門前と東門前の門内で紫外線で読み取れるスタンプを手の甲に押せば、金シャチ横丁で食事などして再入場が可能になりました。

おわりに、

名古屋城の基本情報
住所:愛知県名古屋市中区本丸1-1
電話番号:052-231-1700
アクセス:名古屋城正門入口は、名古屋市地下鉄浅間町駅から徒歩12分、名古屋城東門入口は、名古屋市地下鉄市役所駅から徒歩6分。名古屋市営観光ルートバスメーグルは名古屋駅から名古屋城正門前まで約16分。正門前、東門前に駐車場あります。

※2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/27−2018/07/19 訪問

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