さんぴん茶に沖縄ぜんざい!「壺屋やちむん通り」でまったりカフェタイム

さんぴん茶に沖縄ぜんざい!「壺屋やちむん通り」でまったりカフェタイム

更新日:2016/03/10 17:29

羽田 さえのプロフィール写真 羽田 さえ 熊本在住ライター
那覇の「壺屋やちむん通り」は焼物のメッカ。高価な焼物にはあまり興味が無いから、とスルーしていませんか?実は「やちむん通り」は古い街並みの美しさに加え、素敵な古民家カフェもある癒しのストリート。お散歩からのカフェタイムを過ごすのにぴったりの場所でもあるのです。焼物を買うだけではない、やちむん通りの楽しみ方をご紹介しましょう。

「壺屋やちむん通り」とは?

「壺屋やちむん通り」とは?

写真:羽田 さえ

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繁華街・国際通りから平和通りのアーケードを5分ほど歩くと、「壺屋やちむん通り」に到着します。「やちむん」とは焼物のこと。その名の通り、窯元や焼物の店が50軒ほど揃っています。この界隈に窯場が集められ、焼物の街になったのは何と17世紀。300年超の歳月を経て、今なお琉球石灰岩の石畳の道を中心に、昔ながらの雰囲気を残すレトロな街並みが広がっています。沖縄戦の戦火を免れたため、赤瓦や石垣を備えた琉球式の古民家が比較的よく残されている貴重な地域でもあります。

素敵な「やちむん」を求めてそぞろ歩き

素敵な「やちむん」を求めてそぞろ歩き

写真:羽田 さえ

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やちむん通りの両側には、焼物の店が軒を連ねています。各店舗では趣向をこらした大小さまざまの器が揃っており、旅の思い出に、あるいは大切な人へのお土産に、何を買おうか迷ってしまうほど。沖縄らしくシーサーもずらりと並んでいる他、陶芸体験ができる窯元や教室もあります。ぜひお気に入りのお店を探してみてくださいね。また、やちむん通りの外れにある「那覇市立壺屋焼物博物館」で、沖縄の焼物の歴史や製造工程について学ぶのもおすすめです。

迷い込みたくなる小道を抜けて、散歩は続きます

迷い込みたくなる小道を抜けて、散歩は続きます

写真:羽田 さえ

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やちむん通りのそぞろ歩きは、メインストリートだけでは終わりません。
ちょっと一本、裏道へ入ってみるのも楽しいものです。車が通れないほどの狭い小道も多く、南国らしい花や緑が豊富なので、自由きままな散歩にぴったりです。気の向くままに、小道を歩いてみましょう。また、やちむん通りはネコが多い事でも有名なエリア。古民家の屋根の上や道端のそこかしこに、のんびり暮らすネコたちの姿を見ることができます。

たどり着いたのは、どこか懐かしい古民家カフェ

たどり着いたのは、どこか懐かしい古民家カフェ

写真:羽田 さえ

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そんな趣きある小道を抜けた先にあるのが、隠れ家的なカフェ「茶屋すーじ小(ぐわー)」です。すーじ小とは、沖縄の言葉で小道、路地のこと。壺屋やちむん通りから少し奥まった場所にあるため人通りも少なく、辺りはとても静かです。築70年を超えるという古民家を改装した一軒家カフェは、初めてでも懐かしくなるような雰囲気たっぷり。大きく開け放たれた窓から入ってくる南国の風を感じながら、のんびりと過ごせます。

ふわふわの氷が山盛りの冷たいぜんざい

ふわふわの氷が山盛りの冷たいぜんざい

写真:羽田 さえ

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「すーじ小」でぜひ試してみたいのは沖縄ぜんざい。本土のぜんざいとはちょっと違います。伝統的な「やちむん」の器に盛られた金時豆の餡となめらかな白玉の上には、何と山盛りの氷!ふわふわとして淡雪のような口どけです。暑い季節はもちろんのこと、暖かいさんぴん茶を合わせれば、冬でもおいしくいただけます。しっかり食べたい時には、沖縄そばとぜんざいのセットメニューもありますよ。

おわりに

「壺屋やちむん通り」のお散歩からの隠れ家カフェ、いかがでしたか。飾らない街並みの中に、ゆったりとした癒しの時間が流れるやちむん通り。慌ただしく買い物だけを済ませて帰ってしまうのはもったいないところです。時計を気にせず、気の向くままにのんびりと過ごしてみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/01/16−2016/01/17 訪問

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