JR長浜駅西口から徒歩5分の場所に長浜城があります。長浜城は1573年に時の羽柴秀吉によって築城され、秀吉の出世城とも呼ばれています。城の内部は長浜城歴史博物館となっており、この地域の歴史を学ぶことも可能です。
長浜城の城郭内は「豊公園」と呼ばれる公園になっています。豊公園は『日本のさくら名所100選』にも選ばれているため、春には桜と天守閣の美しいシルエットが見られますよ。そしてこの敷地内に濁り湯が湧く「豊公荘」があります。
長浜太閤温泉には3軒の宿がありますが、そのなかで国民宿舎「豊公荘」は最も安く日帰り入浴を楽しむことができます。受付は12時〜21時で大人600円です。毎月第4木曜日の12:00〜16:00は入浴できないのでご注意ください。
長浜太閤温泉には全部で三ヵ所の宿泊施設があるのですが、長浜城郭内にあるのは豊公荘だけとなっています。さらに全国広しと言えど、城郭内で入れる温泉はここだけでしょう!隠れたかなりレアな施設なんです!
豊公荘のお風呂の特徴はまず城壁をモチーフとした浴室です。石垣まで丁寧に再現されています。この地域の特色に合った珍しい造りですね。入る前からわくわく感を楽しむことができます。
そして何よりも滋賀県ではかなり珍しい濁り湯に入浴できる施設でもあるんです。しかも琵琶湖湖畔の温泉に限定すると、恐らく濁り湯なのはこの長浜太閤温泉だけです。かなり貴重な存在ですね!
浴槽は円形のものが二つあり、濁り湯の浴槽と温泉が使われていない浴槽となっています。
もちろんカランやシャワー、シャンプー類も設置されており、快適に利用できますよ!ここに浸かればちょっとした殿様気分をあじわえるかも!?
太閤荘の温泉には敷地内から湧く自家源泉が使われており、しかもそれが加水なしで使用されています。泉質名がつかない温泉ですが、鉄分が多くふくまれており、含鉄泉にかなり近いものです。
色も鉄さび色に濁っていて、浴槽には茶褐色の温泉成分が浮かんでいます。このような濁り湯が琵琶湖のすぐそばで入れるなんて本当に素晴らしいです!
長浜太閤温泉としての歴史は浅く、昭和58年に発見されました。秀吉がいた時代にもし発見されていたら、現代の歴史の教科書に登場したかもしれませんね!
お帰りの前にはぜひここから徒歩10分ほどで着く黒壁スクエアにも足を運んでみてください!
かつての北国街道沿いの古い町並みが残されていて、とても素敵な雰囲気が漂っています。
黒壁スクエア一帯はギャラリーやショップ、飲食店、体験工房などのお店が集まっており、楽しく街ブラをすることができます。きっとお気に入りのお土産が見つかるはずです!
全国で唯一、城郭内で温泉に入れる「豊公荘」はJR長浜駅から徒歩5分ほどで来られるため、電車で気軽に訪れることができます。長浜駅は特急も停まり、大阪や京都方面からだと乗り換えなしでも行けるため、たいへんアクセスがいい場所となっています。もちろん豊公荘には駐車場もありますので、車で気軽に行くことができますよ!
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(2024/12/13更新)
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