初夏からがベストシーズン!志賀高原トレッキングお薦めコース

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初夏からがベストシーズン!志賀高原トレッキングお薦めコース

初夏からがベストシーズン!志賀高原トレッキングお薦めコース

更新日:2016/03/08 13:40

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

長野県北東部に広がる志賀高原。
長野オリンピックのアルペンスキー会場となったことでも有名ですが、志賀高原は冬だけ楽しめるのではありません。
春の新緑、秋の紅葉、そして高山植物が咲き乱れる夏と、1年中楽しめる素晴らしいエリアです。
ここには19ものトレッキングコースが設定されており、各自の体力レベルに合わせてお楽しみ頂けます。
今回は、志賀高原の代表的なトレッキングコースについてご紹介致します。

東館山天空コース

東館山天空コース

写真:大竹 進

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トレッキングコースには、散歩気分で楽しく歩ける「遊歩道」(初級・ファミリー向けコース)、気のあった仲間と1日自然の中で楽しむ「探勝歩道」(中級・一般向けコース)、健脚者にお薦めの「登山道」(上級・健脚者向けコース)があり、どなたでも楽しむことができます。

東館山(ひがしたてやま)天空コースは初級の「遊歩道」コースに位置付けられていますが、コースは初級でも眺めは間違いなく上級です。

このコースは標高2000mの東館山へ行くもので、山頂からは志賀高原のほぼ全域を見渡せるのは勿論、お天気が良ければ北信五岳(斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)や、更に北アルプスなどの絶景を堪能できます。

山頂へ行くには2つのルートがあります。
一つは発哺(ほっぽ)温泉からゴンドラリフトに乗車し、6分間の空中遊覧を楽しんで、山頂まで一気に登るルート。
もう一つは高天ヶ原(たかまがはら)からサマーリフトで7分揺られ、終点から山頂付近に広がる高山植物園を抜けて頂上を目指すものです(徒歩約10分)。

東館山天空コースはこのゴンドラリフトとサマーリフトに乗り、発哺と高天ヶ原間は無料送迎バスがセットになっている、料金的にもお得な周遊コースです。
どちら回りでも利用できますが、発哺温泉からゴンドラリフトに乗車した方が、山頂からサマーリフト乗り場までは下りなので、楽な行程になります。

東館山高山植物園

東館山高山植物園

写真:大竹 進

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東館山の山頂周辺に広がる東館山高山植物園は、広さが10万平方メートルに及び、志賀高原に自生する500種類もの高山植物が植えられています。

つまりここに来れば志賀高原のあちこちの山を歩き回らなくても、一度に見られるという訳。
お子様連れ、お年寄り、足にあまり自信が無い方など、それ程歩かずに色々な高山植物を眺めたい方々にはピッタリです。
また、足には自信があるものの、志賀高原に滞在できる時間が少ない方にも、短時間で多くの花を眺められるのでお薦めです。

ことに志賀高原のグリーンシーズンを代表するニッコウキスゲの大群落は圧巻。
青空をバックに鮮やかな黄色の絨毯が広がる様は、一見の価値があります。

この他にも高山植物の女王と呼ばれるコマクサや、わずかな光を反射して輝く珍しいヒカリゴケなど、様々な植物が訪れる人々の目を楽しませてくれます。
これらの花々を眺められるのもベストシーズンならではです。

池めぐりコース

池めぐりコース

写真:大竹 進

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中級・一般向けの「探勝歩道」として設定されているこのコースは、名前の通り大小様々な湖沼や湿原をめぐる、志賀高原を代表するトレッキングコースです。

全長9.6km、標高差約360mの行程ですが、眺望の素晴らしい前山湿原、ミズバショウやワタスゲなどの可憐な湿性植物が咲き乱れる四十八池、そして何と言っても一番の見どころは神秘的なコバルトブルーに輝く大沼池!
他では見られないこの色は、お天気が良ければ更にその青さを増し、自然が創り出す素晴らしさに、感激間違いなしの光景を体感できます。

このコースは硯川(すずりかわ)と大沼池入口双方から回ることができますが、硯川から入り、前山サマーリフト(乗車時間4分)に乗って行った方が、大沼池入口から入るより、全体に下りが多いので楽に歩けます。

足に自信のある方は、上級コース6本の内の1本に指定されている、志賀山登山コースに足を延ばしてみるのも良いと思います。
池めぐりコースの途中の渋池から別れ、標高2035mの志賀山や2040mの裏志賀山に登って、四十八池や大沼池を見下ろし、四十八池に下って来るコースです。

自然探勝コース

自然探勝コース

写真:大竹 進

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中級コースは全部で6本設定されていますが、その中で志賀高原の自然を堪能するのに最適なのが、この自然探勝コースです。

蓮池から木戸池を結ぶ全長4.1km、標高差約160mのコースには木戸池、三角池、長池、蓮池など、幾つかの池が点在し、途中には湿性植物の花々が咲き誇る田ノ原湿原や、名前もロマンチックなワタスゲ平湿原などがあり、高低差もそれ程無いので、気軽に歩くことができます。
写真は木道が何処までも続く田ノ原湿原です。

時間があれば、途中にある信州大学自然教育園を起点とする、まが玉の丘コース(全長2.8km、標高差約165m)に寄り道してみるのも良いですね。
これも中級コースですが、巨石が点在する原始林や湿原などのコース内に置かれた解説板で、志賀高原の自然を学びながら歩くことができます。

せせらぎコース

せせらぎコース

写真:大竹 進

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このコースは中級コースになっていますが、高天原から一の瀬ダイヤモンド湿原の間を流れる小雑魚(こざっこ)川沿いの1.8kmの道は、標高差60mしかなく、湿原の中を木道が続いているので、散策感覚で歩くことができます。

湿原の続くコースには湿性植物の花が咲き乱れ、イワナ原種保存地区でもあるため、澄んだ川で泳ぐ魚たちを観察することができるのは嬉しいですね。

またこのエリアには多くの野生のニホンザルが生息しているので、散策中にその姿を見かけることも良くあります。
写真はお母さん猿とその背中に乗っている子猿の可愛らしい姿ですが、この様な微笑ましい光景を目にすることができるのも、志賀高原ならではです。

このコースの途中から行ける初級のしなの木コースでは、全国でも1、2を争うとされる、しなの木の大木と対面することができます。
長野県の特別天然記念物にも指定されているこの大木は、根回りが10mもあり、ごつごつとしたこぶをいくつも付けた迫力あるその幹は、800年もの歳月を生き抜いて来た、山の神の様なオーラを放っています。

おわりに

地球温暖化に伴って、近年は真夏日や熱帯夜が増えている様ですが、標高1000m以上の志賀高原では、真夏でもその様な日はまずありません。

上信越高原国立公園の中心部を占める志賀高原では、都会の喧騒を離れ、溢れる緑の中でたっぷり森林浴も楽しめ、心身ともにリフレッシュできること間違い無し!

一般の方は勿論、お子様やお年寄りから健脚の方まで、それぞれの体力レベルや興味にあったトレッキングルートが多数設定されていて、安全に楽しく過ごすことができます。

高山植物が咲き誇る初夏から夏は、正にトレッキングに最適のシーズンです。
ベストシーズンの志賀高原へ、あなたも行ってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/30−2015/08/01 訪問

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