オスロパス利用でお得に!オスロ郊外で楽しめるスポット5選

オスロパス利用でお得に!オスロ郊外で楽しめるスポット5選

更新日:2016/03/07 16:21

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
ノルウェーのオスロは、一国の首都でありながらこじんまりした観光しやすい町。オスロ湾に沿って市内観光のスポットがたくさんありますが、日帰り圏内で楽しめる郊外にも見所が点在しています。オスロパスで無料になる公共交通機関を利用して訪れることができるムンク美術館、ヴィーゲラン公園、ホルメンコレン地区など、入館するにもオスロパスが利用でき、かなりお得になります。市内に留まらず郊外に飛び出してみましょう。

生誕100年を記念して建てられたムンク美術館

生誕100年を記念して建てられたムンク美術館

写真:Hiroko Oji

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オスロ市内にある国立美術館のお目当ては何といってもあの「叫び」!といって訪れる方が多いのではないでしょうか。その作者・ムンクの生誕100年を記念して、1963年、郊外のトイエン(Toyen)にムンク美術館が建てられています。

館内にはムンクの膨大な作品が収められており、全作品を展示することができずに、大半が地下に保存されているとのことです。それでも、有名な「叫び」(「叫び」は4枚描かれていて、そのうちの一枚です)をはじめ、ムンクの自画像、たくさんの風景画や何枚もの肖像画を見ることができ、ホールの真ん中に置かれた版画に使うローラーの展示も見られます。

2004年に発生した盗難事件以後、セキュリティが強化され、見学者はリュックやショルダーバッグなど全てロッカーに預けての見学となりますが、カメラ撮影はできます。

ホルメンコレン・ジャンプ台からジャンプ選手の気分で!

ホルメンコレン・ジャンプ台からジャンプ選手の気分で!

写真:Hiroko Oji

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オスロ郊外のホルメンコレン地区に、ラージヒルのジャンプ競技場があります。海抜412メートルのところに白いジャンプ台が建ち、オスロパスを利用して見学ができます。

ジャンプ台の頂上から見るオスロ郊外の風景は、緑の森の中に北欧特有の民家が点在し、オスロフィヨルドまで見渡せる素晴らしいものです。足元に目をやると、そこにはジャンプ選手たちが滑り下りるのを待つ間に座っている場所や、空中へと飛び出して行くスロープに続き、着地する地点や観客席までもが手に取るように見下ろせ、迫力満点の眺めが楽しめます。隣接してクロスカントリースキーコース、ノーマルヒルなどがあり、ノルディックスキーの聖地とも言える場所です。

ジャンプ台に併設されているスキー博物館

ジャンプ台に併設されているスキー博物館

写真:Hiroko Oji

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上記のジャンプ台に隣接して建っているのがスキー博物館。2500年前に使われていたと思われるスキーの破片から現代のスキーやスノーボード、ジャンプ台の移り変わりを表した模型までも展示されています。また、探検家のナンセンやアムンゼンが北極で使用した装備も見ることができ、一緒に北極にいるような雰囲気になることができます。

ナンセンは1888年に、世界で初めてグリーンランドをスキーで横断した人で、その後もフラム号に乗り、流氷に密閉され漂流しながら北極点に近づくことに成功したことで知られています。一方のアムンゼンはナンセンの成功に刺激されて探検家となり、1911年に世界初の南極点到達に成功するのですが、そのときに使用した船が、ナンセンから譲り受け改造したフラム号でした。その二人の極地での生活をここで垣間見ることができるのも貴重なひと時です。

彫刻の数は、いったいいくつ?広大なヴィーゲラン公園は人生の縮図!

彫刻の数は、いったいいくつ?広大なヴィーゲラン公園は人生の縮図!

写真:Hiroko Oji

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町の中心地からトラムやバスで行けるのがヴィーゲラン公園。アイアンワークの美しい門を通り過ぎると、両側に彫像が並ぶ真っすぐに延びる通りの壮大な眺めに立ち尽くしてしまいます。通りの先にも大きな噴水の背後にたくさんの彫刻が並び、菩提樹の並木道や芝生とお花畑が広がる庭園が続きます。

彫刻の数は193体にもおよび、刻まれた人間の数は公園内全てを合わせると650体以上にもなるとのこと。遠くからも目立つ公園のシンボル的存在のモノリッテンは、高さ17メートル、花崗岩の塔に子供から老人まで男女合わせて121体もの人が刻み込まれていて、総重量が260トンもあるものです。周囲を取り囲む彫像も様々な人体を表現しており、人生の縮図を見るようにも思えます。

昔の学校を思わせる建物・オスロ市立博物館

昔の学校を思わせる建物・オスロ市立博物館

写真:Hiroko Oji

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ヴィーゲラン公園の緑溢れる敷地に隣接して建つ、昔の学校かとも思えるこの建物は、1790年代に建てられた館を利用した市立博物館です。

1200年代から現代までのオスロの歴史や文化を紹介しており、住宅・文化事業・通信などについて、絵画や模型を用いてわかりやすく説明されています。忘れてはならないのが、ノルウェーを代表する芸術家のイプセンやムンクが活躍した時代背景の部屋で、見ごたえのある解説がされています。建物前には広々とした庭があり、設置されているベンチに座り込んで眺めも楽しめます。

オスロパスが有効です!

ここでご紹介したスポットへは地下鉄やトラム、バスで行くことができ、案内表示もしっかりしていますので訪れやすいです。ムンク美術館へは地下鉄かバスでトイエンまで、ヴィーゲラン公園と市立博物館へは地下鉄かトラム、ホルメンコルンへは地下鉄利用となりますが、オスロパスを持っていると、これらの公共交通機関は全て無料となり、いちいち切符を購入する手間も省け、お得になります。2016年の料金は、24時間のものが 335 NOK 、48時間 490 NOK、72時間 620 NOK となっています。詳しくは、MEMOにリンクしておきますので、ご覧ください。

オスロパスは、各見所の他、観光案内所や市内の主なホテル、コンビニ、中央駅前のタワーのような建物内にあるトラフィカンテンで購入できます。このトラフィカンテンでは、行きたい場所を伝えるとどのバスやトラムに乗ればよいかも教えてくれますので、どうぞご利用くださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2006/08/12−2006/08/15 訪問

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