ダンシングハウスはその奇抜な姿から遠くからでも簡単に確認できます。ダンシングハウスは、冷戦終結まじかでチェコが民主化した1996年に建築家のウラドミルニッチとフランクゲリーによって建てられました。6階建ての建物で、男性と女性が抱き合って踊っている姿を象徴として作られました。チェコの民主化によって、プラハを筆頭に表現の自由と近代化が叫ばれた時代です。
建物はアトリエやギャラリー、レストランとカフェそして貸しスペースとして利用されています。最上階にあるカフェからの眺めがお勧めです。お天気がよければ、プラハ城がよく見えます。ダンシングハウスのリンクは、メモをご参照ください。
ダンシングハウスは、カレル橋から2本となりにあるジラシク橋のふもとにあります。ジラシク橋からカレル橋にかけては、スメタナ美術館、国民劇場やゾフィン宮殿(黄色で目立つ宴会場です)などがあり、見所が沢山です。川沿いのお散歩道は徒歩でも自転車でもスムーズに通れるように整備されています。お天気に恵まれれば、モルダウ川にたたずむ黄金のプラハの雄渾な姿を楽しめるでしょう。
プラハの代名詞とも言えるカレル橋を渡り、左に5分ほど歩いていくとジョンレノンの壁は建っています。壁は、チェコの若者たちが当時の共産党に対する不満を描き始めてから、何度も消されてはまた描かれてきたチェコの時代象徴の一つです。1988年には学生と警察の衝突の元にもなりました。これが後のレノン主義(レーニン主義に対抗した表現)の日の出となります。レノン主義とは、アルコール中毒、精神病、西欧のスパイなどの存在を肯定する考え方です。
壁は2014年に革命20周年記念ということで、白く塗られましたが、一年後の写真(掲載)ではまたカラフルになっているのがご覧いただけます。
プラハの旧市街広場はユネスコ世界遺産に登録された由緒のある場所です。
広場には、ティーン教会を始め聖ヤコブ教会、ヤンフス像、そして天文時計などが堂々とたたずんでいます。また、広場は市民の憩いの場所ともなっています。
写真の天文時計は、からくり時計とも呼ばれています。何がからくりかというと、文字盤が2重になっていること。下の文字盤は月を表し、上に重なった文字盤は太陽、月、星の位置を表しています。
時計の文字盤の回りの4つの彫像が毎時ちょうどに動き出し、右上の悪魔の象徴の彫像が金を鳴らすと中からイエスキリストの12使徒たちが行進し始めます。
行進が終わるまで、5分ほどでしょうか。時計台の前は毎時間15分ほど前から人ごみになります。いいアングルでよく観察したい方は、早めに行って場所を確保しましょう。
パラディウムに入ったら、あまりの大きさで何処から見始めればいいのか戸惑います。パラディウムのパンフレットによると、ショップの数は172店、食べ飲み処は24店あります。
ショップは欧米や日本でも見かけるメーカーの服、靴、宝石、時計、スポーツ、化粧品、本等、更には美容院、ネールショップ、ペットショップ、マッサージ、スーパーなど。一言で言えば、アメリカ風の大型モールですね。プラハ特産でお勧めは、ガラス製品や木のおもちゃ、オーガニック石鹸やボディーケア製品。食料品では、チョコやお菓子が評判が良いようです。絶対お勧めはシナモン味のライ麦パンやミューズリーなど。かなりいけます。
有名メーカーから地元産のお土産屋さんまで、何でも揃うのでお土産調達など買い物に困ったらまずはパラディウムに行ってみるのもいいでしょう。デューティーフリーの手続きをしてくれるカウンターがありますので、買い物時に手続きをしておけば、出国の際に手間を省くことが出来ます。
疲れて一息つくには、上の階に行ってみましょう。素敵なイタリアンやアメリカンのコーヒーショップ、マクドナルドなどのファーストフード、国籍不明の寿司屋、アラブ系やエスニック系のレストラン、イタリアンやスパニッシュのレストランとこれまた何でも有りです。お腹を空かして行っても期待を裏切られることはないでしょう。
営業時間は、ショップが日曜から水曜まで9時から21時、木曜から土曜まで9時から22時。レストランは毎日8時から23時まで。スーパーは、毎日7時から22時まで。電車の駅は、地下鉄B線のNamesti republiky駅です。リンクは、メモをご覧ください。
共和国広場には、パラディウムの他にも見所はあります。火薬塔や市民会館です。中世には、共和国広場にあった宮殿からプラハ城まで一行が行進していったために、カレル橋から共和国広場にかけては王の道と呼ばれてるようになりました。
共和国広場と新市街の間には、ヴァーツラフ広場があります。広場から中央駅や国立博物館にかけては歩行者天国になっており、ゆっくりと散歩や買い物が出来ます。プラハ自慢のボヘミアングラスやマリオネットの専門店が多い地区です。レストランや喫茶店も多く、観光客だけでなく地元の若者でも溢れている賑やかな界隈です。
写真は、中心が火薬塔で右端が市民会館です。
まだまだ見る所はプラハには沢山ありますが、今回は短時間でまわることの出来る古典的そしてモダンな見どころをご紹介しました。夏には26度ぐらいの快適な温度で、冬には比較的雪が少なく寒くてもマイナス1度ほどのプラハです。オールシーズンが観光に適した黄金の町へ、今すぐ観光に行きませんか。
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(2024/10/16更新)
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