写真:井伊 たびを
地図を見る木製(台湾檜)の鳥居としては、日本屈指の大きさで、思わず見上げてしまいます。その大きさは高さ10m余で幅約9m。柱の太さはなんと90cm(目通り)という凄さで、比較的まだ新しく平成元年に建立されたものです。
茨城県つくば市にある「千勝(ちかつ)神社」は、第25代武烈天皇の時代(502年)に、常陸と下総の国境で、猿田彦大神(さるだひこおおかみ)を祭神として祀ったことに始まります。
こちらの神様は、様々な神々の先頭に立たれてその行く先を照らし導くとされる「教導・道開き」の神様で、家内安全、商売繁盛、交通安全、厄除、安産など幅広い御神徳があります。特に新しい物事の始まりや、物事の大切な節目などには、その行く先を良い方向に導いてくださいます。
写真:井伊 たびを
地図を見る「古事記」「日本書紀」にも記されているとされる、こちらの御祭神である猿田彦大神様<千勝大神様とも崇められる>は、天孫降臨の際、「教導・道開き」の大功を果された「諸願成就の神様」です。
その時、上は高天原を、下は豊葦原瑞穂国(日本)を照らす程の霊力を以って邪悪を打ち祓われ、天孫一行を、より良き地へと、教え導かれました。
ところで、その「教導・道開き」とはどのような事でしょう。私たちは、目的や願いを持って仕事に励み、人生を歩んではいるのですが、急に道がなくなったり、大き な障害物に出くわし、行く手を阻まれるときもあります。
そのようなとき、道をつけて下さったり、その障害物を除いて下さるのが、「道開き」です。また、行く手に進むべき道が何本 かあり、どの道を行けば目的地に着けるのか選択に迷ったとき、「教え導」いていただけるということ。
家庭円満の道、仕事や経営の道、合格への道、旅や移動の道などに障害が生じた時、それを打ち祓って願いを叶えて下さるので、「諸願成就の神」と崇められています。
ところで、この拝殿の奥には、全国的にみても珍しく、関東唯一の形式でもある「三殿並立の御社」が立ち並んでいます。
写真:井伊 たびを
地図を見る「三殿並立の御社」のひとつ、摂社左殿の山根彦神(やまねひこのかみ)は、学業成就の神様です。こちらの神様は、私たち人間の願いや祈りが、大神様により強く届きますよう、また大神様の御神徳を人間が支障無く受けられますよう、教え導いてくださる仲立神なのです。
さらに、学問の神・知識の神・教育の神としての御神徳があり、試験合格・学業成就・人間育成を願う人々の崇敬が絶えません。
写真:井伊 たびを
地図を見る「千勝」とは、勝つことにこだわりのある人にとって縁起のいい名前の神社です。人生!ここぞと賭けるときには必ず訪れておきたい場所です。
特に受験生をお持ちの親御さんは、ぜひお子様と共に御祈願されることをお勧めします。
写真:井伊 たびを
地図を見る「勝絵馬」に、祈願ごとをしたため奉納すれば、「これで!勝運いただき!」もまちがいない!ことでしょう。
こちらの神様は、伊勢の神宮を建てる際には土地を譲った神様でもあり、「土地の神」「建築の神」「方位の神」として全国より崇敬されています。
また、例年正月三が日には、約5万人の初詣客が訪れる人気の神社でもあります。ところで、毎年1月31日には、学業成就の神様・山根彦神例祭が執り行われています。受験生や、そのご家族の方は押えておきたい例祭のひとつでしょう。
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(2024/12/13更新)
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