写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るジャマ・エル・フナ広場(以下「フナ広場」)は、マラケシュ旧市街にある大きな広場。昼間は屋台と言えばオレンジジュースくらいで、大道芸人がところどころで芸を披露しているだだっ広い空間ですが、夕方になるといつのまにか屋台が組み立てられて賑わい始めます。フナ広場の周りにあるカフェの屋上から眺めると、その様子は壮観。イスラム教の国なので屋台でお酒は販売されていないのですが、それが信じられないくらいの大賑わいになります。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るマラケシュは、冬場でも最高気温が20度くらいになる温暖な気候。夏の暑さの厳しさは言うまでもありません。体力を消耗する昼間の散策は、休憩と水分をしっかり摂るように心がけましょう。屋台は夜が中心のフナ広場ですが、昼間もオレンジジュースの屋台は営業しています。何軒もの屋台がずらりと並んでいますが、値段は同じですし、味もほぼ同じ。女性なら「店員さんの顔が好みの屋台を選ぶ」という決め方でも全く問題ありません。
一緒に記念撮影したいと言えば、喜んで屋台の中に招き入れてくれます。但し、肩を組んでくる人が多いので(男性同士でも)、苦手な人は注意してください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る夜のフナ広場には100以上の屋台が並びますが、どの屋台にも固有の番号がついています。人気の屋台は賑わっていますので、おいしいかどうかはその様子でだいたい判断できます。
メインディッシュは肉類なら31番のソーセージの屋台がおすすめですが、レストランでタジンを食べることが多いと思うので、屋台ではぜひ魚料理を食べていただきたいところ。14番と98番は行列ができていることもありますが、ほどよい賑わいでおいしいのが4番です。イワシや白身魚のフライとフライドポテトは、屋台とは思えないクオリティ。揚げる技術はもちろんのこと、質の悪い油で揚げたとき特有の胸焼けも感じません。そして、揚げなすも絶品!ホブス(モロッコのパン)の左側にあるのが揚げなすです。なすがそのまま出てきたら、手でつぶすジェスチャーをしてペーストにしてもらいましょう。この揚げなすのペーストを、ホブスにつけて食べるとやみつきになります。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るマラケシュの屋台では、エスカルゴもよく売られています。エスカルゴはサイゼリヤなどでも提供されていますし、通信販売でも購入できるようになっているので、以前に比べると気軽に口にする人が増えたのではないでしょうか。しかし、マラケシュのエスカルゴはかなり小ぶりで、コリコリではなくグニュッとした食感。つまり、エスカルゴというよりも「カタツムリ」と言ったほうがしっくりくる食べ物です。そんなわけで、まずは見た目で抵抗を感じてしまうかもしれませんが、味のほうはコショウがしっかり聞いているので生臭みはなく、美味とまでは言えませんが普通に食べられる味です。そう高価でもないので、旅の記念にぜひどうぞ!
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る日本では高級なドライフルーツも、モロッコをはじめとするアラビア諸国ではお手頃価格。ドライフルーツを売る屋台では、デーツ(ナツメ)、イチジク、アンズ、ナッツ類などが山のように積まれています。日本ではまず見ることができない、異国情緒に溢れた光景です。少量からでも購入できますし、試食も気軽にさせてくれます。ボッタクリが心配かもしれませんが、フナ広場は観光客も多いので「レーズン1個食べただろう、1000円払え!」なんていう悪質な言いがかりをつけられることはまずありません。もし言ってきたとしても冗談だと受け流して「NO、NO」と言って立ち去れば大丈夫です。
汗をかく暑い時期は特にカリウムの補給が重要ですので(ドライフルーツにはカリウムが豊富です)、おやつ代わりに食べていると旅行中の体調維持にもつながります。日持ちする物なので、日本へのお土産に大人買いするのもいいですね。
屋台と言うと衛生状態が心配になるかもしれませんが、イスラム教徒にとって清潔さは信仰の一部と言っていいほど重要なことなので、基本的にとても清潔です。ご紹介した以外にも、タジンやモロッコクレープ、アボカドジュースなどマラケシュはおいしいものに溢れています。充実したグルメを満喫してくださいね!
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(2024/10/16更新)
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