那須高原の桜の魅力は歴史伝説の眠る古代桜の名所にあり!

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那須高原の桜の魅力は歴史伝説の眠る古代桜の名所にあり!

那須高原の桜の魅力は歴史伝説の眠る古代桜の名所にあり!

更新日:2016/03/25 12:37

趣美人 MAKKYのプロフィール写真 趣美人 MAKKY 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家

北関東に広大な面積を持つ栃木県那須高原には、歴史を見つめ続けてきた「古代名桜」と呼ばれている山桜・エドヒガン・ソメイヨシノの名所が沢山あります。それぞれの桜には歴史上に登場した人物との縁があり、桜の美しさに感動するだけでなく、その伝説を知る事でも桜の見かたが変わってきます。見頃の時期にはライトアップされるものもありますので、歴史的な由来と幻想的な景色を同時に堪能することができます。

堂の下岩観音の桜はライトアップされた幻想的な夜景がお奨め!

堂の下岩観音の桜はライトアップされた幻想的な夜景がお奨め!

写真:趣美人 MAKKY

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那須高原の芦野地区に、芦野石の岩盤がむき出しの山の中腹に建つ「堂の下岩観音」があります。観音堂は古くから観音信仰の霊場で、お堂の背後には観音像が刻まれています。長年の風雨により風化はしていますが、現在でもその痕跡を確認する事ができます。

その観音像の隣には、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」に登場する、日清戦争旅順攻撃で活躍した芦野出身の軍人・船山市之助を称えた顕彰文が刻まれ、今も静かに故郷を見つめています。尚、旅順攻撃を指揮した乃木希典大将の「乃木那須別邸・乃木神社」の桜並木も素晴らしく、「堂の下岩観音」から約30分の那須塩原市にありますので、併せて訪ねてみては如何でしょうか。

那須町指定文化財「堂の下の岩観音」周辺では、エドヒガンやソメイヨシノが見頃を迎えるころ、ライトアップされた岩壁や朱色の観音堂が水鏡となり水面に映し出される景色が、訪れる人々を魅了します。満開の4月中旬には樹齢300年以上の一本桜のエドヒガン、斜面中腹のソメイヨシノなど、若干の開花時期の違いが競うように咲き誇ります。特に春の桜の時期はカメラマンの絶好の撮影スポットとなります。夜の幻想的な情景とは異なり、昼間は桜色に染まる山肌と、あぜ道に咲く黄色い菜の花が艶やかな色のバランスを見せてくれます。

義経伝説の残る「上郷下平、幣石(おんべし)の山桜」

義経伝説の残る「上郷下平、幣石(おんべし)の山桜」

写真:趣美人 MAKKY

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栃木県那須町美野沢(簑沢)梓の県道60号線沿い「幣石(おんべし)神社」麓にある山桜の巨木!現在ある桜の樹齢は200年と推定されています。その昔鎌倉時代に義経一行が武運を祈って、御幣を岩上に奉幣したことから「幣石(おんべし)」の名が起こったたとされています。今でも神社のある岩山周辺には大きな岩がごろごろと点在していて、烏帽子岩や義経の腰掛岩がどれなのかは不明です。ここにある一本桜は幹の部分が幾重にもねじれていて、いかにも歴史を感じさせる堂々たる風格。春になると見事な景観を見せて「義経伝説」の趣をかもしだしてくれます。

那須の銘木にも指定されている「幣石の山桜」の前を通る「東山道」は、別名・義経街道とも呼ばれ、那須町伊王野から福島県の白河市にぬける街道筋には沢山の義経伝説が残っています。
幣石の山桜の所在地は東山道沿いの吉成農機商会となりです。

芭蕉や西行・蕪村も愛した「遊行柳と桜」

芭蕉や西行・蕪村も愛した「遊行柳と桜」

写真:趣美人 MAKKY

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那須高原の名勝地のひとつ、芦野地区にある「遊行柳」は、その昔西行法師、松尾芭蕉、与謝野蕪村と3人の著名な歌人が訪れた有名な場所です。自然が豊かに残る現在でも西行が訪れた当時と変わらず、田園の中に遊行柳はあります。その遊行柳の直ぐそばに寄り添うに立っている一本桜があります。

4月下旬からの田植え前の時期に、周辺の田んぼには水が張られます。ここを訪れる旅人に一本桜の盛りを楽しんでもらおうと地域の方々のおもてなしです。水面に映る美しい桜と柳のコラボレーションは見事です。

この柳の傍らには芭蕉、西行、蕪村の歌碑と句碑が建てられており、今なお訪れる人々が多い那須高原の名所となっています。俳句がお好きな方は「俳句投稿ポスト」も設置されていますので、一句詠んでみてはいかがでしょうか?

樹齢400年「平久江家のしだれ桜」芦野御殿山公園

樹齢400年「平久江家のしだれ桜」芦野御殿山公園

写真:趣美人 MAKKY

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芦野御殿山公園は、「桜が城址」とも呼ばれていて約800本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所です。その芦野御殿山公園の入り口には、鎌倉時代からの藩主芦野家の家臣で上級武士であった「平久江家」があります。その敷地内には那須町の名木に指定されている樹齢400年のシダレザクラがあります。

是非、御殿山公園と平久江家の桜を両方楽しんでください。桜のシーズン中はライトアップもされ、幻想的な夜桜も楽しめます。

那須七騎芦野一族を見守る「エドヒガンの一本桜」曹洞宗・建中寺

那須七騎芦野一族を見守る「エドヒガンの一本桜」曹洞宗・建中寺

写真:趣美人 MAKKY

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戦国時代に那須与一ゆかりの那須一族に結集した那須七騎の一つ“芦野一族”。その菩提寺「曹洞宗・建中寺」にある、エドヒガンの一本桜は、芦野藩主の墓守の桜とも云われていて、藩主と芦野集落を見守るように堂々と聳え立ち、気品と風格を漂わせています。

「堂の下岩観音」と相対する位置にあります。また「平久江家の桜」も直近にありますので、お時間の許す限り散策してみてはいかがでしょうか。

那須高原古代名桜めぐりのまとめとして

那須高原の東に位置する「芦野地区」には、さまざまな伝説や逸話が沢山あります。芦野の桜は気温にもよりますが、4月中旬からGWにかけて盛りを迎えます。

今回ご紹介した桜の名所めぐりのルートは、「遊行柳の桜」から始め⇒「堂の下岩観音の桜」⇒「建中寺の墓守桜」⇒「平久江家の桜」⇒「幣石の桜」の順に一筆書きで見て周れます。所要時間は約2時間半位の行程です。途中には大きな水車が蕎麦をひく「道の駅・東山道」があります。こちらの蕎麦は那須高原でも特に美味しいと大評判ですので、昼食にはお奨めです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/20 訪問

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