甲府駅から歩5分の老舗ワイナリー「SADOYA(サドヤ)」で乾杯してから旅しよう

甲府駅から歩5分の老舗ワイナリー「SADOYA(サドヤ)」で乾杯してから旅しよう

更新日:2019/11/14 15:00

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家
国産ワイン発祥の山梨県内には、約90社のワイナリーがあるといわれ、自分好みのワインを求めてワイナリー巡りが人気です。旅のはじまりにぜひ立ち寄りたい老舗ワイナリー「SADOYA(サドヤ)」を紹介します。JR甲府駅から歩いて5分。独特の世界観を味わえる地下ワインセラー見学(ティスティング付)が素敵すぎる!!さぁ、駅に到着したら乾杯してから旅をはじめませんか。

JR甲府駅から徒歩5分!!歩いて行ける老舗ワイナリー「SADOYA」

JR甲府駅から徒歩5分!!歩いて行ける老舗ワイナリー「SADOYA」

写真:鮎川 キオラ

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せっかくのワイナリー巡り、レンタカーや自家用車で訪れると運転手は飲めないのが残念。今回紹介する「SADOYA(サドヤ)」は、なんとJR甲府駅から徒歩5分という駅にとっても近く、歩いて行けるワイナリーです。

江戸時代より続く油屋「佐渡屋」から転業し、大正6年より山梨の風土を活かした本格ワイン造りを始めた老舗ワイナリーとなります。その歴史は実に1世紀越え!!独特の世界観が味わえる700坪の地下ワインセラーと、青空に映える南プロヴァンス風の佇まいに、ワインをいただく前から酔ってしまいそうなほど素敵なんです。

ようこそ!創業1世紀超の由緒あるワイナリーへ

ようこそ!創業1世紀超の由緒あるワイナリーへ

写真:鮎川 キオラ

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SADOYAへ訪れるなら、ワンコイン(大人500円)の見学ツアーにぜひ参加してください。国産ワイン製造に踏み出した歴史の重み、そして最後には山梨県産ブドウを使用したSADOYAが誇る純国産ワイン3種のティスティングができるんです。

見学ツアーでは、スタッフ同行で約40分ほど地下ワインセラーを見学します。創業当時使用していたワインづくりの機械や、かつてタンクとして使用していた部屋などを見学します。創業1世紀を超える老舗ワイナリーの地下空間は、まるでアート作品のような独特の佇まいです。

700坪の地下ワインセラー見学の終点は、SADOYAの宝が眠る場所

700坪の地下ワインセラー見学の終点は、SADOYAの宝が眠る場所

写真:鮎川 キオラ

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まるで迷路のような地下ワインセラーの終点は、樽熟庫となります。樽詰めされた日付順に整然と並ぶワイン樽は、ワイナリーの宝です。丹精こめて栽培された自家農園のブドウを絞り、白は1年、赤は2年樽で熟成させます。1つの樽の中には、約300本分のワインが入っているんですよ。

ワンコイン500円でワインのたしなみを学ぶ

ワンコイン500円でワインのたしなみを学ぶ

写真:鮎川 キオラ

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見学ツアーのお楽しみは、テイスティングです。SADOYAワイン3種を味わい、評価します。ワインは、色、香り、味の3つの指標で評価されます。審査員になったつもりでテイスティングしてみましょう。

まず、白い紙の上にグラスを傾けてワインの色を見ます。同じ赤ワインでも、色のグラデーションが微妙に異なります。次は、グラスを回して香りを楽しみます。そして最後に空気と一緒にワインを口に含み味わいます。ワインの歴史を知り、生産者の情熱を聞いた後にいただくワインの味は格別です。テイスティングしたワインは、もちろん売店で購入することもできます。

静かにカーブで眠るヴィンテージワイン

静かにカーブで眠るヴィンテージワイン

写真:鮎川 キオラ

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地下空間には、瓶詰めされたワインも静かに眠っています。誰かの食卓にのぼる日を待つワインの鼓動が聞こえてきそう。ワインセラーの中に眠るワインの中には、ひと際存在感を醸し出す年代物もあります。SADOYAが現在販売しているヴィンテージワインの中で一番古いものは、1962年白・赤になります。

創業100年を超えるSADOYAは、戦火に巻き込まれ醸造場が全焼する被害に見舞われた歴史があります。古いワインをすべて売却し再建したそうです。

駅近だからこそ旅の始まりにワインで乾杯♪

ここ数年で注目を集めるようになった日本のワイナリー。国内のワイナリーの約4割が集中する山梨県は、ワイナリー巡りの聖地とも言えます。ワイナリー巡りの起点に、山梨旅行のはじまりに、駅から歩いて行ける老舗ワイナリー「SADOYA」で乾杯してから出かけませんか?

日本の醸造家が受け継いできた国産ワインの歴史と味を、たった500円で体感できます。ワイン通だけでなく、ワイン初心者もワインの世界に引き込まれてしまうでしょう。ここSADOYAでワインのたしなみを学び、山梨の旅がより魅力的になりますように。

掲載内容は執筆時点のものです。

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