子連れ・ペット大歓迎!山口県「俵山温泉 山口屋別館」の離れは一棟まるまる江戸時代の古民家

子連れ・ペット大歓迎!山口県「俵山温泉 山口屋別館」の離れは一棟まるまる江戸時代の古民家

更新日:2016/03/08 10:43

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア
山口県に時間が止まったようなノスタルジックな温泉街があります。その名は俵山温泉。
山口屋別館はその温泉街から少し外れた坂の途中に建つ田舎の大きなおうちのような旅館で、こちらの特徴はなんといっても離れのお部屋。江戸時代の庄屋のお屋敷を移築した囲炉裏のある古民家なんです!
家族旅行も、ペットと一緒の旅行も大歓迎!お風呂も自由に貸切利用できちゃいます!

外湯に通う文化が今も残るレトロな俵山温泉

外湯に通う文化が今も残るレトロな俵山温泉

写真:泉 よしか

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山口県西部に位置する俵山温泉は、薬師如来の化身である白い猿の伝説が伝わる鄙びた温泉地です。まるでモノトーンの古い映画の中に迷い込んだようなレトロな雰囲気がたっぷり!意外にもそんな俵山温泉には、実は温泉を引いている旅館はほとんど無いのです!

というのは、湯治のお客さんは旅館に泊まって外湯(共同浴場)に通うというスタイルが昔は一般的だったからです。今はほとんどの温泉地では各旅館のお風呂にも温泉を引いていますから、昔ながらの外湯文化を残す湯治場は、全国でもこの俵山温泉を含めて数えるほどしか残っていません。

温泉に入るためにはわざわざ宿の外に出て歩いて共同浴場まで行かなくてはならない・・・不便ではありますが、浴衣に草履姿の湯治客がそぞろ歩くことで、いかにも温泉街らしい風情を今も残しているとも言えるでしょう!

貴重な内湯旅館「山口屋別館」

貴重な内湯旅館「山口屋別館」

写真:泉 よしか

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さて山口屋別館はそんな俵山温泉の温泉街を外れた坂の途中に建っています。

みなさんは「内湯旅館」という言葉をご存知でしょうか?内湯旅館というのは、その旅館の中に温泉を引いた浴室があるという意味です。先ほども書きましたが、俵山温泉は各旅館が温泉を引かず、外湯に通う温泉地です。そんな俵山温泉の中で、現在唯一の内湯旅館がこちらの山口屋別館になります。

別館と聞くと、本館もあるの?という疑問が湧きますよね。実は温泉街の中ほどに山口屋という旅館があります。この山口屋旅館が温泉を引いた内湯旅館を作ろうと始めたのが山口屋別館です。なお今は内湯を希望するお客さんの方が多いので、別館で無い山口屋旅館は営業をお休みしています。

江戸時代の庄屋のお館「五合庵」に泊る!?

江戸時代の庄屋のお館「五合庵」に泊る!?

提供元:俵山温泉 山口屋別館

http://www.yamaguchiya.in/

山口屋別館の特色は、温泉を引いていることだけではありません!最大の特徴は広々とした離れのお部屋です。

五合庵と名付けられたまるまる一棟の古民家、なんとこの建物は江戸時代の建築物!元は徳川8代将軍吉宗の時代に給庄屋を務めていた岡島三右衛門氏の邸宅で、数寄屋造りの邸内には囲炉裏や民具などがそのまま残されています。岡島三右衛門氏の館を引き継いだ方から山口屋の先代が譲り受けて、山口屋別館の裏手に移築しました。五合庵に泊って時代劇気分を味わってみてはいかがでしょうか。

そしてこの五合庵はペットと一緒に泊れます。独立した棟なので、子供連れのお客さんや、ペット連れのお客さんに気兼ねなく過ごせると評判です!

もう一つの離れ、日当たり良好「光陽」

もう一つの離れ、日当たり良好「光陽」

写真:泉 よしか

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山口屋別館の離れは五合庵だけではありません。五合庵ほどの広さは無くていいんだけど、というお客様に最適な「光陽」というお部屋もあります。この光陽、結構おもしろい場所にあります。山口屋別館の敷地に入る時に、ゲートのようになっているところを潜るのですが、このゲートの上の部分、2階のお部屋が離れになっています。

2階にあるのでとても日当たりが良いですよ!それにこちらでも十分な広さがあります。また母屋とは独立しているので、五合庵同様気兼ねなく過ごせます。もちろんペット連れ歓迎です。何だか田舎のおうちに遊びに来たような懐かしい感じのお部屋ですよ!

貸切で使えます!「山口屋別館」のお風呂

貸切で使えます!「山口屋別館」のお風呂

写真:泉 よしか

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山口屋別館のお風呂も紹介しましょう!浴室は二つあり、どちらも空いていれば自由に鍵を掛けて使える家族風呂システムです。

俵山温泉と言えば、ぜひ町の湯、白猿の湯といった外湯にも足を運んでいただきたいのですが、例えば小さいお子さんと一緒の場合、他のお客さんと一緒のお風呂に入るのは難しかったり、天候によっては外を移動するのも大変だったりしますよね。そういう時に山口屋別館のような自由に貸切で使える内湯はとっても役に立ちます!

また山口屋別館で使っている源泉は森の湯泉。これは外湯の白猿の湯で混合して使われている正の湯泉、森の湯泉、町の湯泉、川の湯、河内源泉の5本の源泉のうちひとつです。つまり、単独で使っている森の湯泉に入れるのも、この山口屋別館だけなのですね。

少しにゅるっとした肌触りの透明なお湯は、古くからリウマチによく効く名湯として知られてきました。ぜひ時間が止まったような俵山温泉に滞在して、レトロな雰囲気を楽しんでください!

まとめとして

俵山温泉・山口屋別館、いかがでしたでしょうか。
俵山温泉の周辺は自然に囲まれていて、春には桜としゃくなげ、初夏には源氏蛍が飛び交い、秋にはブドウやナシが果樹園に実ります。昔ながらの情景を大切に守る俵山温泉に足を運んでみてくださいね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/29−2015/05/30 訪問

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