写真:木村 優光
地図を見るまずは太陽が沈んだ直後に、西の方角の酒匂川上流方面に目をやると、空気が澄んだ日であれば、富士山のシルエットが徐々に姿を現します。その姿はまるで要塞のよう!シルエット状態で姿を現す富士山を見ていると、ワクワクしてきます。
普段、太陽が出ている時間帯に、富士山方面を眺めると、逆光により富士山をはっきり見ることができないため、その興奮度合いは徐々に上昇気味に!そして同時に酒匂川の川面が薄紅色に反射してきます。すでに沈んだ太陽が、地平線の下から空を照らし、その反射で川の水面を薄紅色に変色させます。その様子はまさに茜色の世界!
この時間帯から徐々に、1日のクライマックスショーが始まります。この瞬間に立ち会うことができれば最高に幸せな気持ちになり、日頃のストレスなんて吹き飛んでしまうでしょう。したがって太陽がまだ出ているうちに、現地へ到着することをオススメします。
写真:木村 優光
地図を見るやがて太陽が沈んで30分が経過した頃、空の色も淡いブルーとなり、太陽が沈んだ周辺は橙色へと変化していきます。そしてこの二色のグラデーションが織り成す空となり、辺り一面にトワイライトシャワーが降り注ぎます。クライマックスショーの始まりです!
徐々に、山北町周辺の住宅にぽつぽつと明かりが灯り始め、完全なる夜景への時間帯へ突入していきます。酒匂川は薄紅色からダークブルーへと変わり、街夜景が目立ち始めます。空気が澄んでいれば、夜空を見上げてみましょう。満点の星空が貴方を包み込みます。
富士山は完全なるシルエットとなりますが、富士山独特の形によって、その存在が薄れる事はありません。さすが天下の富士山!足柄の街を見守っているかのようです。
写真:木村 優光
地図を見る今まで太陽が沈む西方をメインに紹介してきましたが、今度は角度を真南に向けてみましょう。チェックメイトCCから真南の方角というと、足柄平野になりますが、夜景への時間帯へシフトする直前に、足柄平野方面を眺めてみてください。目の前には、小さなダイヤモンドを散りばめたような光景が広がります。それはまるで光の絨毯!
大都会のような非常にまばゆい光量ではありませんが、郊外特有の落ち着いた光量の夜景が、相模湾の手前まで広がっています。特に目立つものとしては、写真の左側に見える、一際光が多い部分。これは東名高速大井松田インターチェンジで、芸術的な道路の曲線美が特徴的です。
残念ながら、東名高速は松田山の麓を走っているため、チェックメイトCCからは、その姿をすべて確認することはできません。しかし松田から南下する、国道255線を通る車のライトが、夜景にアクセントを加えていて、見応え十分です!
写真:木村 優光
地図を見る今まで夕方以降の風景を紹介してきましたが、昼間も眺めは最高です。麓を東名高速が走るほかに、小田急線や御殿場線が交錯する松田町があるため、動きのある風景も見ることができます。
一番目立つものとしては、酒匂川を渡る小田急線の様子!風がある日ですと、小田急線が酒匂川の橋を渡るときに発する、ジョイント音が風に乗ってとてもよく聞こえます。御殿場線に関しても、松田駅を発車して東山北駅へ向かうときの、ジョイント音を聞くことができます。
これら鉄道のジョイント音は、夜景観賞時にも聞くことができます。昼間ですと、鉄道の走る姿を見ることができますが、夜間は、その姿が光線となって現れ、並行してジョイント音を聞くことができます。まさに音を聞きながらの夜景観賞!リアル感溢れます!
チェックメイトCCからの、日没後から夜景へと変わりゆく光景、いかがでしたでしょうか。日没後のトワイライトタイムも、1分毎に空の色が変わっていき、周りの見え方も変化していきます。夜景レベルも神奈川県でトップレベルですが、時を感じる夜景スポットとしても、非常にオススメです。
特に、夜景は目で見て感じるものと思われがちですが、耳で聞くことをプラスすると、その場の臨場感があふれ、時が一刻一刻過ぎているんだなと、感心するでしょう。
山麓には松田山ハーブガーデンや、西平畑公園があるため、昼間はそちらを訪問して、夕刻になるころを見計らってチェックメイトCC南側道にアクセスするのも良いでしょう。
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(2025/1/20更新)
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