「奇美博物館」は、プラスチックABS樹脂生産、化学工業で有名な会社「奇美実業」が運営している企業の博物館です。創立者の許文龍氏のコレクションである西洋芸術を中心とした文物が芸術、歴史、人類学、科学の四つのテーマで展示されています。特に十九世紀フランスの絵画と彫刻の収蔵数が多いことで知られています。
「奇美博物館」は、台南都会公園の9.5ヘクタールの敷地内に2015年1月1日にオープンしました。台南都会公園の欧風ガーデンも魅力の一つ。写真は、フランスベルサイユ宮殿にある太陽神アポロンが天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしている彫刻を模したものです。フランスは、金メッキ鉛製ですが、台南都会公園にあるものは大理石彫刻。白い大理石がまた違った雰囲気をかもし出しています。時間によっては噴水のショーを見ることができ、また夜になるとライトアップされ、異なる美しさがあります。
太陽神アポロンの彫刻を過ぎて前に進むと、橋が見えてきます。この橋にある柱には、写真のようにギリシア神話のオリュンポス十二神が飾られています。目の前の白いバロック宮殿風の博物館の建物と相まって「ここは本当に台湾?」と思うほどです。
1971年に創立した奇美食品は、奇美グループの一つです。欧風ガーデン内の売店では、肉まんやゴマまんなども売られています。この他暑い日が多い台南でおススメなのが、台湾フルーツのアイスキャンディー。ライチ、グアバ、パイナップルなど味は六種類一つ45元(日本円約160円)。このアイス、棒が博物館オリジナルデザインのしおりになっています。3種類ランダムなので、是非集めてみて下さいね。
博物館の建物を入って左側1階にあるミュージアムショップには、「奇美博物館」オリジナルグッズがたくさん並んでいます。写真のガーデンをデザインした缶はエッグロール(399元)。世界中の楽器やバイオリンのコレクションもある「奇美博物館」。バイオリンデザイン缶に入っているのは、クランベリーのお菓子(399元)です。お菓子には健康食品として知られる「紅藜(アカザ)」が使われています。
黄色い小さな箱は、ヒノキ石鹸(380元)。この他にも文房具、台湾茶などいろいろなグッズがあり、お土産探しにもいい場所です。博物館オリジナルの手提げ袋もステキです。
完全予約制の「奇美博物館」ですが、当日チケット売り場でチケットを購入し、待つこともできます。これはキャンセルなどによる人数を計算し、時間制で臨時で枠を増やしているものです。時間は、9:15からチケットの裏に入場時間が記載されるので、その時間になったら入り口に行けば当日でも入館可能です。
台湾新幹線「台南」駅からは「市政府」行きの無料のシャトルバスで「奇美博物館」前で下車可能なので、アクセスも便利です。皆さんも台湾で話題の「奇美博物館」へ足を運んでみませんか。
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(2025/1/17更新)
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