沖縄唯一の海から海へ渡る橋!久米島沖の「シールガチ橋」の謎を追え!

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沖縄唯一の海から海へ渡る橋!久米島沖の「シールガチ橋」の謎を追え!

沖縄唯一の海から海へ渡る橋!久米島沖の「シールガチ橋」の謎を追え!

更新日:2016/12/23 21:14

離島 こむのプロフィール写真 離島 こむ 離島ドットコム管理人、沖縄在住サブスリーランナー

沖縄本島西の離島「久米島」。すぐ隣の奥武島とは陸と陸を結ぶ橋で繋がっていますが、その沖に海から海へ渡る謎の橋があります。その名は「シールガチ橋」。名前は橋ですが、どう見ても海と海を往来することしかできません。何のためにあるのか分からない謎の橋。その謎は月の満ち欠けと密接な関係が!?沖縄でも唯一、海から海へ渡る「シールガチ橋」。その正体は?

海に浮かぶ「シールガチ橋」!どう見ても海から海へ渡ることしかできない橋

海に浮かぶ「シールガチ橋」!どう見ても海から海へ渡ることしかできない橋

写真:離島 こむ

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沖縄・久米島に行かれた方なら観光名所「畳石」がある奥武島へ橋で渡ったことがあると思いますが、その橋から見える沖の海に謎の物体があることにお気づきでしょうか?遠目で見ると海の中に何故か「ゲート」的なものがあるように見えますが、実を言うとこれはれっきとした「橋」。しかも昔の橋の名残ではなく、現在もきちんと使われている橋なんです。名前もきちんとあって「シールガチ橋」と呼ばれています。

何故に「海から海へ渡る橋」?と思ってしまう光景ですが、実を言うとこの橋には月の満ち欠けと密接な関係があるんです。早い話が「潮の干満」との関係ですが、沖縄でもここしかない「海から海へ渡る橋」。その正体とその役割はいったい何でしょう?

満月など潮が大きく引く日に橋の謎が解き明かされる!?

満月など潮が大きく引く日に橋の謎が解き明かされる!?

写真:離島 こむ

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シールガチ橋の謎を解明するには、まずは満月や新月など、潮が大きく日を選びましょう。その干潮時間になれば橋の謎がわかります。沖縄の海は潮が大きく引くと、沖に干潟が現れるところが多いのですが、まさにその干潮時に現れる干潟と干潟を結ぶ橋。それが「シールガチ橋」の正体なんです。ちなみに名前の「シール」はこの橋がある地域の名称で、「ガチ」とは沖縄で「魚垣」ことを言います。「魚垣」とは干潟の潮だまりのようなもので、「シールガチ橋」という名前はまさに「シール地域にある干潟の魚垣(ガチ)に渡る橋」という意味なんです。

でも実際はこの橋の下に船の航路があり、それを越えるためのもの。漁船やダイビング船などがこの橋の下を多く通ります。もともとは干潟づたいに橋の先の干潟と往来できたのでしょうが、干潟に航路を造ったことにより往来ができなくなり、架橋にいたった次第です。

久米島の干潟から奥武島の干潟へ!海から海へ渡す珍しい橋

久米島の干潟から奥武島の干潟へ!海から海へ渡す珍しい橋

写真:離島 こむ

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シールガチ橋は久米島の干潟から、隣り合う奥武島の干潟に渡る橋となっています。でも久米島と奥武島は橋でもともと繋がっていますので、奥武島側の干潟へはシールガチ橋を使わなくても奥武島から歩いて行けます。でも干潟で釣りをする人にとっては、久米島の干潟から奥武島の干潟への往来できることは、ポイントを自由に移動できる意味で重要。現に、この橋周辺には干潮時に多くの釣り人が訪れ、橋を往来しています。

またその釣り人のためなのか、干潟には歩道のような石垣があり、橋や島まで導いています。橋もこの石垣も、潮が引かないとその存在意義が分からない「シールガチ橋」。沖縄の中でもとても珍しい橋です。

奥武島側の干潟はとても広大!まさに釣りには絶好のスポット

奥武島側の干潟はとても広大!まさに釣りには絶好のスポット

写真:離島 こむ

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久米島側の干潟はそれほど広くありませんが、シールガチ橋を渡った先の奥武島の干潟はとても広大。最大で全長「10km」を越える長さにもなります。さすがに橋を渡って10km先まで行く人はほとんど居ませんが、その広大な干潟の光景は圧巻。また潮だまりが無数にできていますので、干潟に残された魚もとても多く、磯狩りも楽しめます。もともと「ガチ」こと「魚垣」とは浅瀬に石垣を造って干潮時に魚を捕る伝統的な漁法。現在は漁としては行われていませんが、磯狩りは現在もできますので、釣り以外でこの橋を利用する人もいるようです。

もちろん釣り人にとっては、橋を渡ればは普段は行けないポイントまで自由に行くことができますので、釣りもさらに楽しめます。久米島で釣りをする人にとっては、このシールガチ橋はなくてはならない存在です。

橋の上から見る海の色は抜群!ただし干潮時限定の絶景

橋の上から見る海の色は抜群!ただし干潮時限定の絶景

写真:離島 こむ

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もちろん釣りや磯狩りをしない人でも橋まで行くこともできますし、渡ることもできます。また橋の上からはその船の航路や干潟が一望できるので、意外と絶景スポット。もちろん潮が引いている時間限定でしか渡れませんが、久米島で一風変わった場所に行きたい方は、このシールガチ橋にも是非ともチャレンジして欲しいものです。もちろん、行かれる際は潮汐情報を確認して、干潮時間にチャレンジしましょう。

さすがの沖縄でもこんな橋は久米島にしかない!

海に囲まれた沖縄ですが、さすがに海から海へ渡るだけの橋は、このシールガチ橋以外はありません。まさに珍風景です。沖縄の中には変わった風景や場所は多いですが、このシールガチ橋の謎レベルは最高ランク。言われなければ橋とわかりませんし、言われても橋と認識するのも難しいシールガチ橋です。でも干潮時を狙ってこの橋まで行けば、それまでのモヤモヤも吹っ切れることでしょう。

世にも珍しい海から海へ渡る「シールガチ橋」。沖縄でも久米島しかこんな橋にはお目にかかれません。はての浜やイーフビーチなどの定番スポットもいいですが、少し変わった場所にも足を運んで、他の人とは違った体験をしてみましょう。特に釣り好きの方にはおすすめです。是非久米島のシールガチ橋へ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/04 訪問

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