写真:やま かづ
地図を見るマレーシア・イスラミック美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)はクアラルンプールの都会のオアシス、レイクガーデンにあります。その外観はイスラム建築でよく見られるホワイトやブルーなど涼しい色のタイル張りで、南国の太陽を美しく照り返しています。
そして、美術館の内部には、マレーシアのみならずトルコやイランなどの中東諸国、東南アジア、中国と、世界各国のイスラム教の美術・芸術作品などが集められています。
「ミュージアムレストラン」はそんな白亜の殿堂マレーシア・イスラミック美術館に併設されているレストランです。
写真:やま かづ
地図を見る床から天井まで白を基調にデザインされた「ミュージアムレストラン」は木製のシンプルなデザインのテーブルや椅子で統一され、エキゾチックな雰囲気をかもし出しています。
また、レストランの東側半分は大きなガラス張りになっており、室内からはイスラムデザインが美しい噴水庭園を眺めることができます。
シンプルで落ち着いた調度品、装飾品の数々、そしてゆったりとしたテーブルのレイアウト。クアラルンプールの炎天下を歩いてきた体と心を癒してくれます。
写真:やま かづ
地図を見るレストランのメニューは地元のマレー料理だけではなく、パレスチナ料理やレバノン料理など中東諸国のイスラム圏の料理がラインナップされています。
そんな中で、お勧めしたいのはセットランチです。好きなメインディッシュを選んだ後は、ビュッフェコーナーに並んだアペタイザー、サラダ、スープ、パン、デザートを好きなだけいただくことができます。
各料理にはメニュー名が書かれたプレートが置かれているものの、聞きなれないものもたくさんあります。しかし、英語併記なのでざっくりとした想像はつきます、ご安心を。
写真:やま かづ
地図を見るメインディッシュはチキン、ビーフ、ラム、フィッシュ、そしてベジタリアンと5種類から選べますから、多少の好き嫌いがあっても大丈夫です。
当然、お料理はすべてハラール仕様。ハラールとはイスラム教の厳しい教えにのっとって調理されたものを意味します。イスラム教の食事って豚肉やアルコールを使わないことは有名ですが、そのほか健康にリスクのある食材は使わない、不衛生な調理はしないなど、実は体にとっても優しい料理なので安心して食べることができるんです。
写真:
Shish Tawook: Skewered Boneless Chicken/骨なしグリルチキン(右)
Mandi Lahm: Roast Lamb/ローストラム(左)
写真:やま かづ
地図を見る世界各国のイスラム教に関する装飾品、衣類、生活用具、陶器など、わかりやすい説明とレイアウトで、それほど興味のない人でも見て回るうちに引き込まれることは間違いありません。
特に、イスラム教の聖典「コーラン」にはいろいろな種類があり、その芸術性の高さに驚かされます。
また、世界各地にあるイスラム教の礼拝所モスクを精巧に再現した数々のミニチュア模型も目を引きます。国が変われば気候も変わる、民族も変わるということで、同じモスクなのにそのデザインが随分違うことに興味が沸いてきます。
「ミュージアムレストラン」はマレーシア・イスラム美術館のグランドフロアにありますが、同じフロアにあるスーベニアショップと同様、美術館の入場料を払わなくても利用することができます。
食事はしたいけど美術館を見学している時間はないという方は、美術館のメインエントランスを入った後、専用の階段やエレベーターで1つ上の階に上がれば大丈夫です。
なお、サイトによっては美術館、レストラン、スーベニアショップなどを総称して「マレーシア・イスラミックセンター」と呼んでいることもありますが、同じ建物ですのであしからず。
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(2023/12/7更新)
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