「世界の太皷資料館 太皷館」は宮本卯之助商店の西浅草店の中にあります。宮本卯之助商店は1861年(文久元年)創業の太鼓・神輿・祭礼具の製造販売の老舗です。宮内庁御用達として雅楽の楽器を、また歌舞伎座や国立劇場、国立能楽堂、全国の神社仏閣に太鼓、お神輿などを納めている、文化と伝統の町、浅草を代表するような企業です。
西浅草店は雷門通りと国際通りという浅草の目抜き通りが交わる交差点にありますし、何よりお神輿のディスプレイが目立ちますので、見落とすことはないでしょう。
「世界の太皷資料館 太皷館」は宮本卯之助商店の1F受付でチケットを購入してから4Fへ上がり、学芸員の方の説明を受けてから入館します。
アジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカなどの太鼓及び打楽器を展示しており、収蔵品はなんと約 900 点!そのうち世界各国から蒐集した太鼓を常時 200 点ほど公開しています。「世界の太皷資料館 太皷館」の名に恥じないバラエティに富んだ太鼓&打楽器が目白押しです。
すばらしいのは展示してあるほとんどの太鼓を触ったり、実際に音を出したりして楽しめるところです。まさに体験型の博物館です。
ただ、素人の我々がいくら叩いても、その打楽器のポテンシャルをほとんど引き出せないのが、残念なところ。実際に太鼓がプロによって演奏されている時の音を聞いてみたいですよね?
その点も「世界の太皷資料館 太皷館」なら大丈夫です。各所に演奏テープが設置してあり、実際に自分が叩いてみた音をプロの音の差!?を体感できます。普段聞けないような海外の太鼓のリズムを感じることができるのも面白いですね。
「世界の太皷資料館 太皷館」では様々な打楽器が置いてあることはすでに説明しましたが、なんだかんだで、やっぱり目に付くのは日本の大太鼓ですよね!お祭りやパフォーマンスで目にすることの多い大太鼓ですが、「叩いたことがある」、という人は少ないのでは!?
実際にここでは思い切り叩けますが、その重低音には驚かされます!
思った以上の大音量がでますので、叩く際はちょっと周りを見てからにしましょう(笑)。
なお、「世界の太皷資料館 太皷館」では歌舞伎で使われる「下座道具」も置いてあり、これが結構楽しいのです。風の音や雨の音をどうやって出しているのか、この下座道具が教えてくれます。
さて、この宮本卯之助商店ではもちろん太鼓やお神輿、神具などを販売しております。先ほど叩いたサイズの太鼓の値段を見て驚愕してください!気軽に叩ける値段ではないですよ(笑)。
また普段近くで見ることの少ないお神輿もここなら間近に見ることができます。職人技の集合体のようなその姿には(そしてお値段にも!?)圧倒されること間違いなしです。
「世界の太皷資料館 太皷館」の入館料ならびに開館日につきましては、下部関連メモの宮本卯之助商店ホームページよりご確認くださいませ。
また館内は基本的に撮影禁止です。ではお気をつけていってらっしゃいませ〜。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索