パリの有名レストランでフレンチを食べようとすれば、ランチでも50ユーロ、ディナーとなると100ユーロを優に超えてしまいます。それに比べビストロは、リーズナブルな価格で、パリらしい料理を楽しむことが出来ます。パリ市民も集う賑やかなビストロは、謂わば日本の大衆居酒屋のようイメージ。
ビストロによって異なりますが、ムニュと呼ばれるコースには、前菜、メイン、デザートが含まれます。アラカルトで頼み、シェアすることも可能です。
パリには数え切れないほどのビストロが軒を連ねますが、中でもお勧めできる、破格ながら味は抜群のビストロを、サンジェルマンデプレ地区から2軒選出しました。
サンジェルマンデプレ地区のビストロといえば、絶対に外せないのが、「ル・コントワール・デュ・ルレ(Le Comptoir du Relais)」です。ランチは予約することが出来ないので、開店前からお店の前には行列ができています。夜はなんと半年先まで予約でいっぱいなのだとか。
大きなガラスに書かれた本日のお勧めと、カードに書かれた定番メニューから選びましょう。メニューはフランス語のみですが、観光客も多いので、店員さんに聞けば英語で教えてくれます。ハムやソーセージの盛り合わせ「シャルキュトリー」や、エスカルゴなど、フランスの伝統料理も多種多様に揃っています。
店内は狭く、賑わっていますがそれもご愛嬌。ワイワイガヤガヤとした雰囲気の中で、ワインを飲みながら、ボリューム満点の料理に舌鼓を打てば、パリジャン・パリジェンヌ気分も高まります。
人通りの少ない通りに突如現れる、賑やかに人々が集う、「レピ・デュパン(L’epi Dupin)」。ランチコースが28ユーロ、ディナーコースでも39ユーロという手頃な値段で前菜、メイン、デザートのコースをいただくことが出来ます。
驚くのが、その繊細な料理と細やかな盛り付け。ビストロ料理というと、迫力満点、ボリュームも満点なイメージですが、こちらのビストロではその常識を覆されます。
素晴らしいコストパフォーマンスと料理の質に連日満席。予約をしていくことをお勧めします。日本語を話せるスタッフもいるので安心です。
ビストロでは料理に合わせてワインもいただきましょう。そのお店のロゴマークなどが入ったオリジナルのワイングラスを用意しているところも多く、より一層美味しく感じるでしょう。
ル・コントワール・デュ・ルレのグラスやお皿には可愛い豚のマークが入っており、それだけでも気分が高まりますね。
パリでの食事には欠かすことのできない、ビストロ。安くても美味しい料理が食べられ、且つパリらしい雰囲気を満喫することができます。
ビストロ初心者でもここへ行けば間違いなく、楽しく美味しいひと時が過ごせるでしょう。
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