急坂を歩いてたどり着く秘湯!山形県米沢市「大平温泉滝見屋」

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急坂を歩いてたどり着く秘湯!山形県米沢市「大平温泉滝見屋」

急坂を歩いてたどり着く秘湯!山形県米沢市「大平温泉滝見屋」

更新日:2016/05/30 18:26

なべ部 FGのプロフィール写真 なべ部 FG

山形県米沢市の南、吾妻連峰の麓に、歩いて辿り着く秘湯中の秘湯の一軒宿「大平温泉滝見屋」があります。温泉の歴史は古く、西暦860年、貞観2年清和天皇の時代、米沢の茂林寺住職が修行のため、最上川源流に入り、夢枕に現れた不動明王のお告げより、探し当てたといわれます。吾妻山への縦走路の登山口にあたり、昔から修験者が修行する入口でした。山深い地にあり、今でも車で辿り着けず、駐車場から約20分急坂を歩きます。

山の中にある駐車場までの道程もハード

山の中にある駐車場までの道程もハード

写真:なべ部 FG

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米沢市街から車で南進し、途中の大平集落を過ぎると道が狭くなり、案内板には所要時間60分と表示されます。対向車のすれ違いが困難な幅の、つづら折りの道を登って行き、ようやく車5〜6台が停車できる駐車場に到着します。ここからは徒歩ルートです。道案内地図が無いと、この時点でどういうルートなのか、わからないままです。

滑りやすい急坂を歩いて、最後に吊り橋

滑りやすい急坂を歩いて、最後に吊り橋

写真:なべ部 FG

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しばらく、緩やかな下りを進むと、送迎車用の駐車場。その先が激坂。滝見屋という名からして、水辺にあるはずですが、川の音ははるか遠くで、森の中から谷底まで急傾斜を下って行きます。舗装されてはいますが、雨でぬれていると滑って危険な道です。

足腰に不安がある方にはお薦めできません。行きは滑りやすい下りで、帰りはこのルートを登ることになります。行きも帰りも約20分のルートです。トレッキング気分で、歩きやすい靴と荷物で時間に余裕をもって向かいましょう。途中、休憩用のベンチも置かれています。

注意深く下り坂を進み、ようやく、自家発電用の小屋と荷物運搬用のゴンドラが現れます。ここまでは、宿の軽四輪がなんとか進入できます。川の流れと、赤い屋根の建物が確認でき、その先は徒歩だけの細い階段を進みます。滝不動明王の祠を過ぎ、一度に5人以上乗らないでくださいと注意書きのある吊り橋を渡ると、宿に到着です。

川沿いに建つ赤い屋根

川沿いに建つ赤い屋根

写真:なべ部 FG

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建物の手前には、吾妻山への登山口の案内「至る藤十郎縦走路」が建ち、玄関前の鉄梯子からのルートです。

玄関内には、日本秘湯を守る会の会員宿である表示や天然温泉の表示。また宿のお薦めお土産の案内も出ています。その源流そばだんごが絶品です。ずんだ餡の特製だんご。

宿は雪深いため、冬季閉鎖となり、4月下旬から11月上旬までの営業。米沢の街寄りにある本宅(大平温泉連絡所)で、冷凍の源流そばだんごを購入できます。

宿泊は、1泊2食付きで、11,800円(税別)〜。米沢牛プラン15,300円(税別)も選択できます。
日帰り入浴は500円。9:30〜15:30まで。要予約で、部屋での休憩や食事付のプランも有ります。帰りに急坂登りがあるので、遅くならないようにしましょう。

開放的な大露天風呂

開放的な大露天風呂

写真:なべ部 FG

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宿の自慢は、大自然の中の野趣あふれる川沿い露天風呂。ワイルドに石組みされた湯船のすぐ脇を、源流の滝「火焔の滝」から流れ出る川が流れ、川音が響きます。硫黄の匂いは控えめで、少し塩気のあるカルシウム、硫黄塩泉の湯が掛け流しです。効能は、昔から胃腸病に効くと言われています。

男湯は宿手前にある吊り橋から丸見えですのでご注意を。

最上川源流の地

最上川源流の地

写真:なべ部 FG

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男湯の上流側には、女湯と家族風呂。その先に「最上川源流之碑」が見えます。その奥に「火焔の滝」が降り注ぎます。立派な建物と露天風呂が築かれていいるのが不思議なくらいの渓谷の奥地です。

おわりに

大平温泉滝見屋は、宿到着まで苦労しますが、それだけの価値のある秘湯の宿です。細いヘアピンカーブが続く山道を走行し、駐車場に到着後、急坂をトレッキングしてようやく宿に辿り着き、大自然に囲まれた山のいで湯を楽しむという非日常の体験を楽しんでみませんか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/23 訪問

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