アニメの聖地といえば秋葉原が思い浮かぶだろう。なぜ杉並にアニメーションミュージアムなのだろうか。それは全国にあるアニメ制作スタジオ約626社のうち、約75社が杉並区に立地しているからだ。
その中にはルパン三世や名探偵コナンを作っている「東京ムービー(現在はトムスエンターテイメント)」、ガンダムシリーズの「サンライズ」、鋼の錬金術士の「ボンズ」など主要な制作会社もある。
この歴史は昭和39年に東京ムービーが杉並区内に移転してきたことから始まった。同社を中心にたくさんのプロダクション会社と関係したことで会社の集積が進んだと言われている。ここから「おばけのQ太郎」や「巨人の星」、「アタックNo.1」などの不朽の名作が生まれていったのである。
施設内には様々な展示があるが、やはり目立つのはアフレコスタジオだろう。アフレコとはアニメに声を入れることで、ここでは声優の仕事を体験できる。ブース内では鉄腕アトムのアフレコが出来るぞ!普段何気なく聞いている声優の仕事がどれだけ難しいのか体験してみよう!
そしてアフレコした内容を映像と共に流すことが可能だ。上手くできているかな?声優に興味のある方は一度試してみるのもいいかもしれない。
デジタルワークショップのコーナーにはパソコンを使ったアニメのデジタル製作の体験やトレース台を利用した線画の写しなどの体験もできる。
こちらは特に小さいお子様に人気でみんな一生懸命トレースをしたりパソコンで色を塗ったりと真剣だ。将来の大先生は案外こういったところから生まれてくるのかもしれない。
様々な体験をしていると一息つきたくなる。そんな時は中3階にあるシアターを利用しよう!不朽の名作である「フランダースの犬」や「あらいぐまラスカル」などが150インチをスクリーンで楽しめるぞ。上映スケジュールについては3ヶ月ほどで変更になるため、事前に確認をしよう。
また同階にはアニメや漫画に関するDVDや書籍を取り扱うライブラリーがある。無料で利用できるので大人から子供までゆっくり楽しめること間違いない。
「ファーストガンダム」を最初からじっくり見返してもよし、お子様向けには「それいけ!アンパンマン」など充実のラインナップだ。
そしてアニメ制作を目指している人向けに関連の書籍も充実している。さらに監督やアニメーター、キャラクターデザイナーやメカニックデザイナーなどの方々のインタビューDVDも置かれている。
杉並区ではアニメを地場産業として捉え様々な支援を行なっている。今後はアニメを活用した地域・商店街の活性化やアニメ産業の支援を行なっているとの方針を打ち出している。
今までの、そしてこれからのアニメを楽しく学べる杉並アニメーションミュージアム、入場料は無料で一日中、大人も子供も楽しめることが出来る!
今度の休みに親子で行ってみてはいかがだろうか。
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(2024/10/13更新)
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