写真:東郷 カオル
地図を見る淡嶋神社の最寄駅は南海電車の加太駅。駅から神社までは徒歩20分の距離ですが、途中細い道を通りますので、駅からすぐの場所にある観光案内所でマップをもらっておくと良いでしょう。
淡嶋神社の御祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、大己貴命(おほなむじのみこと)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)。少彦名命が医薬の神様であることから、女性の病気回復や安産・子授けなどに霊験あらたかといわれており、古くから信仰を集めています。
何も知らずに淡嶋神社に参拝すると「ギョッ」とするような光景に出くわします。ご本殿から無数の日本人形がこちらを見ているのです!
これは供養のために納められている人形で、ご本殿にはひな人形や市松人形など、日本人形中心に置かれています。
写真:東郷 カオル
地図を見るご本殿の日本人形はちょっとコワイ感じもするのですが、境内には他にも様々な種類の人形が納められています。
写真は招き猫コーナー。無数の日本人形にカメラを向けるのはちょっと抵抗がある方も、招き猫にはホッとするかもしれません。招き猫コーナーの横には信楽焼のたぬきコーナーがあったと、この一角はちょっとしたほのぼのエリア。
他にもフランス人形や、顔が付いている羽子板など、あらゆる人形が収められており、その数2万体以上ともいわれています。
テレビ番組で「髪が伸びる人形」がいるとホラー的に取り上げられることもありますが、本当に髪が伸びる人形がいるらしく、淡嶋神社の公式HPのトピックスのページに説明が書かれています。気になる方は下部のMEMOから御覧ください。
写真:東郷 カオル
地図を見るご本殿の奥の末社には御祭神と八百万の神が祀られていて、安産・子請授・婦人病等、女性の願いが叶う場所といわれています。
こちらもご本殿の人形と同じく知らずに来られた方は「ギョッ」とするかもしれませんが、「下着を格子の中へ…」という貼り紙があります。こちらには女性の病に悩む方々が自分の下着を奉納するならわしがあります。
実際にどうなっているのか格子の中をそっと覗いてみると…、ほとんどのものがビニール袋や布に包まれて納められているのですが、中には「脱ぎたてホヤホヤでは?」と思われるような、その場で脱ぎ捨てられたかのようなものも…(笑)
和歌山も外国人観光客が多く来られていますので、もしかしたら「これが日本の文化か」と勘違いされその場で脱いでいったのかもしれませんね。
社務所にはパンツが売られていますので、思わず脱いでしまった人も安心してください。
のどかな加太線の周辺にはのんびりとした風景が広がります。南海電車ではこの加太線を「加太さかな線」と名付け、2016年4月29日からは加太の鯛をイメージしたピンク色の車両「めでたいでんしゃ」を泳がせ…、いえ、走らせます。
車両のつり革はかわいらしい鯛の形をしていますが、各車両に一つだけハートのつり革があります。人形とパンツの印象が強烈ですが、淡嶋神社は縁結びにもご利益がありますので、是非ハートのつり革を見つけて淡嶋神社で縁結び祈願もしてみてください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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