写真:咲田 みつる
地図を見るあしかがフラワーパークを有名にしたのは、「藤の演出」です。滝の様に房を垂らした藤の花は、圧倒的な美しさ。特にライトアップの妖艶さは、夢に出てきそうなほど幻想的です。さらにパークは、1年を8つの時期に区切ってテーマを設け、四季に応じたお花を斬新な方法で演出します。
今回ご紹介するのは、6月上旬に始まる「ブルー&ホワイトガーデン」。花菖蒲とアジサイが表現する世界は、薄紫の藤の花の妖艶さとはうって変わって、「清純さ」の世界。特に圧巻なのは20万本の花菖蒲です!この花菖蒲、ひとかたならぬ尽力によって美しさが最大限に引き出されています。
一般的に花菖蒲と言えば、ピークを見計らって観賞に出かけても、中にはしおれてしまった花弁が混じっているのが普通…と感じませんか?しかし、あしかがフラワーパークでは、常に状態の良いお花だけを観賞できます。 実は「花がら摘み」と言って、しおれた花弁は丁寧にひとひらずつ摘み取られているのです。時として作業中のスタッフの方(半身水につかって花がら摘みをしている)を見かけることもありますが、そんな舞台裏を知るほど、有難さが増しますね。
写真:咲田 みつる
地図を見る西ゲート付近にある「水上花壇」や木道は、パークの見せ場のひとつ。池の真っただ中にあるピラミッド型の小島に、ペチュニアなどが美しく盛り付けられています。そして、「ブルー&ホワイトガーデン」の時期には、花菖蒲が木道の両側を華やかに彩ります。
リピーターの方は「え?こんなところに菖蒲なんてあったっけ?」と感じるはず。実は、パークの花菖蒲はその多くがポット栽培で管理されているもの。だからこそ、常に最盛期のお花のみがオンステージできるのです。真っ白に染め上げられた「花菖蒲の花みち」を歩くのは壮観です。
写真:咲田 みつる
地図を見る花菖蒲の展示に関しては、さらに素敵な演出が施されています。こちらは比較的、水深の浅い池にある花菖蒲。実はこのお花たち、「ふわ〜り」と、ひとりでに動くんです!時には、風流な音を立てて動くこともあります。
なぜ、どんなしくみで動くのか?これは是非、その目で見て確かめていただきたいです!
場所は、正面ゲートに近いフラワーステージ。パークに着くと、つい奥の方へと気がせいて足早に通り過ぎてしまいがちな場所です。決してお見逃しの無きよう、五感をフル活用しましょう!
写真:咲田 みつる
地図を見るあしかがフラワーパークには大小さまざまな水辺が存在します。その沢山の水辺の中に、自然の池もあるのをご存知でしょうか?さらにパークの隣には「迫間自然観察公園」という湿地を利用した公園も存在しています。実はあしかがフラワーパークも含め、この辺りはもともと広大な湿地帯だったのです。
植物園として整備するためには、多くの課題があったそうですが、パークに配置された数多くの水辺の癒し効果は絶大です。この水辺の情景が花菖蒲とベストマッチし、とてもポット栽培とは思えないほど、見事に調和しているのです。(写真はむらさき藤のスクリーン前)
写真:咲田 みつる
地図を見る花菖蒲と比較すると数は少ないものの、「ブルー&ホワイトガーデン」の脇を固めているのが1500株のアジサイです。アジサイと言えば、青や赤紫をイメージしやすいですが、あしかがフラワーパークでは、真っ白な「アナベル」という品種も見られます。このアジサイ、はじめは黄緑で、徐々に白く変化するというもの。
この他、同じ白色のアジサイで言えば、円錐型の花房が特徴的な「カシワバアジサイ」にも注目です!
アジサイや花菖蒲はしっとりとぬれているほうが観賞に適しているもの。美しいお花を見る為には、「雨が降ったらチャンス!」とお考えください。小雨、または雨上がりのタイミングが訪問には最適と言えるでしょう。
気になる入園料についてですが、あしかがフラワーパークでは「花の状態に合わせて変動する」というシステムをとっています。つまり高い時ほど、開花状況が良いということです。開花状況や入園料はホームページで随時発表されますので、事前にチェックしてお出かけください。
「ブルー&ホワイトガーデン」:6月上旬〜7月上旬
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(2025/2/6更新)
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