写真:安藤 美紀
地図を見る名古屋駅から名鉄電車で揺られること約30分。歴史ある町、有松に到着します。ここは、江戸時代に東海道を歩く旅人が立ち寄った“茶屋集落”として発展してきました。
有松は不思議な町。駅から歩いてすぐなのに、江戸時代にタイムスリップしたような町家の風景が広がっています。初めて訪れる方は、こんな場所が名古屋にあるなんて…!と驚くかもしれません。江戸の旅人になったつもりで、のんびりゆっくり散策してみましょう。
そして、町並み保存地区に指定されている有松の旧街道には、昔ながらの風景に溶け込むようにニューオープンのカフェや雑貨店が連なり、歴史もグルメも楽しめるスポットになっています。
ゲストハウスMADOもその一つ。2015年8月8日に開業し、築100年の町家をシックに改装。有松の古き良き風景に溶け込むように佇んでいます。
写真:安藤 美紀
地図を見る中に入っていくと、そこはゲストハウスのラウンジとしてだけでなく、畳敷きのカフェにもなっています。ゲストハウスMADOは、夕方4時から朝10時までがゲストハウス。お昼12時からはカフェの時間帯に切り替わります。
畳が敷かれたカフェは、ゴロンと足を伸ばして寛げるゆる〜い雰囲気。そっと羽根を休める場所として利用するのもベストです。もちろん、カフェだけの利用もOKなので、気軽にご利用ください。
写真:安藤 美紀
地図を見るゲストハウスMADOを営むのは、有松出身のオーナー大島さんご夫婦。カフェのお料理は、主に奥様が担当しています。
カフェでは、無農薬&無肥料栽培にこだわったスープや野菜を中心にしたお料理が楽しめます。イチオシのベジタブルポタージュスープは、塩麹やお味噌などが隠し味として使われ、優しい味わい。しかも値段が安く、スープセットは600円前後で食べられます。
また、一緒に添えられている自家製パンは、奥様が毎朝焼いているそう。もっちりした食感は、クセになるおいしさです。
ゲストハウスを利用する方は、プラス500円で朝食が付けられます。朝食の内容は、日替わりスープ・手作りパン・ゆでたまご・コーヒーor紅茶。出来合いの朝食ではなく、健康的なメニューが食べられるのも大きな魅力です。
写真:安藤 美紀
地図を見るゲストハウスMADOには、センスの良さが至る所に散りばめられています。なんと、オーナー自ら洗面所の壁の色を塗られたり、カフェの机やカウンターまで作られたとか!ゲストハウスに漂う、気取らないおしゃれな雰囲気も素敵です。
写真:安藤 美紀
地図を見るゲストハウスMADOで目につくのは、窓際の連子格子(れんじこうし)。町並み保存地区に指定されている有松では、この連子格子の家並みがずらりと続いています。
貫禄ある佇まいの連子格子ですが、外からは中が見えにくく、防犯の役割もしっかり担っています。中からは外の景色が良く見えるから、旧東海道の面影が残る町並みをのんびり眺めてみましょう。
有松は、名古屋の中でも知る人ぞ知る観光地。
観光客が押し寄せてくるような場所とは違い、人が多すぎないところがまた良いんです。
客室はすべてドミトリータイプの和室。料金は1ベッド3000円〜で、冬季と夏季は暖房費が数百円プラスされます。
名古屋というと、金のシャチホコなど派手なイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、少し足をのばせば有松のような歴史ある町にも出会えます。
ゲストハウスMADOは、単に格安に泊まるだけでなく、有松の雰囲気をたっぷり満喫できるお宿。ゲストハウスで体を休めた後は、有松流のカフェや雑貨店をぶらぶら散策してみましょう。きっと新しい名古屋の魅力に気付くはず!
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(2023/12/1更新)
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