更新日:2016/03/22 15:12
城下町を練り歩く山車の重さは5トン以上とも云われ勇壮な男たちが、掛け声とともに方向転換する光景はまさに迫力そのもの。豪快に山車を方向転換させることを「どんでん」と呼びます。
高くそびえた8mもの山車の前後を持ち上げ、豪快に方向転換するべく曳きまわしていく姿は迫力満点。お囃子の子供たち何人も乗せた状態で曳きまわしていくのです。
城下町での方向転換は更に厳しいもので、狭い曲がり角を曲がるときに擦れるガリガリと大きな音をたてながら進みます。通りには豪快な曳きまわしを一目見ようとする人のすぐ横を、迫力ある山車が通り過ぎていきます。
かなり接近してくるので、祭りに参加してるかのような一体感を感じさせます。また、高さのある山車が方向転換の際によく倒れないもので、伝統を守る人々が、誇りを持って山車を曳きまわす姿も魅力の一つと云えるでしょう。
からくり人形のついた山車と云えば「祇園祭り」や「高山祭り」が有名ですが、全国に260輌あるうちの8割以上のからくり人形が、中部地方に集結していると云われ、まさにからくり人形祭礼の宝庫。
江戸時代から伝えられてきた犬山の山車13輌すべてに、からくり人形がついており「山車からくり祭り」としては、日本最大級の曳山祭りとなります。
13輌すべてのからくり人形にはそれぞれのストーリーがあります。太鼓を叩いたり、変身するからくり人形や花を咲かせる妙技まで。
細工師が手掛けたからくりは伝統を守り続け作られてきました。また、3層からなる山車も豪華な細工が施され、お囃子の子供たちは金襦袢を纏い、笛や太鼓を叩く姿はまるでタイムスリップしたかのよう。
国宝犬山城下町を13輌もの山車が練り歩き、桜並木の中を通る姿はまさに豪華絢爛、まるで錦絵を見るようです。
昼にはからくり人形の演舞が披露され、夜には1年分を表す365個の提灯が灯され夜山車(よやま)が巡行されます。
犬山城下町を山車が練り歩くその両脇には、全国各地から集まってきた屋台があります。犬山駅前の通りから山車が桜並木を通り抜けるまで屋台が埋め尽くすというくらいの多さ。
屋台の他にも地元のお店なども多く、お店の軒先で様々な食べ物を持ち帰りできるスタイルで、気軽に食べ歩きできるようになっています。
他にお土産も充実しており、尾張名産の「守口漬」や「げんこつ飴」など。また、ここでしか食べられない「ソフトdeもりぐち」は守口漬を入れたソフトクリームで、ほんのり塩味の効いた美味しいソフト。
他にも昔懐かしい「げんこつdeソフト」も他にはない味が楽しめます。
犬山城下町は食べ歩きできる犬山ならではの「串グルメ」があります。串グルメの定番、山田五平餅店の「五平餅」。平日でも行列ができるほどの人気ぶりです。
ゴマ、くるみ、ピーナッツの入った自家製醤油タレで焼き上げた五平餅は香ばしく食欲をそそる逸品です。
また、焼きおにぎりが人気の犬山井上亭「醤油おこげ串」は醤油で焼いたおにぎりの間に、守口漬と奈良漬が串だんごスタイルに。
他にも、ユニークで可愛らしい「三色串パン」、「とろとろカマンベール串」や犬山の郷土料理「味噌田楽」など。犬山観光は食べ歩きの「串グルメ」で決まり!
犬山祭りは、毎年2日間にわたり桜が咲き乱れる4月上旬に催されます。1日目は「試楽祭」2日目は「本楽祭」と呼ばれ朝から夜まで楽しめるお祭りとなっています。
犬山城下町は、祭りのみならずとも普段から観光客が訪れる観光ポットにもなっています。ここでしか食べられないグルメやお土産など見ているだけでも楽しいはず。
陽気の良い桜舞う季節に豪華絢爛な山車が練り歩く犬山城下町に遊びに行ってみませんか。
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