写真:羽田 さえ
地図を見る道路に面して大きな蔵が建ち、風格ある佇まいの外観。敷地内にある9棟の建物が国の登録有形文化財であり、今なお店舗や工房として現役で活躍中です。「浜田醤油」は長年に渡って地元民にも愛されており、毎年春と秋に開催される「蔵祭り」が大人気。醤油やドレッシングの特売のほか、1分間の味噌の詰め放題チャレンジには大行列ができるほど。蔵祭りの日程は、関連MEMOにある公式サイトからもチェックできます。
建物の内部も必見です。2020年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムである新国立競技場の設計で話題の隈研吾氏のプロデュースによりリノベーションされており、独特の雰囲気。とりわけ印象的なのは、もろみを熟成させるための蔵を改装して作られたカフェ「HAMADAYA」です。貯蔵設備の一部を残した室内は、穏やかな自然光が差し込み、ジャズが流れる大人の空間。ゆったりとした時間の流れを感じながら、くつろぎましょう。
写真:羽田 さえ
地図を見る写真:羽田 さえ
地図を見る蔵カフェには、醤油や味噌を使ったユニークなメニューが揃っています。写真は、人気の「しょうゆソフトクリーム」を使ったパフェ。醤油味のソフトクリームなんて大丈夫なの?という心配は無用です。みたらし団子のような甘じょっぱさで、クセになるおいしさです。他にも名物のひしお餅と抹茶のセットなど、和テイストのカフェメニューが充実。しっかり食べたい時には、味噌が隠し味の特製ビーフシチューもありますよ。
写真:羽田 さえ
地図を見る隣接する店舗内には、こだわりの醤油やドレッシング、麦味噌などがずらり。「卵かけごはん専用しょうゆ」などの変わり種も含め、気になる商品をテイスティングしてから購入できます。カフェで提供されている「ひしお餅」などのお菓子も販売されているので、気に入ったものをお土産に選びましょう。工房エリアの見学も可能ですが、製造作業や案内するスタッフの状況にもよるため、確実に見たい場合は電話で問い合わせてから出かけるのがおすすめです。
写真:羽田 さえ
地図を見る浜田醤油のある熊本市の小島界隈は、古くから商人の町として栄えた歴史あるエリア。浜田醤油の周辺だけでも、築200年の商家・川村商店や西郷隆盛が宿泊した角屋敷跡などの見どころが並んでいます。大正時代の機械を使った昔ながらの製法で、なたね油やごま油を製造する「金守製油所」などもあります。合わせての散策を楽しんでみてくださいね。
熊本の老舗「浜田醤油」、いかがでしたか?古くからの蔵や工房の見学だけでなく、隈研吾氏プロデュースのリノベーション空間でお茶をしたり、九州らしい甘口の醤油や味噌を購入したりと楽しみかたも色々。熊本旅行の目的地のひとつに、ぜひ加えてみてくださいね。
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(2023/12/6更新)
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