写真:渡部 洋一
地図を見る昭和33年(1958年)に竣工した東京タワー。高さ333mは、パリのエッフェル塔を抜き当時の自立式鉄塔としては世界一を誇るものでした。以来東京の、日本のシンボルとしてこの場所に立ち続けるこの赤い鉄塔は、その高さが珍しいものではなくなった現在でも、圧倒的な存在感を放っています。
今では、広く世界に知られる日本屈指の超有名観光地となった東京タワー。もちろん、観光名所としての役割だけでなく、現役の電波塔としての役割も担っています。現代の東京を語る上で絶対に欠かせない、まさに「東京の象徴」として国内外問わず多くの人々に親しまれ続けているのです。
写真:渡部 洋一
地図を見るそんな東京タワーの春を飾る、「鯉のぼり」。
東京タワー1階正面玄関前では、「端午の節句」特別企画として、カラフルな「鯉のぼり」の大群が春風の中を元気いっぱいに泳ぎます。その数、実に333匹。これはもちろん、東京タワーの高さ333mにちなんだものです。
毎年春恒例(2016年は4月5日〜5月8日に予定)の人気イベントで、GWには多くの見物客を集める圧巻の鯉のぼり。都内でこれだけの規模(333匹)の鯉のぼりに出会える場所は珍しく、大変貴重なスポットです。
うららかな風に揺れる、色とりどりの鯉のぼりの群れが東京の春を彩る姿は、都会に疲れた人々の心を癒します。
写真:渡部 洋一
地図を見る春の東京タワーを泳ぐのは、333匹の「鯉のぼり」だけではありません。大きなサイズで一際目を引く「さんまのぼり」も必見です。
東京タワーでは、毎年9月に「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」が開催されます。祭りを通じて友好関係を築いてきた岩手県大船渡市が東日本大震災に襲われた直後の2011年4月、復興のエールとメッセージを込めて制作したのが、この「さんまのぼり」です。
「鯉のぼり」と違い、この「さんまのぼり」は1匹しかいませんが、それ故に特別な存在感を放ちます。
その長さ、なんと約6m。大きな大きな「さんまのぼり」は、これからも春が訪れる度に、東京から被災地へと繋がるこの空を力強く泳ぎ続けます。「あの日」の記憶を決して風化させないために、復興への切なる想いを込めて。
写真:渡部 洋一
地図を見る東京タワーの真下を泳ぐ「鯉のぼり」と「さんまのぼり」は、夜も必見です。
暗闇をバックに、春の夜風に揺れる鯉のぼりの姿は大変幻想的。それが333匹の大群をなして夜空を泳ぐ光景は、まさに圧巻です。
この季節、夜桜も美しいけれど、「鯉のぼり」もまた春夜の主役と思わせる抜群の存在感で、見る者を魅了します。
写真:渡部 洋一
地図を見る毎晩美しくライトアップされる東京タワー。その姿はもはや東京の夜になくてはならない、「当たり前の風景」として親しまれています。
そんなおなじみの夜の東京タワーも、「鯉のぼり」の群れに飾られる姿は、普段とはまた異なる趣で見る者に新鮮な驚きを与えてくれます。
ライトアップに輝く「東京タワー」と、季節を謳歌する333匹の「鯉のぼり」の共演は、東京の春の新名所に名乗りを上げる、まさに絶景です。
いかがでしたか?
春の東京タワーを彩る、333匹の「鯉のぼり」と1匹の「さんまのぼり」をご紹介しました。
東京タワーで「鯉のぼり」と「さんまのぼり」が見られるのは、毎年4月上旬から5月上旬にかけて。2016年の日程は4月5日〜5月8日に予定されており、「こどもの日」はもちろん、GWには大変賑わうことが予想されます。
色とりどりの「鯉のぼり」と「さんまのぼり」が青空、そして夜空を泳ぐ春の東京タワーは、都内で大型連休を過ごすならまさに必見のスポットと言えます。
東京タワーへのアクセス、イベントの日程等の詳細情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
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(2024/4/19更新)
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