写真:藤田 聡
地図を見る花見山公園の桜は、大人気のお花見名所。付近一帯は交通規制され、車で直接向かう事は出来ません。マイカーは、あぶくま親水公園の河川敷臨時駐車場に駐車。駐車料金は不要ですが、シャトルバス乗車時に一人500円の協力金を支払います。
シャトルバスは観光バス駐車場に到着しますが、花見山公園まで徒歩15分程かかる距離。しかし、周辺には既に美しい景観(写真)が沢山見え、花見山に来たと実感する事が出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る花見山公園は、手前にも桜が沢山あります。シャトルバス発着場から歩行者専用通路(ウォーキングトレイル)が完備。この通路が最短コースで、散策マップでも往路の道に指定されています。
沿道は桃源郷と呼ぶに相応しい絶景で、この調子で花見山公園に到着したら、どんな絶景が待っているのかと、期待が高まります。しかし、実は花見山公園に到着しても、これ以上の絶景が待っている訳ではありません。手前も奥も同等の絶景であり、花見山公園は、既に「手前」から始まっているといえるのです!
写真:藤田 聡
地図を見る花見山公園の桜は手前が絶景ですが、初めて行く人は公園に入る事を優先するに違いありません。花見山は名前の通り山で、頂上から園内の花の景観とともに福島市街地や、その先の雪山まで一望出来ます。しかし、著名写真家の絶景写真と同じ場所は、園内を歩き尽くしても探し出す事が出来ません。
これは通路以外立入禁止なのも理由の一つですが、実は花見山は近くから見るより、遠くから眺める方が絶景なのです。実際、花見山とされる写真の多くは、手前から花見山を撮影したものや、手前のエリア自体の写真である事が大半。こうした事実に現地で気付けば、写真撮影目的の人は一刻も早く下山して、手前のエリアに戻りたいと思うに違いありません!
写真:藤田 聡
地図を見る桜が美しい場所を探して花見山公園を後にして、散策マップの帰路から往路を眺めると、やはり期待通りの絶景。混雑を避けて始発(7:00発)のシャトルバスで行くと、往路を歩いた時には太陽が十分に登っていませんが、下山する頃には日光が降り注ぎ一層絶景に見えます!
しかし、時間が経つと人出が増えて歩行者が途切れる瞬間が無く、写真撮影には向きません。早朝の人が少ない時間帯に、手前のエリアを十分に撮影するのがおすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る花見山公園は手前のエリアがおすすめですが、時期的にも桜の満開手前がベスト!写真は早朝の歩行者が少ない時間帯に、手前のエリアを撮影したもの。桜の満開に合わせて訪問しましたが、コブシや白木蓮が少し枯れ始めています。
花見山公園は人気の花見名所で、同様に著名な「三春滝桜」や宮城県の「一目千本桜」と併せて一日で巡る人も大勢居ます。その為に、花見山の滞在時間を短く切り上げたり、花見山公園手前のエリアを、急ぎ足で通過する人も多いのですが、それでは花見山を十分に楽しんだ事にはなりません。
実は花見山を代表する景観としてパンフレットの表紙になっている、「吾妻連山を背景にした花見山」の写真撮影場所は、公園手前の「花の谷コース」と呼ばれる、隣の丘に登る迂回コース中にあります。花見山公園内の何処を探しても、同じ景色が無かったのは当たり前で、周辺をじっくり散策してこそ本当の良さが分かります。
福島県中部(中通り)には、一本桜が非常に多く、あぶくま桜回廊と呼ばれます。特に以下の桜がおすすめで、別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
三春滝桜、七草木天神桜、南成田の大桜、平堂壇の桜(いずれも三春町)
紅枝垂地蔵桜、不動桜、五斗蒔田桜、雪村桜、天神夫婦桜(いずれも郡山市)
小沢の桜(田村市)
住所:福島県福島市渡利
電話番号:024-526-0871(花見山情報コールセンター・3,4月のみ)
例年の桜見頃時期:4月上旬〜4月下旬
夜桜ライトアップ:なし
アクセス: JR東北新幹線福島駅から花見山行き臨時直行バス下車徒歩15分
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/11/28更新)
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