皆治浜は、カイジ浜と読みます。幸福をもたらす砂が星砂といわれ、この浜の砂はとても有名です。浜辺を散策し、星砂を探してみると、きっと見つけられることでしょう。
なお、浜の近くに小さな売店があり、瓶詰めの星砂を購入することも出来ます。
浜辺そのものが美崎御嶽です。船の航海の安全と海上平安のための神が祀られています。天気がよければ石垣島まで見ることが出来ますので、遠くを眺めてみて下さい。
ここから海を眺めていると、たくさんの人が祈りを捧げた神聖さが伝わってくるかも知れません。この場所は今も変わらず武富島の中でも神聖な場所であり、大切にされてきていますので、浜辺や海には入らないようにしましょう。
沖縄県の文化財に指定されているのが西塘御嶽です。西塘とは人名であり、西暦1500年、八重山に派遣された琉球王府軍の大里大将に認められ、王府に使えることとなります。西塘は首里城の修復等に携わったと伝えられ、建築家としても有名になりました。
西塘は1524年、大富大首里大屋子に任じられ竹富島に戻ります。現在、西塘御嶽があるこの場所が屋敷跡であり、その後墓として残されたのです。現在では御嶽として神となり、崇められている場所となっています。
島の中でも重要な御嶽です。節度ある観光を心掛けましょう。
竹富島の名物の一つが水牛の旅です。白浜の道をゆっくりと進む水牛が引く車に乗り、島のガイドを聞くことで長い歴史に思いをはせてみましょう。
同時に三線(さんしん)の音と歌を聞きながら、島の時間を堪能することが出来ます。独特の音色を持つ三線の音と島の歌は、この島に来なければ分からない世界観。じっくりを耳を傾けて下さい。
竹富島は6人の神様から始まったという伝説があります。神々を祀った御獄は六山(ムーヤマ)と呼ばれ、とても重要視されています。また住人は必ず、どこかの六山の氏子になっているのです。信仰の島とも言える竹富島を歩いていると、様々な場所が大事にされていることが肌で感じられるはずです。
沖縄の中でも沖縄らしい町並みは、独特の石垣と美しい花で彩られています。小道を含めて白い砂が敷かれた道をのんびりと歩いてみることで、古き良き沖縄を体験出来ることでしょう。
竹富島をもっとじっくりと楽しみたい。そんな人には宿泊をお勧めします。民宿、ホテル等があるのでさらに見どころを回ることが可能になります。
今回ご紹介した他にも、西塘が統治した時代に使われた蔵元跡、夕日が美しい西桟橋、安里屋クヤマの墓等、見どころが多い竹富島ですので時間を確保し、充実した観光をお楽しみ下さい。
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(2023/12/10更新)
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