写真:Hiroko Oji
地図を見るスイス東部のオーストリア国境に近いリゾート地のダヴォス(Davos)は、一瞬「あれ?スイスじゃない?」と思ってしまうほど、都会でよく見る垢抜けたアパート風の建物が建ち並び、山小屋風のシャレータイプの建物はほとんど見当たりません。元々、結核患者の療養にダヴォスの高地の澄んだ空気が有効としてサナトリウムが設置されたことから、発展してきた町なのです。
北東から南西にかけて流れるランドヴァッサー川沿いの谷に広がる細長い町並みは、ダヴォス・プラッツとダヴォス・ドルフのふたつのエリアにわかれており、それぞれに鉄道駅があります。その間を結ぶのがメインストリートのプロムナード。ホテルやレストラン、スポーツセンター、スポーツショップをはじめ様々なお店が建ち並びます。ちょうど真ん中あたりには国際会議場があり、世界各国政府の首脳が集まる「ダヴォス会議」が毎年開かれ、世界的大企業のトップも集まる国際的な町でもあるのです。
プラッツ駅近く、天に向かう鋭い尖塔の教会のすぐそばには、各地へ向かうバスの発着場があります。また、町を取り囲むそれぞれの山へケーブルカーやロープウェイが出ていますので、手軽に山の風景を楽しむにはとても便利な町です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るダヴォス・プラッツ駅の町並みとは反対側から出るのがヤコブスホルン(Jakobshorn)行きのロープウェイです。ヤコブスホルンは、谷の南にある標高2590メートルの展望台で、途中駅での乗り換えも含め、山頂駅まで約20分の空中散歩。山頂からは美しい町並みを見下ろせ、谷を挟んで北側に広がる山並みも素晴らしい眺めです。
山頂駅からさらに少しガレ場を上ると十字架の立つホントの山頂があります。ここからは360度のパノラマが楽しめますのでぜひ登ってみて下さい。山頂から四方へ延びるハイキングコースもくっきり見渡せます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るヤコブスホルン山頂から様々なハイキングコースがある中、のどかな牧草地風景の広がるセルティック(Sertig)村まで歩いてみましょう。
歩き始めは足元にお花畑の広がる広い道で緩やかな下りです。途中には牛たちが草を食む姿を眺めながらの歩きやすいコースになっています。やがて、見通しのきかない森林地帯に入り高度を下げて広い牧草地に出ると、長閑な田舎の村・セルティックはすぐそこ。
終盤は車道沿いに歩き、約2時間半ほどで到着するセルティック・ドルフは、広々とした緑の中にポツンと小さな教会が建つ小さな集落。ダヴォスへ戻るバス停がある周辺には数軒の山小屋風レストランが建っています。牧草地の後方には勇ましい山々が聳え、この風景を見るだけでも、来てよかったと思えることでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見る町から一番近い展望台がシャッツアルプ(Schatzalp)。プラッツ駅に近いプロムナード沿いのインフォ裏から出るケーブルカーに乗り約10分で、展望台に到着します。
ケーブルカーを下りるとすぐにレストランがあり、テラス席からは町並みを挟んで向かいのヤコブスホルンなどの山並みが見渡せるいい眺め!ホテルも建っているので宿泊して朝夕の風景を楽しむこともできます。また、アルプス植物園があって、800種類の高山植物やハーブを観察することができます。
ここでもハイキングコースがあちこちへ延びており、遠くは標高2653メートルのヴァイスホルン(Weisshorn)麓にあるアローザ(Aroza)まで行くこともできます。また、チェアリフトに乗り継いで、標高2353メートルのシュトレーラパスまで行くことができます。そんなに歩けない!とおっしゃる方も、展望台周辺を散策するだけでも充分風景を満喫できますので、体力やお時間に合わせて楽しんでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るダヴォスで最も標高の高い展望台が、町の北側にあるヴァイスフルー(Weissfluh)で、2823メートルの標高地点にあります。
ここへは、ドルフ駅近くの乗り場から真っ赤なケーブルカーに乗り、途中ヴァイスフルーヨッホ(Weissfluhjoch)でゴンドラに乗り換えて山頂へ向かいます。夏ならこの乗換駅からダヴォスに下るハイキングコースがお薦め。冬なら山頂から滑降する豪快なスキーが楽しめる所として人気があります。
北側の地平線いっぱいに広がるアルプスの山並み、南側には、ダヴォスの町並みは隠れてしまっていて見えませんが、ベルニナ・アルプスの山々の眺めで壮大そのもの!眺めるだけでも満足できる展望台です。
このダヴォスと、隣接するクロスタース地域に1泊以上宿泊すれば、お得なゲストカード「ダヴォス・クロスタースカード(Davos Klosters Card)」をホテルの受付で発行してもらえます。このカードで、ロープウェイやゴンドラ、ケーブルカー、バス、レーティッシュ鉄道が無料で利用できるので、物価高のスイスではとてもありがたい存在です。その特典を生かして、ダヴォスでの滞在を楽しんでくださいね。
ただし、セルティック村とダヴォス間を走る8番のバスには、ゲストカードもスイスパスも通用しません。乗車時、運転手さんに料金を支払うことになりますので、小銭のご用意を!
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(2024/12/5更新)
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