春の「立山黒部アルペンルート」は、5月を過ぎてもかなりの積雪量。自然を壊さない意味でも一般車両の乗り入れは禁止されています。立山駅からケーブルカーに乗り、バスターミナルへ。そこからはバスが順次運行されており、室堂が近づくにつれダイナミックな雪の壁が目の前に飛び込んできます。
積雪の多い時は20mにも迫る積雪量。想像をはるかに超え、間近に迫る巨大な雪の壁は迫力そのものです。バスは美女平、弥陀ヶ原と停留所を通り、最終地点の室堂平に到着。聳え立つ雪の壁が出迎えてくれます。また、室堂平ターミナルを抜けると雪の壁で覆われた景色が一変、一気に視界が開け白銀の雪に覆われた立山連峰を望むことができます。
想像を超える白銀の世界を見てみませんか。
春の雪解けが終わり短い夏が立山に訪れると、観光客や登山客が待ってましたと言わんばかりに、朝早くからケーブルカーに乗り山の景色を楽しみに訪れます。
3000m級の立山の楽しみ方は観光、登山、トレッキングなど実に多様。訪れる人はそれぞれの思いで立山を楽しんでいます。また室堂からみくりが池まで続く道のりでは、沢や渓谷から吹く風が清々しく、一斉に咲き乱れるお気に入りの高山植物を探してみてはいかがでしょう。
また、みくりが池には源泉かけ流しの温泉もあり、トレッキングなど楽しんだ後にゆっくりと、温泉に浸かるのも良いでしょう。みくりが池温泉では宿泊もでき、夏の夜には満天の星空が望めます。
山で見られる空一面の星は、想像をはるかに超えまさに感動もの。山でしか味わえない満天の星空や爽やかな風を感じて、夏の室堂に足を運んでみてはいかがでしょうか。
立山連峰の紅葉は8月のお盆を過ぎる頃に、秋の気配を感じるようになります。山歩きには良い季節となり、立山の紅葉は様々な彩どりを見せてくれます。赤や黄色だけではなく濃い緑も相まって、山頂でしか見られないほどの色鮮やかな紅葉となるのです。山肌一面に群生する草紅葉の景色は、まさに絶景。
夏には、白い可憐な花を楽しませてくれたチングルマが実をつけ、葉は真紅に染まり、実をつけた花は淡雪のような綿毛に。また、燃えるような赤色のナナカマドや、赤や黄色に染まるブナの原生林、ダケカンバなど。山ならではの景色が望めることから、観光客や登山客を惹きつけてやまないのでしょう。
室堂から木道を歩き、弥陀ヶ原まで紅葉を楽しめる人気のトレッキングコースがあります。登山のような大きな高低差は無く、気軽に楽しめるコースとなっています。
360度、立山連峰が赤く染まる紅葉を見に行きませんか?
室堂平ターミナルからみくりが池を通り過ぎ、硫黄の匂いが立ち込める地獄谷を過ぎると、雷鳥沢キャンプ場が見えてきます。子供でも簡単に歩ける40分ほどの気軽なトレッキングコースです。
また、室堂平から一ノ越、雄山、真砂岳、別山などを廻る大日岳コースや、立山山頂コースや立山縦走コースなど、季節を通して移りかわる景色を楽しめます。
また、毎夏にはアウトドアメーカーやSHOPなどが協賛する「夏フェス」が開催され、NEWモデルのテントや道具や服なども展示、販売され毎年多くの登山客が訪れ、賑わいを見せています。
「夏フェス」の特別企画では、SHOPが運営するトレッキングツアーなどもあり、雷鳥沢キャンプ場までの道のりを楽しむことができます。
雷鳥沢キャンプ場ではNEWモデルのテントに宿泊したり、キャンプ料理など、トレッキングや本格登山までの様々なレクチャーを受けることも。
また、雷鳥沢では宿泊施設もあり、施設の裏には地獄谷温泉が湧き出ているので登山では珍しく、源泉かけ流しの温泉に浸かることもできます。
春から秋まで季節ごとの顔を見せてくれる「立山黒部アルペンルート」白銀の世界から燃えるような紅葉まで、大きく移ろう景色を満喫することができます。
また、夏の夜には地上では見られない程の満天の星空を望むことができ、くっきりと見える天の川やこんなにも星ってあるの?とびっくりするくらいの、星空に出合うことができます。
山では、地上と違って紫外線が強いので、服装や紫外線対策をしっかりすることをおすすめします。日常では味わえない景色に、感動できる「立山黒部アルペンルート」に是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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(2024/10/10更新)
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