写真:やま かづ
地図を見るバンコクを南北に縦断するチャオプラヤ川では、庶民の移動の足となっているチャオプラヤ・エクスプレスボートが運航されています。
ボートの種類は、全ての船着場にとまる“各停”から主要な船着場にしかとまらない“特急”まであり、船に掲げられている旗の色で区別されています。
中でも、青旗の船はチャオプラヤ・ツーリストボートと呼ばれており、主要な観光スポットに近い船着場に停船する旅行者向けのボートとなっています。ワンデイパスを購入すれば1日何回でも乗り降り自由、移動しながらチャオプラヤ川のクルーズも楽しめる一石二鳥の乗り物なんです。
写真:やま かづ
地図を見るカオサン通りはバックパッカーの聖地と呼ばれています。わずか300メートルほどしかない通り沿いには数多くの安宿、安食堂、露店が軒を連ね、世界各国からバジェットトラベラー(低予算の旅行者)が集まってきます。
カフェで昼からビールをあおるドイツ人、屋台でパッタイに舌鼓を打つカナダ人、そして雑貨屋でTシャツを物色する日本人。バンコク随一のツーリストベルト地帯カオサン通りはとっても無国籍な雰囲気です。
既にホテルが決まっている方にとっては無縁のエリア?いえ、この何とも言えないボーダレスなリゾート感、ぜひ体験してみてください。
最寄りの船着場<N13>プラ・アーチット(Phra Arthit)
写真:やま かづ
地図を見るかつて国王が住んでいた王宮(グランドパレス)、エメラルド寺院とも呼ばれているワット・プラケオ、そして横たわっている仏像で有名なワット・ポーなど、バンコクに来たなら必ず訪れるスポットが集まっているエリアが王宮周辺のバンコク旧市街です。
チャオプラヤ川に沿った比較的狭いエリアに見どころがたくさん、しかし狭いといっても炎天下に気軽に歩けるほどの距離ではないので、時間をかけてゆっくりと見て回るのがいいでしょう。
まずは王宮とワット・プラケオを見学、その後ワット・ポーで本家のタイ式マッサージを受けるのがテッパンルートです。
最寄りの船着場<N8>タ・ティアン(Tha Tien)
写真:やま かづ
地図を見るバンコク最大の生花市場がパーク・クローン市場、別名フラワーマーケットです。
市場ではお供え物の生花が中心に売られており、店内に収まり切らない花々は店頭や通路、時には車道にまで並べられています。残念ながら植物検疫の関係で日本へ買ってかえることはできませんので、南国ならではのカラフルな花たちが店頭をにぎわしているさまをお楽しみください。
なお、日が暮れ始めるころからは衣類や雑貨の屋台も姿をあらわし、フラワーマーケットはナイトマーケットへ変身していきます。
また、パーク・クローン市場につながる船着場はヨッドピマーン・リバーウォークと呼ばれるショッピングモールとなっています。約50店のレストランやカフェがチャオプラヤ川沿いに並んでいますので、テラスでお茶なんていかがですか?
最寄りの船着場<N6/1>パーク・クローン・タラッド(Pak Klong Talad)
写真:やま かづ
地図を見るヤワラー通りを中心に広がっているのがチャイナタウンで、このあたりでは赤地に金文字というおなじみの中華風看板が圧倒的多数を占めています。タイにあって、少しは意味が理解できる漢字のサインボードに妙な安心感がわいてくる人もいるのでは?
ヤワラー通りから脇道に外れても途切れることのない活気あふれる商店街と人波、中華パワーを感じずにはいられません。散策していると幾ら時間があっても足りないので、ほどほどのところで引き返す勇気が必要です。
最寄りの船着場<N5>ラチャウォン(Ratchawongse)
チャオプラヤ・ツーリストボートは北のプラ・アーチット(Phra Arthit)と南のサトン/セントラル(Sathon/Central)の間を30分ごとに運航しており、通して乗船すると約30分の船旅となります。
また、16時以降に南下するボートはサトンを越えて、さらに南のアミューズメントスポットであるアジアティーク・ザ・リバーフロントまで行きます。ただし、行きのみの運航となりますので、帰りはアジアティークの無料送迎ボートでサトンまで戻ることになります。
<お勧めのルート>
BTSサバーン・タクシン駅下車、南端の船着場サトンでワンデイパスを買い、まずは北端のプラ・アーチットまで一気にチャオプラヤ川のクルージングを楽しみます。あとは途中下船しながら少しずつ南下、最後は16時以降のボートに乗ってアジアティークまで足を延ばします。
水の都バンコクを1日中楽しめること間違いなし、ぜひお試しください。
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(2024/10/14更新)
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