写真:岡本 大樹
地図を見る礼文島と利尻島はどちらも稚内からのアクセスになり、場所もすぐ隣にあるので共通点ももちろんあります。その代表的なものが食べ物、どちらでも豊かな海の幸を堪能することが可能です。
しかし実際訪れてみると、二つの島から受ける印象はかなり違うと思われます。というのも島の形が違うため、海や風によって受ける影響に相当な差があるからです。簡潔にいえば高低差の大きな礼文島、真ん中の利尻山以外はなだらかな利尻島といった感じになります。では、実際に見どころの景色がどう違うのかをご紹介していきます。
写真:岡本 大樹
地図を見る礼文島の東側は道路も走っている比較的なだらかな地形なのですが、西側は大陸からの強い偏西風を受け起伏のある地形となっており、海のそばは断崖絶壁になっているところが多く見られます。
また、風や海からの浸食により変わった形の岩が多いのもこの島の西側の特徴で、猫の背中のように見える猫岩や地蔵岩、桃岩といった奇岩も見どころとなっています。
写真:岡本 大樹
地図を見る礼文島で最もきれいなビーチがこちらの澄海岬。澄んだ海の岬と書いて「すかいみさき」という名前の通り、まるで南国のような透き通った水の海を楽しむことができます。
映画『北のカナリアたち』のロケ地としても使われたこの場所は礼文島の中でも人気のある場所となっていますので、礼文島に訪問の際はぜひその景色を見に行ってみてください。
写真:岡本 大樹
地図を見る利尻島は利尻山を真ん中に円に近い形をした島で、礼文島のような断崖絶壁はなく、一つの山とその麓だけで作られているような町となっています。
そのため島内のほぼ全ての場所から利尻山を見ることができます。その形はとても美しく利尻富士とも呼ばれ、多くの人に愛されています。北海道を代表する銘菓「白い恋人」のパッケージにも描かれている事からもそのことが伺えます。
また島内からだけではなく礼文島から、あるいは稚内の辺りからも見ることができるので、利尻島に訪れていない方でもその姿は見たことがあるという方も多いのではないかと思います。
写真:岡本 大樹
地図を見るその地形により、利尻山に登る以外には高台から島を見渡せるような場所はほとんどない利尻島ですが、港の近くにある大きな岩山岬であるペシ岬からは、海を広く望むことができます。
ペシ岬からは視界が良い日であれば、礼文島や稚内まで見ることもでき、他にも朝日を見る場所としても人気なので、タイミングが合えば朝一で訪れるというのもいいと思いますよ。
そのどちらも日本国内のほぼ最北に位置する島々、礼文島と利尻島。場所は近いにも関わらず、かなりその自然景観は違っており、それぞれの見どころがあります。
とはいえ、その自然のスケールはやはり北海道だけあってとても大きく、見ごたえのあるものばかり。本州ではあまり出会えることのない大自然に一度触れてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたナビゲーター
岡本 大樹
「十人十旅!」をコンセプトにいろんなカタチの旅を学びまた自分の旅を創造していきたいこれまでは主に日本での旅をしていて・47都道府県・4端(宗谷・根室・与那国・波照間)・18の世界遺産に行ってきました!…
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