沿線の絶景を堪能!スイス「ベルニナ急行」氷河に山に湖にループ線の見事な眺め

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沿線の絶景を堪能!スイス「ベルニナ急行」氷河に山に湖にループ線の見事な眺め

沿線の絶景を堪能!スイス「ベルニナ急行」氷河に山に湖にループ線の見事な眺め

更新日:2016/03/25 12:31

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

スイスを代表する3大急行(氷河急行、「ゴールデン・パス」ライン、ベルニナ急行)の一つで、東部のサンモリッツとイタリアのティラノを結ぶベルニナ急行は、沿線の雄大なアルプスの山々と氷河や湖の風景が楽しめる路線です。

標高差が1828メートルあり、2時間足らずのうちに様々に変わる風景が手軽に楽しめる人気路線で、途中下車してハイキングも可能。日本の鉄道との関係も深い路線の雄大な自然の中へ出かけませんか。

ディアヴォレッツァ展望台から眺める氷河と山並み

ディアヴォレッツァ展望台から眺める氷河と山並み

写真:Hiroko Oji

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スイス東部のサンモリッツ(St.Moritz)からイタリアのティラノ(Tirano)までを走るベルニナ急行は、豪華なアルプスの山並みに加え、氷河に湖に様々な自然の表情を楽しむことができ、ループ状の線路とアーチ形の橋をいくつも越えるのも見所と言えます。

高級リゾートのイメージがあるサンモリッツを出発しますと、ベルニナの谷に入り、やがて勾配を上りはじめるとモルテラッチュ氷河が見えてきます。その後右側にディアヴォレッツァ展望台へのロープウェイ乗り場が見えてきたら、そばにあるベルニナ・ディアヴォレッツァ(Bernina Diavolezza)駅で一旦下車しましょう。

ロープウェイに乗り換えて、一気に山頂駅まで上りますと、目の前には大迫力のパノラマが楽しめる展望台になっています。横にお行儀よく並んだ山並みは、標高3905メートルのピッツ・パリューに標高3922メートルのベラヴィスタ、そして主峰の標高4049メートルのピッツ・ベルニナです。さらに右に続くのは標高3750メートルのピッツ・モルテラッチュで、足元にはペルス氷河がモルテラッチュ氷河の大きな流れに合流する雄大な風景が広がります。

下りは、少しばかりハードになるかもしれませんが、ハイキングコースを下りて来ると山の醍醐味を楽しめます。途中に雪渓やガレ場があるので、自信がない方はロープウェイで下りられるほうがよいでしょう。また、モルテラッチュとディアヴォレッツァの間は線路沿いを歩く平坦なコースですので、こちらを歩かれるのもよいと思います。

ラーゴ・ビアンコの湖畔からハイキングでアルプ・グリュムへ

ラーゴ・ビアンコの湖畔からハイキングでアルプ・グリュムへ

写真:Hiroko Oji

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ディアヴォレッツァ展望台を満喫したら、再びベルニナ線に乗ってオスピッツオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅へ向かいます。ラーゴ・ビアンコという緑がかった乳白色の湖の前にある駅で、標高2253メートルというベルニナ線では最も標高の高い駅です。ここからハイキングコースを歩いてみましょう。

最初は湖畔を線路沿いに歩くのですが、分岐点までやってきて右上方向へ少しずつ高度を上げサッサル・マソンへ行くコースを選ぶと、岩場を越えて、パリュー氷河を眺めながら一休みできるレストランに辿り着きます。ここからは一際高い所から見渡す氷河と湖の風景が素晴らしく、アルプ・グリュム(Alp Grum)まではひたすら下りの歩きやすいコースとなります。

また左方向へ向かいますと、線路と交差した後、小さな湖の横を通り過ぎ、山の中腹を周り込んでアルプ・グリュムを見下ろすレストランに出ることができます。このレストランでは、タイミングが良ければアルプスホルンの演奏を聞くことができます。このコースは、最初こそ荒涼とした風景の中を進みますが、後半は、写真のような遠くにポスキアーヴォ湖までも見渡す穏やかな風景が楽しめます。

アルプ・グリュムから眺めるパリュー氷河と湖

アルプ・グリュムから眺めるパリュー氷河と湖

写真:Hiroko Oji

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ハイキングで到着するアルプ・グリュムの駅舎は、標高2091メートルの絶壁の上にあり、石造りの風情のあるもの。駅のレストランのテラス席が展望台のようになっています。このベルニナ急行線は、日本の箱根登山鉄道と姉妹鉄道の関係を結んでおり、サンモリッツやティラノ駅に日本語表示の看板があるように、アルプ・グリュムにも、板に彫り込まれた日本語の看板が、駅舎の石壁に掲げられています。

目の前には、ピッツ・パリューとピッツ・バルナの間から流れ落ちるパリュー氷河の迫力ある絶景が楽しめます。氷河の先から高低差のある一筋の水の流れが麓の湖まで続き、白濁した緑の湖の湖畔には草原が広がっています。駅舎の少し上にあるレストランから見下ろすと、ループ状になった線路をも含めて見渡せるのが素晴らしい眺めです。

碧い真珠・ポスキアーヴォ湖

碧い真珠・ポスキアーヴォ湖

写真:Hiroko Oji

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アルプ・グリュム駅からの列車は、遠くに小さく見えるポスキアーヴォ(Poschiavo)湖とティラノ方面までを見渡す風景の中、右に左にとカーブしながら高度をぐんぐん下げて行きます。

長閑な風景が山の裾野に広がり、3つの塔が見えてくると、ポスキアーヴォの町並みです。やがてその先にあるポスキアーヴォ湖のすぐ横を暫く並走するようになり、碧い湖に浮かぶボートやヨットを眺めながら進みます。湖畔にはハイキングコースも延びており、途中下車して歩くのも楽しみの一つとなります。

グルリと360度回転!オープンループを描く橋からの眺め

グルリと360度回転!オープンループを描く橋からの眺め

写真:Hiroko Oji

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ポスキアーヴォ湖の南端のミララーゴ(Miralago)を通り過ぎ、緑の絨毯の中を走りブルージオ(Brusio)に到着しますと、ここで待ち合わせをして上下の列車がすれ違います。その後がハイライトの一つ、オープンループ橋が現れるのです。緑の草原の中を大きくカーブを描くアーチ形の橋によって、列車が360度回転するのは醍醐味溢れるひとときです。ティラノ方面へ向かうときは右側の席がお勧めです。

その後、カンポコローニョ(Campocologno)駅を過ぎて、左側を走る少し離れた道路に見えてくるのが、スイスに続きイタリアの国境検問所。間もなく町並みの中に入り道路と並行して進み、大きな教会が見えたらティラノに到着です。

ティラノ駅では、スイス国鉄とイタリア国鉄の駅舎が建っています。駅前にはレストランが建ち並びますので、美味しいイタリア料理をいただいてから帰ってくるとよいでしょう。

お得情報です!

サンモリッツやその周辺に2泊以上宿泊すると、インクルーシブカードというのを発行してくれて、このカードでバスやゴンドラリフト、ロープウェイなどが無料で利用できるようになっています。ここでご紹介した展望台へもこのカードが有効ですので、日程に余裕があれば、ぜひ2泊以上なさることをおすすめします。

また、ベルニナ急行自体に乗車すると人気路線で満席状態のこともあり、きちんと席に座ったまま窮屈な思いでしか乗れないこともありますが、同じ路線を普通列車も走っています。この普通列車は空席が多いこともよくあり、のんびりゆっくり車内で左右自由自在に動き回れ、気ままにカメラ撮影もできますので、お薦めかもしれません。

スイスの人気路線の一つ、ベルニナ急行!タップリ一日かけて楽しんできてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2008/07/27 訪問

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