100年の重み!小田原「内野邸」で醤油問屋の繁栄の歴史を

| 神奈川県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

100年の重み!小田原「内野邸」で醤油問屋の繁栄の歴史を

100年の重み!小田原「内野邸」で醤油問屋の繁栄の歴史を

更新日:2016/03/29 15:30

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 トレッキングハンター、ネイチャーカメラマン

神奈川県小田原市には明治時代に創業した、「武功醤油(ブコー)」の製造工場跡と創業者の邸宅「内野邸」が保存されています。昭和55年に醤油醸造を廃止してから最近まで住居としても使っていた「内野邸」は、小田原市板橋地区でも一段と目を引く建築物です。100年続く歴史の重みをその目で確かめてみてはいかがでしょうか?
記事内では「内野邸」の様子を4k動画でも紹介しています。

1903年建築の「内野邸」は伝統的な町屋形式の土蔵造り!

1903年建築の「内野邸」は伝統的な町屋形式の土蔵造り!

写真:佐久田 隆司

地図を見る

神奈川県小田原市板橋地区には様々な古民家が残されていますが、一段と目を引くのが「内野邸」です。土蔵造りの町屋形式に大きな倉構えと石造りのアーチ玄関など、明治時代に流行した建築様式を色濃く残しています。

「内野邸」は醤油問屋として1903年(明治36年)に建築され、「武功醤油」として醸造を続けていましたが、昭和55年に廃業してからも内野家が住み続けていたものです。建築当時は住居兼店舗、文庫蔵、穀蔵、さらにトロッコ用のレールまで敷設されていました。

歴史的古民家ながらいまだ生活感が感じられるのも、つい最近まで内野家がここで日々を過ごしていたからでしょうか。当時の暮らしのリアリティーがそこかしこから伝わってきます。

母屋と工場跡に分かれる「内野邸」を4K動画で!

動画:佐久田 隆司

地図を見る

「内野邸」は大きく分けて母屋と工場跡に分けられます。母屋は豪奢な造りで明治時代の醤油問屋の財力を感じさせ、客用階段と使用人階段を用意し、書院建具や欄間などから贅を尽くした暮らしぶりもうかがえます。大きな倉には当時のままの家財や大きな金庫が現存し、工場跡には醤油醸造に使った大きな木桶や搾汁機などもそのままの姿をとどめています。

「内野邸」は現在平日の公開をしていません。原則月二回の週末の開放になっていますが、公開時は説明員が常駐してかつての豪奢な暮らしぶりを解説してもらえます。詳しい開放日はHPなどでご確認ください。

一般公開とは別に母屋や穀蔵を、午前、午後、夜間に分けて施設貸し出しもしています。歴史的価値のある内野邸をリーズナブルな価格で貸切ることができ様々な個展や会合などに使えるメリットは見逃せません。

※内野邸の内外を4K動画に収録しました。ぜひご覧ください。

様々な調度品も必見!

様々な調度品も必見!

写真:佐久田 隆司

地図を見る

時代を物語る「内野邸」の調度品の数々。かつて商売をしていた名残がそこかしこに見受けられます。今ではなかなかお目にかかれない、6玉そろばん、防砂頭巾、火消しの半纏などもそのままの姿で残っています。現在でも稼働する立派な蓄音機もあり、当時の内野家の裕福な暮らしぶりや繁盛していた醤油醸造の姿を感じとれるでしょう。

もはや入手できない内野邸を囲むガラス類、トイレの床に残る建築当時の珍しい柄タイルも必見!とにもかくにもタイムトリップした気にさせてくれる大変興味的な歴史的家屋といえます。

※ベストシーズンには小田原宿観光回遊バスで「内野邸」付近や各種小田原観光地を回遊バスで乗り放題ができます。詳しくはHPにて参照ください。

当時の醤油問屋の社会的地位の高さを再確認する

今では当たり前の醤油ですが、当時はかなり社会的地位の高い業種だったことが「内野邸」から見て取れます。歴史的価値のある建築物と取るもよし!明治時代からの豪奢な暮らしぶりを覗くもよし!どちらにしてもいったん足を踏み入れたら、平成の世であることを忘れさせてくれるタイムトリップ感が「内野邸」の魅力。ぜひともその目で確かめてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/21 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -