写真:岡本 大樹
地図を見るレーゲンスブルク(Regensburg)は南ドイツ、バイエルン州の東部に位置する小さな街です。街の規模自体は小さいとは言え、長い歴史を持つ旧市街の街並みが世界遺産に登録されていて、ドナウ川越しに眺める街の景色はとても美しいものです。
このドナウ川沿いの景色はレーゲンスブルクの主要な見どころをまとめて見ることができる場所となっています。まず手前に流れるドナウ川、その川を渡るための歴史ある石橋、旧市街のカラフルな建物、そして奥には大聖堂が見えています。
写真:岡本 大樹
地図を見る街の中で最も古い歴史を持つのはこちらのドナウ川にかかる石橋。名前は「シュタイナーネブリュッケ(Steinerne Brücke)」といい、直訳すると「石の橋」となります。この橋が架けられたのは現在から800年以上も前の1146年ととても古く、ドイツ最古のアーチ型石橋となっています。
1189年にはかの有名な十字軍もこの橋を渡って遠征されたと言われています。とても重厚な橋なので、歩くだけでも十分な魅力を感じることができる場所ですが、そういった歴史を感じながら渡ってみるとまた違った楽しみ方ができると思いますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る旧市街の真ん中にはレーゲンスブルクの街の中でもシンボル的な存在である大聖堂がたっています。高くそびえるその二本の尖塔は典型的なドイツゴシック様式の特徴で、ドイツで最も有名なケルン大聖堂と同じような造りになっています。大きさや知名度はケルン大聖堂には及びませんが、こちらの大聖堂もレーゲンスブルクを訪れる人を魅了し続けています。
そして普段はその白さが目立つ大聖堂なのですが、夕方の日差しが強い日には黄金色に染まりとても印象深い景色を造り出します。
写真:岡本 大樹
地図を見るこの夜景写真は1枚目の写真とほぼ同じ場所から撮影したものですが、レーゲンスブルクの街は夜になってもとても美しいのです。大聖堂・石橋・旧市街はライトアップされ、その光がドナウ川に反射しています。
レーゲンスブルクは小さい街なので、観光地として訪れても宿泊はしないという方も多いと思いますが、この景観を見るためだけでも一泊する価値はあると思いますよ。
ドイツの観光名所は多くあり、レーゲンスブルクはその知名度の低さからもあまり立ち寄られない場所となっていますが、ドイツの他のスポットと比べても全く引けをとらないくらいの魅力を持った街です。
今回は街並みに関するご紹介ばかりとなりましたが、ドイツといえばソーセージ。シュタイナーネブリュッケのそばには、なんとドイツ最古のソーセージ屋さんまであるので、食に関しても楽しめること間違いなしです。
朝から夜まで魅力たっぷりのレーゲンスブルクの街を一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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(2024/3/29更新)
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