写真:やま かづ
地図を見るサンフランシスコのピア39をモチーフにした“サンフランシスコ フロア”(5F)のトイレではフィッシャーマンズワーフのカニ(ダンジネスクラブ)が用を足しに来る皆さんをお出迎えします。
また、トイレの入り口から男女トイレに分かれるまでの誘導路はレンガと木でつくられた船着場の雰囲気を再現しており、潮の香りが漂ってきそうです。
なお、5Fのほかに4Fも“サンフランシスコ フロア”になっています。4Fにはサンフランシスコの古い街角にあるベーカリーをモチーフにしたトイレがあります。壁一面にたくさんの焼き立てパンが描かれており、一瞬、用を足しに来たのか腹ごしらえをしに来たのか忘れてしまいそうです。
写真:やま かづ
地図を見る“イスタンブール フロア”(3F)のトイレは至るところにドーム型の屋根のシルエットがデザインされており、イスラム教のモスクをイメージしていることは一目瞭然です。
トイレの入り口は照明を落としてモスク内部の敬虔な雰囲気を再現しているようですが、これはトルコ・イスタンブールというより、むしろアラビアンナイト的なインテリアです。
エキゾチックで妖艶な間接照明に照らされながら用を足す、この不思議な感覚を楽しんでください。
写真:やま かづ
地図を見るロンドンの街から「アンダーグラウンド(Underground)」のサインに従って階段をおりていくと、そこに広がっているのは地下鉄の駅。そして、ホームには既に車両がとまっており、今にも発車オーライな感じです。そんな様子を横目にやり過ごすと“ロンドン フロア”(2F)のトイレがあります。
ちなみに本家ロンドンの地下鉄のトイレは有料ですが、この“ロンドン フロア”のトイレは無料です。あなたも安心して発射オーライ!
写真:やま かづ
地図を見るトイレ入り口の暖簾(のれん)をくぐると日本庭園に盆栽が置かれていたり、壁から松の枝が伸びていたり、あるいは扉が障子になっていたりと、考えられる限りの和風を取り入れているのが“トーキョー フロア”(1F)のトイレです。
さらに、同じフロアの対角線上にあるもう一つのトイレは、山手線の駅名が書かれたサインボードが並んでいるショップの突き当たりにあります。こちらのトイレは、純和風のイメージではなく、ちょっと古いけど清潔に保たれているJRの無機質なトイレがモチーフとなっています。
しかし、そのトイレに一歩足を踏み入れると、トーキョーの「カワイイ」最新ファッションが目に飛び込んでくるという何とも説明のつかないコンセプト、これは実際に体験してみるしかありません。
写真:やま かづ
地図を見るイタリアの各地にある史跡を楽しんで、なおかつ用も足せるというのがここ“ローマ フロア”(GF)のトイレです。入り口中央には心に偽りのある者が手を入れると抜けなくなるという伝説の「真実の口」があります。
用を足す前に手を入れて抜けなくなると困るので、用を足してから手を入れることをお勧めします。
また、トイレ内部にはライオンの頭をかたどった彫刻が並んでいるエリアがあります。目が光ったり「ガオーッ!」と吠えたりしないかと恐る恐る近づくと、口から勢いよく水が飛び出します。そう、そこは手洗い場なんです。
「ターミナル21」の各フロアにあるトイレは、基本的にはメインエントランスに近い東側とモール奥の西側にあります。インテリアが派手で規模が大きいのは東側トイレですが、小さいながらも特徴が凝縮しているのは西側トイレです。
しかし、メインエントランスのある“イタリア フロア”(GF)には建物の構造上、西側にしかトイレがありませんのであしからず。
その他、映画をイメージした“ハリウッド フロア”(6F)、古い街角の雰囲気が楽しい“パリ フロア”(MF)、海賊船に迷い込んだような“カリビアン フロア”(LG)など、用もないけどトイレに行きたくなる魅力いっぱいの「ターミナル21」、ぜひチェックしてみてください。
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この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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