写真:たぐち ひろみ
地図を見る浅草の老舗ベーカリーといったら、まずこのお店の名前が挙げられるほど有名な「ペリカン」。トースト用の食パンがとても人気で、毎朝開店と同時にお客さんが列をなす繁盛店です。ここで売られているのは、食パン、山型パン、ロールパン、中丸パン、ドックパンの5種類。これにサイズのバリエーションが加わって、合計10種類のパンが店頭に並びます。
どれも昔ながらの「やわらかパン」で、何ともいえないふわふわ感が魅力ですが、一番人気はやはり食パン。特に通常よりひと回り小さいサイズの食パン(1斤と2斤で売られているもの)は、4つ切り、6つ切りにするとより厚みがでるため、トーストしたとき、外側カリカリ、内側ふわふわという、あの理想的な食感を最大限楽しむことができます。
とにかく地元で人気のパン屋さん、次から次へと焼き立てのパンが店頭に並びますが、来店客もひっきりなし状態。すぐに売り切れてしまうので、事前予約が断然おすすめです。
<基本情報>
住所:東京都台東区寿4-7-4
電話番号:03-3841-4686(月〜土 8:00〜15:30)
営業時間:8:00〜17:00
定休日:日曜日・祝日・特別休業日
アクセス:東京メトロ銀座線田原町駅より徒歩3分
写真:たぐち ひろみ
地図を見る浅草寺の北側、浅草寺病院の向いにある「あんですMATOBA」は、創業90年の餡(あん)の製造所が直営するパン屋さん。あんこが本業だけに、ありとあらゆる「あんぱん」が常時20種類以上並ぶ圧巻のお店です。お店に一歩入ったら、とにかくその種類の多さに圧倒されるはず。
「あんぱん」というと、普通はあずきのあんこが入ったパンを想像しますが、ここでいう「あん」は、ずんだ豆、うぐいす豆、白いんげんなどの豆類はもちろん、栗、かぼちゃ、ごま、リンゴなど、さまざまな食材を使った「あん」、つまりペーストの入ったパンをさしています。
お店の売上No.1は、ちょこんと乗った塩漬け桜が目印の「こしあんぱん」(写真上)。決め細やかで上品な舌触りのあんこが、さすがあんぱん専門店と思わせてくれます。他にも「桜あんぱん」、「草だんごあんぱん」など、季節ものも期間限定で登場。生地とあんにコーヒーを練りこんだ「コーヒーあんぱん」(写真下)なる変り種もあったりして、ハンパなしのバリエーションです!
写真:たぐち ひろみ
地図を見る「あんですMATOBA」では、食パン、バゲットなどの定番パンや、カレーパン、コロッケパンなどの惣菜パンも販売していて、こちらも人気。ホットコーヒーも1杯100円で提供しているので、軽い朝食や午後のおやつに立ち寄るのに最適です。
また、製餡所直営ならではの商品、おしるこ用の餡や甘納豆も買うことができます。ここの甘納豆はしっとりしたぬれ甘納豆。上品な甘さで、こちらもおすすめです。
<基本情報>
住所:東京都台東区浅草3-3-2
電話番号:03-3876-2569
営業時間:8:00〜18:30
定休日:日曜・祝日
アクセス:東京メトロ銀座線浅草駅より徒歩10分
写真:たぐち ひろみ
地図を見る「Manufacture」は、おいしいパンで人気の九段下のベーカリー「Factory」の姉妹店として、2015年にオープンした、浅草では珍しい本格的なパンを売るパン屋さんです。ある意味、あまり浅草っぽくはないのですが、雑居ビルの裏側に隠れたようにある入口といい、店舗のある3階まで利用する古いエレベーターといい、そこはかとなく地元感が漂います。
一転、お店の中はセンスのよい今どきベーカリースタイル。バゲット、カンパーニュ、ベーグル、クロワッサン、雑穀ブレッド、パンオショコラなど、見るからにおいしそうな焼き立てパンがずらりと並んでいます。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る目立たない場所にあるお店なのに、ひっきりなしにお客さんが訪れるのは、もちろん、それだけパンがおいしいから。「Manufacture(製造)」という名が示す通り、パン工房と呼ぶにふさわしいこのお店、ガラスで仕切られた作業場ではパン職人が忙しくパン作りの作業を続けています。国内産のよりすぐり小麦と天然酵母に、作り手の熱意が加わって焼き上げられるパンの数々です。
また、同じビルの1階には同じ経営のカフェレストラン「SUKE6 DINER」があり、こちらでも食事と併せてパン工房のおいしいパンが味わえますよ。
<基本情報>
住所:東京都台東区花川戸1-11-1 あゆみビル3F
電話番号:03-5830-3377
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日
アクセス:東京メトロ銀座線浅草駅A5出口より徒歩5分
写真:たぐち ひろみ
地図を見る浅草の観光エリアからちょっとはずれた観音裏の一画に店舗をかまえる「テラサワ」は、昭和感たっぷりな下町のパン屋さん。チョココロネ、あんパン、メロンパン、ブドウパンなどのお菓子パン、焼きそばパン、コロッケパンなどの惣菜パンや、定番ケーキ、スイーツ類が対面形式のガラス棚にお行儀よく並んでいます。
中でも一番人気なのが、生クリームたっぷりのその名も「生クリームコロネ」(写真)。ややしっとりめのパイ生地と甘さ控えめのクリームに妙に懐かしさを憶えるお菓子パンです。新作のあんこと生クリームをミックスした「あんホイップコロネ」も、あんこ好きには見逃せない!コロネ系は早く売り切れてしまうこともあるので、できれば午前中の来店がおすすめです。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る狭い間口、小さな店内。中高生が学校帰りにちょっと立ち寄るような、日常にしっかり溶け込んだ町中のパン屋さん。並んでいる手作り感たっぷりのパン類は、眺めるだけでも心がほんわかしてきます。いつまでもこのままであってほしいと思う、珠玉のお店です。
<基本情報>
住所:東京都台東区浅草6-18-16
電話番号:03-3875-5611
営業時間:月〜金 7:30〜19:00、土 7:30〜16:00
定休日:日曜日・祝日
アクセス:東京メトロ銀座線浅草駅出口A7より徒歩10分
写真:たぐち ひろみ
地図を見るメディアでも多く紹介され、浅草に来る観光客の間で絶大な人気を誇る「花月堂」の「ジャンボめろんぱん」。創業昭和20年という老舗の甘味処「花月堂」のイチオシ商品として15年くらい前から販売を開始し、今では「めろんぱん」がお店の代名詞にまでなりました。
この「ジャンボめろんぱん」、直径15pという巨大さにもかかわらず、カリッとした生地、空気をたっぷり含んだ中身のせいか、意外とあっさり食べらて、おやつにぴったり。その場で食べるなら焼き立てが一番ですが、潰れやすいので持ち運びにはちょっと不向き。おみやげ用なら、焼いてからやや時間をおいた「あら熱」がおすすめです。
現在、店舗は本店、雷門店、馬道店、浅草寺界隈に3つ。どのお店も和カフェが主体で、店頭でメロンパンを販売する一方、店内ではあんみつ、ぜんざい、抹茶などの和スイーツやドリンクが味わえます。さらに、系列店「浅草さくら」では、めろんぱんにアイスをはさんだ「アイスめろんぱん」を販売。これも見逃せません。
<浅草花月堂本店の基本情報>
住所:東京都台東区浅草2-7-13
電話番号:03-3847-5251
営業時間:9:00〜売切れまで
定休日:なし
アクセス:東京メトロ銀座線浅草駅より徒歩7分
浅草の人気ベーカリ−を厳選してご紹介しました。個性派のパン屋さんが作るこだわりのパンのひとつひとつを、ぜひ実際に味わってみてください。
パンの多くは朝一気に焼き上げるため、お昼ごろには売り切れてしまう商品もあるそう。お目当てのパンを確実に入手したいなら、開店時間を目指して訪れることをおすすめします。おいしいパンを食べながら、下町をぶらり散策するのもきっと楽しい一日に!
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/16更新)
- 広告 -