バールに到着し、素朴な小さな駅から外を見るとすぐ目に入ってくるのがホテルイビスバールツークです。
イビスバールツークの周辺には素敵な喫茶店が何軒かあり、焼きたてのパンやケーキがショーウィンドウに並び、目が奪われます。
ホテルと隣り合った建物には、スイスで最も大きいスーパーのひとつCOOPが入っています。
ホテルには駐車場がありますが、無料ではありません。車でお越しの方は、スタッフにその旨を伝えるといいでしょう。何日滞在かによって、最もお得なチケットを勧めてくれます。
イビスバールツークは高級なホテルではありませんが、ビジネスもしくは観光で快適に滞在するための必要な設備は全て整っています。ホテルのリンクは記事下部の関連MEMOをご覧ください。
ホテルに入ると、外からの印象同様にモダンなレセプションが迎えてくれます。赤と黒がモチーフとなったソファーや内装は、センスの良さを感じます。
レセプションのスタッフは皆さん英語がとても上手です。バールのあるツーク州はスイスのドイツ語圏にあたりますが、スタッフは英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語が流暢に話せる人がほとんどです。
スタッフは非常に親切で、電車やバスの路線や時間などの相談に乗ってくれます。観光やレストランなどの相談にも時間をとってアドバイスしてくれます。
平日の朝食バイキングは6時から10時まで、週末と祭日は6時から12時までやっています。
一人18スイスフランです。
様々なパン、ジャム、チョコクリームやクリームチーズは勿論のこと、スイスに来たら是非試したいビルシャーミューズリー、色々なスイス産チーズ、ハムやサラミのコールドプレートが並びます。ミューズリーは、牛乳をかけて召し上がっても結構ですが、スイス風にヨーグルトと混ぜてみましょう。消化が良い割にお腹の持ちが良くお腹の調子も良くなります。
色々な紅茶とハーブティーが並んでいる横には、イタリア風のコーヒーをセルフサーブ出来る立派なエスプレッソマシンがあります。
ちなみに、朝食バイキングをしているレストランでは、昼や夜にはスイス料理も楽しめます。一人前15スイスフランでチーズフォンデューはいかがでしょう。
ホテルでは無料Wi-Fiが利用可で、速度が速いです。宿泊者用の無料インターネットコーナーも入り口に設置してあります。
客室の床は新しいフローリングで、ベットは若干柔らかめです。シャワールームにはバスタブはありませんが、白で統一され清潔なバスルームです。タオルは床においておけば、日々交換してくれます。ホテルはエコを称賛しているので、きれいにかけてあるタオルは交換の必要なしと見なされます。
歯ブラシなどのアメニティーは置いてありませんが、リキッドソープとシャワージェルはついています。しっかりとしたドライヤーもついています。
室内に冷蔵庫はありません。館内に飲み物とスナックの自動販売機があります。
写真の客室には、ダブルベットの他にシングルベットが設置してあります。3台のベットですと客室が若干狭く感じますが、2人で滞在する場合にはゆったりとしています。
バールがあるスイスのツーク州は、ドイツ語圏にあたります。
バールは面積が25平方キロメートルほどの小さな町で、人口は約2万4千人です。
小さな町ではありますが、鉱山や非鉄金属の開発及び製錬で世界のトップに輝くグレンコア・ピーエルシー社の本社があります。医療機器製造企業として世界に名の知られたシラーグループAGの本社もバールにあります。その他、スイスが世界に誇る企業で本社をバールに置いている企業が幾つかあります。
また、バールには面白い見どころがいくつかあります。
ヘルグロッテン(Hoellgrotten)は、自然が作り出した幻想的な洞窟です。ゆっくり見て回ると2時間程はかかるでしょうか。こちらへは交通機関がありませんので、ホテルからタクシーで行かれると良いでしょう。10分程で着きます。ヘルグロッテンの詳細は記事下部の関連MEMOをご覧ください。
バールビール(Brauerei Baar)は、ビールメーカーです。ローカルなメーカーですが、バールビールは前述のヘルグロッテンを作り出したバールの自然の湧水を使っています。それゆえ、バールのビールは知る人ぞ知る極上なビールとして知られています。バールビールの詳細は記事下部の関連MEMOをご覧ください。
その他、バール市役所、聖マーチン教会、聖十字架チャペルなど素晴らしい建造物にはスイスの誇りを感じさせられます。
ツーク湖やツーク中心地まではバール駅から電車に乗って一駅です。約2分ほどで着きます。山あり湖有りと景色がきれいなので、お天気が良ければ歩いて行ってもいいでしょう。
写真は、イビスバールツークホテルの目の前のバール駅内の素朴なバスステーションです。
バールは日本人には知名度が高くない町かもしれませんが、ツーク、ルツェルン、チューリッヒというとご存じの方も多いでしょう。イビスバールツークは前述の町まで交通の便が良いにも関わらず、ホテルの室料は半分以下です。こじんまりとしたホテルですので宿泊客も多くなくゆっくり過ごせます。また、町全体もとても落ち着いた所です。
次回のスイス旅行でホテルを探されるなら、隠れ家のようなホテルイビスバールツークで決まりです。
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